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安倍サンは、地味だから今の局面に最適なのだ。

ガンに侵され、合併症で死にそうな日本に、白い巨塔のしがらみを壊して、根治療法を宣言し、果敢に大手術を行った小泉サン。

だが、その治療は未だ道半ばだ。ICU(集中治療室)から一般病棟に移るかどうかの局面に過ぎず、しかも荒療治の副作用で体の隅々にダメージが残っている。だが、一命をとりとめた。

その治療方針を引き継ぐには、極めてデリケートで地道な対応が求められる。リハビリには、骨太な方針と根気強い努力が必要だ。

ミーハーな浅知恵は治療の邪魔だ。とにかく小泉サンが敷いた治療方針を、地味でも着実に進めるのが最善だ。だから、安倍サンは小泉サンが道筋をつけてくれた治療方針を守って、完治に向けて粛々と作業を進めるハズだ。それを小泉サンと安倍サンが、お互いに了解していて、信じられるからこそ、小泉サンは安倍サンに引き継がれるように立ち回ったのだと思う。

安倍サンを評して、「小泉サンと違って地味だ」、「挙党体勢重視では、旧い自民党に戻ってしまう」などと指摘するのは、ナンセンスだ。今すぐ、着実に地道な治療を進めて行くためには、内輪モメしている場合じゃない。先ずは挙党体勢が最も重要なのだ。

小泉サンは、自分に出来ない局面になったから、自ら退いたのだ。だから、安倍サンは、当然これからの局面に向いた方法で進めるべきだし、オレが言うまでもなく、安倍サンは黙ってそうしている。安倍サンは、表面的には若さと華やかさのイメージでミーハーなオバさん達の人気を集めているのかも知れないが、おそらく、安倍サンのやる事は地味で着実な対応になるだろうし、それが今の局面には最も適しているのだ。目先の人気取りで派手で軽薄な対応をしない限り、オレは安倍サンの自民党を支持して行く。

いま「ガラガラポン!」とばかりに、小泉サンに向う意地を張って、目先の異なる事を始めてしまったら、とんでもないことになる。治療は最後まで一貫性を持たねば、治療を長引かせるだけでなく、却って患者を死に追いやってしまう。だから、日本が完治するまで、オレは民主党の支持を考える気にならない。

ただ、あまりに地味だとミーハーな国民の支持は得られないし、今の支持を維持できない。
目前の参院選を勝たないと安倍政権が終わってしまうし、小泉改革が停滞して混迷する。

安倍サンの参院選の勝ち方は、「風を吹かせないこと」に尽きる。

「風」は、勧善懲悪のドラマが起こると吹いて来る。すなわち、誰もが分かる悪役を仕立て上げて、そいつらをやっつける…というシナリオだ。小泉サンが選挙の度にそうやって成功した手法だが、今の局面だと安倍サンに吹く風は逆風しか有り得ない。

というのも、与野党に関わらず郵政民営化に反対する勢力を全てやっつけて、自民党内の抵抗勢力も既に追い出した。構造改革における今後の悪役は官僚で、選挙の材料に使えない。野党を悪役にしたくても、与党と野党の勢力格差がついているから、これ以上に弱者の野党を追い込み過ぎると、国民世論に判官贔屓の力学が働いて、かえって与党が悪者にされてしまう。

ちなみに民主党はボロボロだ。前原一派の自滅と、レベルの低いスキャンダルの続出、そして頼みの綱の小沢サンが体調不良で動けそうになく、死に体だ。放っておいても民主党は勝手に崩れる。

何しろ地味な局面だから、安倍さんに向かって風を吹かせる材料が無いのだ。

こういう時は、無党派層を刺激しないで無関心になってもらい、投票率が低くなる状況にさせることだ。そうすれば、組織票が勝負を決める。組織票を固めるには、小泉サンが壊してチグハグしている党内をまとめて、挙党体勢にすることが大前提。特に全国の都道府県連を立て直すことが喫緊の課題で、既にあの手この手を打っているハズだ。追い出した議員の復党も、手の一つだ。

かくして、安倍サンの人事は挙党体勢を最重視して、バランスをとったものになった。当然の対応だと思うし、とりあえず今のところ大成功を収めていると思う。

今後、安倍サンに逆風を吹かせる「最も危険な刺激」は、靖国問題だろう。
今までの安倍サンの雰囲気からすれば、参拝するハズだが、参拝しなくても安倍さんの姿勢を責めない雰囲気が醸成されつつある。「参拝したいけど、美しい国づくりのためには、その前にやるべきことがあるので、行かないことにする。」というニュアンスが通れば、安倍サンの勝ちだ。

