結果論で、大のおとなが空騒ぎ。

マスコミと野党と自民党の抵抗勢力の残党が、ここぞとばかりにはしゃいでいる。結果論の責任を追及して泥仕合に持ち込めば、マスコミは繁盛して、野党や自民党の抵抗勢力議員もハッスルできて気分が良いだろうが、少なくともオレは嫌悪感をつのらせている。
いずれ、そのツケが選挙結果に反映されるだろう。

民主党の前原代表は、独自の「対案路線」を脇において、野党お得意の「上げ足取り・お祭り作戦」を踊り始めたが、これは前原サン自身の自己矛盾だ。結局は、目先の表面的な党内融和を優先しただけのこと。これで前原サンは終わったと思う。TVカメラの前で農水大臣の罷免を求める発言をしていた時の、紅潮して脂汗でテカった顔を見ると、前原サン自身が自己矛盾に追い詰められて焦っているのが、手に取るように伝わる。民主党は党内の優秀な人材を次々とダメにして行くのが得意だ。負け組になる組織の典型だ。優秀なお人好しホド、矢面に立たされて、潰される・・・という集団だ。サッサと同志を連れて自民党へ移って前原派でも立ち上げて、自民党の中で持論を闘わせる方が、ずっと持論を結果に反映させられると思うが?

それにしても、「改革の行き過ぎ」を責めている連中には、ちゃっかり改革そのものを否定して、旧き良き既得権者の馴れ合い政治に戻そうという本音が垣間見えて、何ともいやらしい。

小さな政府を象徴とする国家財政の建て直しは、やっと動き始めた段階に過ぎないわけで、状況そのものは未だ何も良くなっていない。
自助努力で復活したマクロ経済に影響する一部の巨大産業、そして国の至れり尽くせりのテコ入れで不良債権処理を進めた大手銀行、そして小泉改革の方向性に好感した海外の投資家が、「今が底値」と期待感で日本を買ってくれているだけのことだ。日本経済の実態が未だ脆弱であることは、日本で歯を食いしばって暮らしているほとんどの人の実感じゃないだろうか?

それから、ホリエモンのやって来たことが所詮は軽薄なペテンだったことは、良く分かった。でも、ホリエモンが捕まるまでの間、そういうペテン師の本質を見抜いた人は誰もいなかった。フジテレビだって攻め込まれた時に言えなかったし、経団連でさえメンバーに迎え入れた。自民党も応援した。全ては結果論だ。あの頃の雰囲気の中で、ホリエモンを少しでも受け入れてしまった、ほとんどの日本国民にとって、ライブドア事件は誰のせいでもなく全員が反省すべき問題だ。

BSEも強度偽装も、性善説の仕事の手順とシステムの甘さによって、ミスや悪意を通してしまったことが問題なのであって、自民党が米国の政治的圧力に屈して拙速な緩和をしたとか、建設業界と癒着して起きた問題というニュアンスの野党の指摘に違和感がある。

それを言うなら、何故、野党はルールの盲点と今の問題発生を予見して指摘しなかったのか?予見できなかったとすれば、それは野党にも責任があるだろう?人気とりの上げ足とりをするヒマがあったら、既にある法律の全てを総点検して、今後想定される問題と対応策を提案すれば良い。国会質疑は、そのためにあるのではないか?

要は、「誰の責任か?」という不毛な議論でなく、政治と産官学と市民が、それぞれの立場で淡々と再発防止をするだけのことだ。規制どうこうというより、ペテン師を感知して排除するノウハウとシステムを、それぞれの立場が身につけなくてはならない。市民にとっては、ホリエモンのやる事が虚業で、ライブドアのような会社の株を買わないようにするための知恵を身につけて実践するしかない。姉歯氏のような設計士が設計してヒューザーのような会社が分譲したマンションを誰も買わずに済むようにするための知恵だ。とりあえず、「相場ハズレの割安感には裏がある」、ということだろうか。

責任をとらせて小泉首相や担当閣僚を辞任させて何になる?野党には、小泉自民党の上げ足取りではしゃいでないで、問題の再発防止に向けて気の利いた建設的で合理的な法案の一つでも出してみろ、と言いたい。


防戦一方いら立つ首相 激しいメディア批判も [ 01月28日 19時09分 ] 共同通信
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 小泉純一郎首相がライブドア事件、米国産牛肉再禁輸、耐震強度偽装問題の「三点セット」による野党攻勢にいら立ちを募らせ、メディアや世論にまで批判をエスカレートさせている。9月の自民党総裁任期切れで退陣を明言する首相は、当初、国会論戦を小泉改革総仕上げの「行革国会」と位置付けていたが、程遠い序盤戦となり、ペースを狂わされたことが原因のようだ。
 「自民党が広告塔に仕立て上げたわけじゃない。メディアが盛んに持ち上げた」。首相は26日、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者を昨年の衆院選で自民党が支援した責任を記者団に問われると、気色ばんだ。24日にも「メディアの持ち上げ方は何だ。みんながもてはやした」と批判を展開したばかりだが、怒りは収まらない。

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by darkmind628 | 2006-01-30 12:38  

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