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与党内の二大政党による大統領制。

このまま行けば、今後の日本の政治システムは、実質は二大政党の大統領制だ。ただし、その実質とはテーマ毎に分かれる与党内を二分する意見が二大政党のような議論を行うようになること。今で言えば、「小泉→安倍系」と「福田系」、あるいは「小泉系」と「谷垣系」だ。そして、最大与党(自民党)の党首・総裁が事実上の大統領であり、総裁選挙が大統領選挙と同じ位置づけになる。大統領を選出したい国民は与党の党員にならざるを得ない。自ずと国政選挙は形骸化して、民主党、社民党、共産党は野党というより泡沫候補の諸派に過ぎない存在になって行くはずだ。

ただ、そこまで極端な姿になると民主政治そのものに対する批判が募って自民党を解体せざるを得なくなる。そうは言っても、国会審議は楽に進めたい。だから、与党の批判しか出来ない立場の人達にガス抜きが出来るようにするためにも、野党を「生かさず殺さず」の状態にさせておきたいのが自民党の本音だろう。


<毎日世論調査>ふさわしい次期首相、安倍氏が36% [ 04月03日 03時00分 ]
Excite エキサイト : 政治ニュース

 毎日新聞は1、2両日に全国世論調査(電話)を実施した。次期首相にふさわしいと思う政治家を自民党の6人を挙げて聞いたところ、安倍晋三官房長官が36%でトップ、福田康夫元官房長官が18%で続いた。1月の前回調査と同じ順位だが、両氏の差は28ポイント差から18ポイント差と大幅に縮まった。麻生太郎外相と谷垣禎一財務相はそれぞれ3%、1%にとどまり、ポスト小泉レースは人気度では二極化の構図が鮮明となった。
 前回調査では同じ質問の選択肢に民主党の政治家も加えており、安倍氏は38%、福田氏は10%だった。
 支持政党別では、自民支持層の53%が安倍氏を挙げたのに対し、福田氏は15%どまり。民主支持層は逆に福田氏が33%を占め、安倍氏は29%だった。今回は選択肢に民主党の政治家がなく、その分が「福田票」に流れた面もあるとみられる。小泉内閣支持層では安倍氏を挙げた人は53%で、福田氏の14%を圧倒。逆に不支持層では安倍氏の19%に対し福田氏28%と優位を占めた。
 性別では女性で安倍氏を挙げた人は40%、福田氏は13%だったが、男性は安倍氏32%、福田氏23%と接近。年代別では全年代で安倍氏が上回ったが、安倍氏は20代と40代(ともに41%)の支持が最多。福田氏は60代(28%)が最も高かった。【田所柳子】

by darkmind628 | 2006-04-04 14:51  

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