小泉サンが安倍サンにプレゼントしたカードは、内政と外交に、それぞれ1枚ずつある。小泉サンが、安倍サンが地味に埋没することを気づかって、派手に動けるカードを残しておいてくれたのだ。

内政カードは「デフレ脱却宣言」で、外交カードは「靖国参拝見送り」だ。いずれも使い方とタイミングを誤ると「もったいない」どころか、大損失を与えかねないが、虎の子のカードを上手く使えば、安倍サンの支持を固めることになると思う。

6ヶ国協議に北朝鮮を復帰させて、核開発と拉致問題に道筋をつけるには、どうしても中国の力が必要だ。その確信が得られるという前提で、「靖国」カードを切ると思うし、その下準備を実務レベルで着々と進めているのだろう。

ただ、未だ安倍サンにはワキの甘いところがある。例えば、所信表明演説のカタカナの多さだ。若さを演出するために、ワザとやったのなら、どうしようもない。ついつい、気づかいが至らなかったのだろうと思う。しかし、こういうミスをすると、つまらぬ所で足元をすくわれて、あえなく退陣を強いられる。絶対に気をつけるべきだ。
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by darkmind628 | 2006-09-30 11:49  

小泉サン、ありがとう。

賛否両面から小泉サンを論評する人は多々いるし、今後も多くの評論家や歴史家が小泉サンを論じるだろうが、「ありがとう」と素直に言う人は、案外オレだけかも知れない。

小泉サン、日本を救ってくれて、ありがとう。おかげさまで、死の淵にいた日本は一命をとりとめた。マジでそう思っている。こう書くと、「ホメ殺し?」などと書き込まれるだろうから、小泉サンが辞めてから、このエントリーを書くことにした。辞めた人ならホメ殺しにならないだろう。

小泉サンは、多発性の進行ガンになって、しかも重篤な合併症を起こして死にかけていた「日本」という患者の主治医になって、大手術を施した。

長年、歴代の主治医と医療スタッフは、誰もが根治療法では儲からないと思って、目先の対症療法と延命治療ばかりして来た。そして、診察代と薬代を稼ぐ医者と薬屋の食い物にされて、日本は借金してまで治療代を払い続けて来た。

小泉サンは、そんな日本の主治医になって、根治療法を宣言した。

そして、誰もが諦めていた全身に及ぶガンの転移に対して、日本の残る体力を信じ、痛み止めのモルヒネや対症療法のクスリを抑えて行きながら、患者と家族の悲鳴を諌めて叱咤激励しつつ、果敢に抗がん剤を投与した。そして、最も大きく、最も困難なガンの摘出手術を行った。

治療にあたっては、白い巨塔のしがらみや過去の権威にとらわれず、全国津々浦々から小泉サンの治療方針に賛同する気鋭の名医を集めて、白い巨塔の中であっても、存分に力を発揮するように最大限の配慮をした。

今やっと、日本は小泉サンが率いた医療チームの不眠不休の治療によって、ICU(集中治療室)から一般病棟へ移れるところまで回復した。

厳しい治療の副作用で、体の隅々に激しい痛みが残り、手足の端々には壊死したり機能障害が残ってしまう状況もある。オレ自身、日本の端っこにいる一個の細胞だが、壊死寸前だ。
だが、とにかく一命をとりとめた。これだけの思い切った治療は、小泉サン以外に出来なかったはずだ。

今後は、ガンの再発を注意深く監視しながら、端々に残った痛みを手当てして、体のあちこちに残った機能障害と体力のリハビリをしなくてはならない。まだまだ、退院して稼げるようになるには必要な治療が多々残っている。

谷垣サンと財務省は、治療費がかさんで破産するし、どのみち近々働いてもらわないと借金が膨らんで破産するのだから、いつまでも治療に甘えていないでサッサと退院して働け、稼げ…と言うが、もうしばらく養生してからでないと、また倒れてしまう・・・という意見が大勢を占めている。

財務屋サンは、目の前にある現金しか信じられないだろうけど、オレらにしてみれば、すごく元気になれたら、それだけしっかり働くことで、自ずと返済の苦労が軽くなるかも知れないのだから、そこを期待してくれよ?と言いたいのだ。

いずれにせよ、小泉サンは、白い巨塔のしがらみを押さえて、これだけの治療をするために、構想15年、最高責任者として5年も心血を注ぎ、しかも後継者に治療が継続できるような道筋までつけたのだ。私は、十分に責任を果たしたと思う。

安倍サンは、小泉サンが道筋をつけてくれた治療方針を守って、完治に向けて粛々と作業を進めるハズだ。小泉サンは、自分に出来ない局面になったから、自ら退くのだ。だから、安倍サンは、当然これからの局面に向いた方法で進めるべきだし、オレが言うまでもなく、安倍サンは黙ってそうしてる。安倍サンは、若さと華やかさが表面的なイメージだが、おそらく、やる事は地味で着実な対応になるだろうし、それが今の局面には最も適していると思う。

いま「ガラガラポン!」とばかりに、小泉サンに向う意地を張って、目先の異なる事を始めてしまったら、とんでもないことになる。治療は最後まで一貫性を持たねば、治療を長引かせるだけでなく、却って患者を死に追いやってしまう。

だから、「小泉サンと違う」、「挙党体勢重視では、旧い自民党に戻ってしまう」などと言う指摘は、ナンセンスだ。安倍サンは、地味だから今の局面に最適なのだ。

ありがとう、小泉サン。日本を救ってくれて、本当に、ありがとう。


小泉内閣が総辞職、安倍新総裁が小泉首相を見送り [ 09月26日 12時51分 ]

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9月26日、小泉内閣が午前の閣議で総辞職した。小泉首相は、およそ150人の官邸職員の拍手による見送りで首相官邸を後にした。代表撮影(2006年 ロイター)


 [東京 26日 ロイター] 小泉内閣は26日午前の閣議で総辞職した。小泉首相は同日午前、およそ150人の官邸職員の拍手による見送りで首相官邸を後にした。安倍・自民党新総裁も職員の列の中央で首相の見送りに加わった。
 小泉首相は総辞職にあたり「改革に終わりはない。私も一国会議員としてわが国の明日への発展のため、微力を尽くしていく考え」との談話を発表した。
 閣議後に記者会見した長勢官房副長官によると、閣議のあとの閣僚懇談会で小泉首相は「皆さんお疲れ様でした。これからも閣僚経験を生かして活躍してほしい」とあいさつした。
 また、小泉首相は「新総裁を盛り立てていくので健康を大事にしてがんばってほしい」と語った。これに対して、安倍新総裁は「よろしくお願いします」と一言だけ発言した。


安倍内閣も経済財政諮問会議を活用し改革を=小泉首相 [ 09月22日 20時04分 ]

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 9月22日、小泉首相(左)は、安倍内閣でも経済財政諮問会議を活用して改革を進めてほしい、と述べた。20日撮影(2006年 ロイター/Issei Kato)


 [東京 22日 ロイター] 小泉首相は、経済財政諮問会議について「ずい分熱心な会議だった」とし「改革を進めるのに実に重要な役割を果たした。諮問会議があったからこそ改革ができた」と評価した。そのうえで諮問会議を活用することで「安倍内閣でも改革を進めてほしい」と述べた。また、当初は消極的だった党も、政府に協力するよう変わったと指摘した。官邸内で記者団に語った。小泉首相にとって諮問会議への出席はきょうが最後となった。


退任する小泉首相、「やっと解放される」 [ 2006年09月22日 12時28分 ]

[東京 21日 ロイター] 来週、退任する日本の小泉純一郎首相(64)は、解放されるのを楽しみにしていると語り、後継者に次のような助言を贈った。「非情であれ」
5年以上の小泉の任期は26日に切れる。後任は安倍晋三(52)で、小泉は21日夜に東京のダウンタウンにある公邸を引き払う予定だ。
2001年に首相に就任した後、初めて出したメールマガジンで、小泉は、いつもボディガードに囲まれているため「24時間、かごの鳥のようだ」と表現して自由のなさを嘆いた。
21日に発行したメールマガジン最終号で、小泉は「この5年間、1日24時間、公人としてあらゆる事態に対処できるよう多大な努力をしてきた」と語った。
共同通信によると「公邸を去るのは名残惜しいか」と聞かれ、小泉は「いやいや、やっと解放されるよ」と答えたという。
小泉は戦後最年少の首相となる安倍晋三にアドバイスを贈った。
「重要な決定は自分で行うことだ。時には友情も好意も捨て、非情にならなければならない」
在任中、メディアの注目を集め続けた小泉は「自分は気の小さな普通の人間だと思っている。しかし最善を尽くしてきたと思うし、何かに守られてきたような気がするね。幸運が味方してくれたように思う」と語った。
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by darkmind628 | 2006-09-30 09:44  

最高の退き際。最高の賛辞をもって称賛したい。

後の歴史家や経済学者が、今の日本経済時代を考察するとき、絶対に竹中平蔵の業績を評価すると信じる。竹中サンは、口先だけの評論家や学者ではなかった。泥臭い現実から逃げずに、されど目先の現実に埋没しないで「あるべき姿」に向けて最高のバランス感覚で日本経済の方向性の軌道修正を実行した。

そもそも竹中サンを売国奴呼ばわりして、「あるべき姿」に異論を唱える人が少なくないとは思うが、日本経済が破綻して国としてデフォルトに陥るべきでない、という命題に異論を唱える人がいたら、そういう人こそ売国奴だ。

米国には学者出身で政策作りから泥臭い政治にまで入り込んで政策の実行運営までやり、現場の実績を引っさげて学者に戻る、といった人がいるだろうが、戦後の日本にそういう学者はいなかったのではないだろうか?明治以前までさかのぼれば別だろうが、現代の日本で学者と言えば、泥臭い政治には立ち入らず、せいぜい諮問会議のメンバーとして提言するまでで、政治そのものに立ち入らせない風土があったと思う。これをブチ壊したのが小泉サンだった。

竹中サンが、これまでの経緯を理論体系にして発表すれば、ノーベル経済学賞をもって評価されても良いのではないかとさえ思う。何しろ日本発の世界恐慌になりかねない極限の危機から、マクロ経済を成長軌道にのせて、デフレ経済をいつでも脱却宣言出来る状態にまで導いたのだから。もちろん、民間の努力をはじめ、多くの既得権者の犠牲、多岐に及ぶ関係先の尽力あってのもので、竹中サン一人で成し遂げたと言うつもりは無い。だが、オレは竹中サン無くして今よりもマシな状況にはならなかったと納得する。口先だけの人間や、竹中サンをゴチャゴチャ批判する人には絶対に出来なかったハズだ。

小泉サンは、竹中サンの実務能力が無ければ、絶対に構造改革をここまで成し遂げられなかった。

そして、竹中サンは恐るべき忍耐力と強い信念をもって、あらゆる抵抗勢力や各種メディア、評論家の攻撃から逃げずに耐え、致命的な脇の甘さも見せずに、改革の道筋をつける大きな一歩を踏み出して、一つの山を登りきった。

オレが思うに、この日本で構造改革をやるというのは、地球の自転を逆回転させるようなものだ。志と能力のある者が全知全能をもってしても、地球の自転に逆噴射を与えて減速させるまでの段取りをするだけで、燃え尽きてしまうはずだ。小泉サンは、現状の自転が減速し始めた段階で、任期満了となって退任するのだ。

地球の自転が止まり、逆回転を始めて狙いの回転速度に落ち着く所を期待するなら、やり方が悪いだの、物足りないと不満を叫ぶ人が必ずいるだろうが、そういう連中に限って当事者意識も当事者能力も欠如している。欠如しているから、平気でそういう不平不満が言えるのだ。

小泉内閣にオールマイティな結果を求めて批判したり評価しない人は、物事の有難味を謙虚に評価できない身勝手な人か、単なる野党で与党の当事者の足を引っ張ること自体を目的としている人、そして、既得権益に護られ「持ちつ持たれつ」の「ぬるま湯」的な人情に頼って、お気楽な人生を歩んで来たのに、小泉改革の犠牲となってオイシイ権益を奪われてしまった人達だ。

気が滅入るのは、約4割の国民が小泉政権を評価してないということ。上記のような立場の人が4割いるのかと思うと、日本はいつまで経ってもネクラな国だ。人を誉め称えるよりも、他人のアラ探しが大好きな日本人の心。でも、これぞ日本の持ち味。陰翳礼賛ってか?


竹中氏議員辞職、安倍政権では改革一辺倒路線の修正も [ 09月15日 18時54分 ]
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 9月15日、竹中総務相の議員辞職表明に関連し、与党内では毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする反応がみられる。2005年10月撮影(2006年 ロイター/Yuriko Nakao)

  [東京 15日 ロイター] 小泉構造改革のシンボル的な存在だった竹中総務相の議員辞職表明に関連し、与党内では毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする反応がみられる。次期政権の政策運営には構造改革路線だけでなく、経済成長路線も加わるとのエコノミストの見方もある。
 長勢官房副長官は15日午後の記者会見で、竹中氏について不良債権処理など構造改革で功績を挙げたと評価した。一方、自民党内での竹中アレルギーも根強く、野田毅元自治相は15日、「米国の国益にかなうことばかりやっており、問題点は多かった」と批判。竹中氏を評価できるとすれば何かとの問いには「説明が上手な広報マンだったこと」と皮肉を込めた。
 政治評論家の屋山太郎氏は、竹中氏は今年春ごろ首相から関係を絶たれたと説明する。しかし、安倍氏に近い筋は今週はじめ、「安倍氏と竹中氏はデフレ認識に関するコメントが同じなので、その点を考慮すると両者の関係は完全に切れてはいない」と見ていた。
 安倍政権での入閣は厳しいとの見方が強まっていたが、屋山氏は「安倍氏は竹中氏の知恵を使いたいのではないか。首相補佐官というポストもある」と指摘していた。
 野村証券シニアエコノミストの木内登英氏は「海外では、小泉改革を推進した立役者として竹中氏の評価はかなり高い。竹中氏の政界引退のニュースを、小泉改革路線の後退とマイナスに受け止める海外投資家は多いものと思われる。海外市場での反応を慎重に見極めたい」としている。
 また「安倍政権が発足すれば改革路線一辺倒ではなく、改革と成長の双方を目指すなど政策の路線修正が次第に明らかとなろう。竹中氏の政界引退によって、こうした流れは加速するだろう」と見ている。


竹中総務相、議員辞職を表明・「役割終わる」 [日本経済新聞]

 竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は15日、首相官邸で小泉純一郎首相と会い、小泉内閣が総辞職し新政権が発足する26日付で参院議員を辞職する意向を伝え、了承を得た。竹中氏はこの後の記者会見で「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界における私の役割は終わる」と強調。国会議員としての最後の仕事は「首相とともに5年半構造改革をしてきた安倍晋三候補に1票を投じることだ」と安倍氏支持を表明した。
 竹中氏は2001年の小泉内閣発足で慶大教授から経済財政担当相として入閣。以後、金融担当相などを歴任し、小泉政権と歩みをともにしてきた。「小泉改革」の司令塔として不良債権処理など日本経済の再建に大きな役割を果たした。05年には小泉内閣最大の課題であった郵政民営化の実現にも貢献した。
 04年7月の参院選に出馬、自民党比例代表候補で最多となる72万票を獲得して初当選した。竹中氏の議員辞職に伴い、比例選での得票数が自民党で16位だった女子プロレスラーの神取忍氏が繰り上げ当選する見通し。 (13:46)


竹中総務相が議員辞職表明 小泉首相退陣に伴い [ 09月15日 13時38分 ] 共同通信

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日午前の記者会見で、26日の小泉内閣総辞職に伴い、参院議員を辞職する意向を表明した。会見に先立ち小泉純一郎首相に報告、了承を得た。竹中氏は会見で「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界での役割は終わった」と述べた。
 竹中氏は郵政民営化をはじめ一貫して小泉構造改革の推進役を果たしてきた。後継首相が確実視される安倍晋三官房長官は改革継承を打ち出しているが、小泉改革の象徴ともいえた竹中氏の辞職は「安倍政権」の改革路線に微妙な影響を与えそうだ。
 竹中氏は会見で、自民党総裁選では安倍長官に1票を投じることを明らかにした上で「民間人、経済の専門家として貢献できることは何でもするつもりだ」と述べた。
 15日の閣議後に小泉首相と会い、議員辞職の考えを伝えると、首相は「ご苦労さまでした」とねぎらった。


竹中総務相が議員辞職表明 小泉首相退陣に伴い [ 09月15日 12時25分 ] 共同通信

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日、9月下旬に小泉内閣が総辞職するのに伴い、政治的な役割は終わったとして、26日に議員辞職する意向を表明した。
 竹中氏は2001年4月の小泉内閣発足で慶応大教授から経済財政担当相に就任、経済財政諮問会議を舞台に小泉改革路線をけん引、02年からは金融担当相も兼務し、金融機関の不良債権処理を推進した。04年には郵政民営化担当相を兼ね、小泉純一郎首相の悲願だった郵政民営化関連法の成立に尽力。05年10月の内閣改造では総務相に横滑り、小泉政権の5年半にわたり閣僚を務めた。
 04年の参院選に自民党の比例代表で出馬、72万票余りを獲得し、トップ当選を果たした。竹中氏は15日午前の閣議終了後の記者会見で「私の政治の世界の役割は小泉首相を支えることだった」と述べた。


<竹中総務相>参院議員辞職、政界から引退へ 首相に伝える [ 09月15日 12時10分 ]

 竹中平蔵総務相は15日午前、首相官邸で小泉純一郎首相に会い、小泉内閣の退陣と同時に参院議員を辞職し、政界から引退する考えを伝えた。関係者によると、慶応大学に新たに出来るシンクタンクの代表に就任し、民間人として次期政権の改革継続に引き続き協力していくという。
 竹中氏は記者会見で「総務相を辞める際、参院議員も辞職したい。大臣に就任した時から、ずっと思っていた。小泉内閣の節目をもって政治の世界での私の役割は終わると思った。議員を途中で辞することは、(参院選で)投票してくれた72万人の人には申し訳ないと思っている」と語った。
 竹中氏に近い自民党幹部によると、「安倍晋三官房長官が首相になれば、民間人として協力したい意向と聞いている」という。
 竹中氏は小泉首相の構造改革の推進役を果たし、不良債権処理などを先導した。01年4月の小泉内閣発足とともに経済・財政政策担当相に就任。02年には金融担当も兼務、昨年10月からは総務相として5年5カ月にわたり一貫して閣僚を務めた。
   ◇   ◇   
 竹中氏が議員辞職すると、04年参院選比例代表で自民党の得票16位で次点だった女子プロレスラーの神取忍氏(41)=本名・神取(かんどり)しのぶ=が繰り上げ当選する。


竹中総務相が9月26日付での参院議員辞職を表明=総務省関係者 [ 09月15日 13時52分 ]

e0013611_1551775.jpg 9月15日、総務省の広報担当者によると、竹中平蔵総務相は9月26日付で参院議員を辞職すると表明した。1月撮影(2006年 ロイター/Sebastian Derungs)

 [東京 15日 ロイター] 総務省の広報担当者によると、竹中平蔵総務相は15日午前の閣議後会見で、9月26日付で参院議員を辞職すると表明した。安倍晋三官房長官は、閣議後の会見で、竹中総務相の進退問題について聞かれ、「その問題は竹中氏がおそらく自ら(小泉首相に)おっしゃたのだろう」と語った。


竹中重要ポスト起用説に NHKやNTT疑心暗鬼 2006/9/ 9

e0013611_15404613.jpg 竹中平蔵総務相が、通信・放送分野の改革策に関する法案提出や実施時期を明記した「工程表」を2006年9月1日の閣議後会見で公表し、永田町や業界で波紋を呼んでいる。新内閣でも引き続き竹中氏が重用される可能あり、とする見方が出てきたからだ。

竹中氏が総務相就任とともに立ち上げた「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)はNTT解体やNHKの縮小などを目指したものの、自民党の族議員らの厚い壁に阻まれた。小泉政権の退陣に伴い、竹中氏の政治的影響力が喪失し、改革策は看板倒れで立ち消えになると見られていた。

竹中氏の「改革第2ラウンド」に警戒感も強まる

次期内閣でも重用される? しかし、ポスト小泉の次期首相就任が確実な安倍晋三官房長官が自民党総裁選で唱えている「成長無くして財政再建なし」「ITを軸にした成長促進」などは竹中氏の持論そのもの。このため、NHKやNTTなど通信・放送業界や永田町の族議員の間では、竹中氏が仕掛けた通信・放送改革の攻防の”第2ラウンド”に警戒感も強まっている。

竹中氏は総務相在任期間があと1カ月を切る中、8月末には通信・放送の融合に対応した通信と放送の関連法の抜本的な見直しを行う有識者研究会の初会合を開催した。席上、「2011年の完全デジタル化元年に向けて早急に検討を進めて欲しい。10年20年先に、通信と放送の融合の(経済や社会に対する)インパクトが大きかったと評価されると確信している」と強調。現在、「有線」「無線」などの伝送手段による区別や、通信と放送という概念で9つに分けられている電波法など9つの関連法をデジタル化進展に合せて統合・整理する方針を示した。

  さらに、9月1日には通信・放送改革の工程表を発表した。NHKに関してはチャンネル数削減に関する検討会を9月中に設置することを打ち出したほか、音楽・芸能・スポーツ制作など娯楽部門の本体からの分離や、映像伝送部門への別会計制度の導入などの組織改革について9月からNHKと協議を開始。改革策を「07年以降早期に実施する」と明記した。

安倍周辺に経済戦略に関する有力アドバイザーが見当たらない
一方、NTT改革では「(持ち株会社廃止やグループ間の資本分離など)組織問題は2010年に検討を行い、速やかに結論を得る」と6月の政府・与党の合意を尊重する姿勢を示したものの、組織問題を検討する前提となる市場の競走状況は「毎年、評価・レビューする」と強調。NTT解体に改めて意欲を示す内容になった。
通常、任期切れを間近にした大臣は次期政権の後継大臣に遠慮して、新たな政策や具体的な政策スケジュールを打ち出すことはためらうもの。竹中氏が退任まで1カ月を切ったこの時期に次々と研究会を立ち上げていることをどうみるべきか。竹中氏の去就についてはこれまでポスト小泉政権では閣外に去り、「政治的な影響力もフェードアウトする」「議員も辞めて、米大学教授に転身するのでは」(政府筋)などとする見方が大勢だった。しかし、最近で安倍官房長官周辺に経済戦略に関する有力アドバイザーが見当たらないことから「引き続き竹中氏が重用される可能性が出てきた」(自民党筋)との観測が急浮上。閣内に止まらなくても、首相補佐官などの立場で経済政策への影響力を保持するとの見方も出ている。


<小泉政権>64%が評価 毎日新聞世論調査 [ 09月15日 03時00分 ]

 毎日新聞が実施した全国世論調査(面接方式、今月1~3日)で、5年5カ月に及んだ小泉純一郎政権について聞いたところ、「評価する」と答えた人が64%に上った。「評価しない」は34%だった。約3分の2が小泉政権を評価したことは、「小泉路線」をどの程度継承するかを中心に、次期首相の政権運営に少なからぬ影響を与えるとみられる。政策面では、北朝鮮を2度訪問し拉致被害者の一部を帰国させたことへの評価が高く、社会保障政策、イラクへの自衛隊派遣が不評という結果が出た。
 小泉政権を「評価する」と回答した人を男女別にみると、男性が62%、女性が65%だった。年代別では20、40歳代が67%と最も高く、30歳代も66%。女性と若壮年層の評価が比較的高い傾向が見られた。
 支持政党別にみると、自民支持層が84%、公明支持層が71%で、野党支持層は民主、共産、社民がそれぞれ39%、32%、28%だった。野党では評価が逆転しており、「評価しない」との回答は、民主、共産、社民でそれぞれ58%、67%、73%だった。
 具体的政策などは、小泉首相がやったことのうち、「良かったと思うもの」と「間違っていたと思うもの」をそれぞれあらかじめ七つの選択肢を用意して尋ねた。
 「良かったもの」は(1)北朝鮮から拉致被害者の一部を帰国させた51%(2)郵政民営化18%(3)積極的な不良債権処理9%――の順。02年の電撃訪朝、拉致被害者の帰国が高い支持を得た。「在日米軍再編の合意など日米同盟を強固にした」と「イラクに自衛隊を派遣した」はそれぞれ3%、4%にとどまり、安全保障政策への支持は集まらなかった。
 一方、「間違っていたもの」は「医療、年金など社会保障制度改革」が28%でトップ。将来への国民の不安感をぬぐえなかったことをうかがわせた。続いて「イラクに自衛隊を派遣した」18%、「毎年、靖国神社に参拝してきた」17%の順で、外交姿勢を疑問視する世論が浮かんだ。「郵政民営化」も11%に上り、評価が分かれる政策という結果となった。【山下修毅】


竹中氏、悪意に満ちた批判に耐えよくがんばった=小泉首相 [ 09月15日 19時54分 ]

e0013611_2114528.jpg 9月15日、小泉首相(写真)は竹中総務相が議員辞職を表明したことについて「悪意に満ちた批判に耐えてよくがんばってくれた。感謝している」と述べた。11日撮影(2006年 ロイター/Bob Strong)

 [東京 15日 ロイター] 小泉首相は、竹中総務相が議員辞職を表明したことについて、「悪意に満ちた批判に耐えてよくがんばってくれた。感謝している」と謝意を示した。小泉内閣の構造改革には竹中氏なくして語れないと述べた。竹中氏の今後に関しては、「大臣経験はプラスになる」との見方を示した。官邸内で記者団に語った。
 また、同首相は内閣府が今朝発表した9月月例経済報告でデフレ脱却が見送られたことについて「(デフレ脱却宣言は)客観的な経済指標をみて判断するならいいが、(自身の退任に合わせて)成果として政治判断によるデフレ脱却宣言はやめてくれといってきた」と述べた。


首相、竹中氏の手腕評価 「説明責任」求める声も [ 09月15日 20時33分 ] 共同通信

 小泉純一郎首相は15日夜、竹中平蔵総務相が小泉首相退陣に伴い、参院議員を辞職することについて「小泉改革を語る場合に竹中氏なくして語ることはできない。悪意に満ちた批判に耐え、よく頑張ってくれた。感謝している」と述べ、郵政民営化などで発揮した竹中氏の手腕を高く評価した。官邸で記者団の質問に答えた。
 自民党総裁選を優位に進めている安倍晋三官房長官も記者団に「大変な功績を挙げた。改革を進める中、風圧を恐れず、先頭に立って論陣を張った姿に敬意を払いたい」と述べ、竹中氏が議員辞職しても改革路線の継承に影響はないと強調した。


役人に嫌われ続けた 竹中総務相の5年5カ月 2006/9/15

竹中平蔵総務相は2006年9月15日、政界引退を表明したが、霞が関の役人たちは一様にほっとした表情を見せる。これほど官僚から嫌われた大臣も珍しかったからだ。

閣議後、竹中総務相が、小泉純一郎首相の退陣と同時に、大臣職ばかりか参議院議員の職までも辞すると発表した。一時は、「ポスト小泉」の声も挙がったほど政治力に長け、権勢をふるった出色の経済学者は、首相に殉じるかたちで、あっけなく国会の赤絨毯から去っていく。

「ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」

竹中大臣退任で官僚は一安心? 「これで、やっと正常な姿に戻ることができる。郵政という組織に手を突っ込まれ、ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」
ニュースを聞いて、旧郵政官僚のひとりは、感無量といった様子で熱っぽく語った。
竹中氏は小泉首相の構造改革の推進役を果たし、不良債権処理などを先導した。01年4月の小泉内閣発足とともに経済・財政政策担当相に就任。02年には金融担当も兼務、05年10月からは総務相として5年5カ月にわたり一貫して閣僚を務めた。

現在総務相の下で働く旧自治省出身の官僚も、安堵感を隠すことができない。彼らの権力の源泉である地方交付税削減に向けて、竹中総務相は改革をすすめている。辞職まであと10日余り。何とか逃げ切ることはできないか…。いまはそんな気持ちなのだろう。

「正直、竹中さん以外ならだれが大臣に来ていただいても構わない。大歓迎です」
淡々と感想を述べたのは、旧総務庁出身の官僚だ。現在の松田次官は、総務庁の人間で、竹中総務相の強い引きによって次官に就任している。役人にとってはそんなことは関係ない、ということなのだろう。

講演料も入って、経済的には辞職後のほうが裕福
さて、竹中総務相の後釜だが、いま密やかに省内で囁かれているのが、公明党の政治家がその椅子にすわるのではないかということだ。具体的には、冬柴鉄三幹事長の名前などが挙がっている。公明党は、9月11日、北側一雄国土交通相に代わり、次期内閣に冬柴幹事長を閣僚として推薦する方針を固めた。
「公明党の大臣というのは、割に扱いやすいので、僕らは歓迎しています。余計な口を出してこないし、官僚の意見を聞きますから」
というのが総務官僚の共通認識のようだ。
竹中氏については、最近小泉後をにらんで、安倍晋三官房長官に取り入っているという噂も流れていたが、総裁選レースは安倍氏圧勝の情勢で、竹中氏の居場所はどうあってもなく、省の内外で孤立を深めていたという。
そのせいか、竹中氏は米国やブラジル連邦共和国などに頻繁に外遊に出掛け、かねてからの目標である「ハーバード大学教授」就任への布石をうっていたと評判だ。新たに出来るシンクタンクの代表に就任するという説もでている。いずれにせよ、講演料など雑所得が2,000万円近くある竹中氏のこと。経済的には辞職後のほうが裕福になるかもしれない。
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by darkmind628 | 2006-09-15 13:35