渡部サンが、小沢氏の対応について「ちゅうちょしているのではなく、もったいをつけている。『おれはやりたくないけど、周りが言うなら(出馬する)』としたい」と批判したというのは、大喝采だ。小沢サンの陰険な印象を突いてくれた気がする。
そもそも、小沢サンも菅サンも年金ちゃんと払ってなかったのに、そういう議論しなくていいの?菅サンは何年か前に浮気がバレて騒ぎになったのに、そんな人が政権を担うつもり?自民党だって宇野サンが首相になった途端に女性問題がバレたりして不人気のまま2ヶ月で退陣したよね?年金問題で、この人達は自分のワキの甘さを棚上げして与党にどんな顔して突っ込み入れるんだろ?
まぁ、小沢サンも菅サンも民主党を立て直せない事をハッキリさせるためには必要なプロセスかも知れない。民主党は、元々イデオロギーが異なる立場の人たちが「倒閣」だけを接点に集まった寄り合い所帯。成り立ちそのものから、批判票しか集められない集団なのだ。官僚による自動運転の天下泰平な時代ならともかく、待ったなしで構造改革が求められる変革の時代には、あくまで与党の引き立て役に過ぎない政党だ。
菅氏が代表選に出馬の意向=小沢氏と一騎打ちも=差替 [ 04月04日 13時17分 ] 共同通信
民主党の菅直人元代表は4日、代表選に出馬する意向を固めた。菅氏周辺が明らかにした。菅氏は同日、都内のホテルで江田五月参院議員会長ら周辺議員と会い意見交換。この後、菅氏は記者団に「代表選が本筋だろう。立候補をした方がいいという声をしっかり受け止め判断したい」と明言した。
一方、鳩山由紀夫幹事長は渡部恒三国対委員長との会談で、挙党態勢の確立に向けて、有力候補の小沢一郎前副代表と菅氏が代表選後に協力し合うことを確認した上で、選挙に臨む形が最も望ましいとの認識を表明。党内では話し合い決着を求める意見が強いが「談合と批判される」との観点から投票選出を求める声もあり、小沢、菅両氏の一騎打ちとなる可能性が出てきた。
<民主党>新代表選び 一本化調整に渡部氏が批判 [ 04月04日 12時56分 ]
民主党の新代表選びは4日午前、鳩山由紀夫幹事長が横路孝弘衆院副議長、渡部恒三国対委員長ら実力者と相次ぎ会談するなど、3日に続き挙党一致態勢の確立に向け調整が続いた。
渡部氏は鳩山氏に対し、新代表選びについて「選挙で選ばれることが望ましい」と強調。小沢一郎氏への一本化を前提とした事前調整にクギを刺した上で、鳩山氏が党内調整のため実力者と会談を重ねていることについても「(小沢氏への一本化と)誤解されている」と指摘した。渡部氏はこれに先立つTBSの番組でも、小沢氏の対応について「ちゅうちょしているのではなく、もったいをつけている。『おれはやりたくないけど、周りが言うなら(出馬する)』としたい」と批判した。
一方、小沢氏を支持する横路氏は、鳩山氏との会談で「話し合いがすぐに談合ということにはならない」と述べた。さらに「菅直人、小沢の両氏が、じっくりとオープンな形で会う機会を作ることが大事だ」と語り、小沢、菅両氏が直接会談する必要性を訴えた。鳩山氏は「どう決めるかが大事。オープンな形で決めたい」と同調した。【山田夢留】
小沢氏で話し合い決着も 民主代表選 [ 04月03日 22時45分 ] 共同通信
民主党の新代表選びは3日、出馬を前向きに検討する考えを示した小沢一郎前副代表を軸に話し合い決着を目指す動きが強まった。羽田孜元首相、鳩山由紀夫幹事長、横路孝弘元副代表に近い各議員グループは相次ぎ小沢氏支持で一致。小沢氏は同日夜の鳩山氏との会談で、対抗馬に目される菅直人元代表と正式な形で協議したい意向を示唆した。菅氏は挙党態勢の実現を優先させる考えを示した。
鳩山氏は羽田、菅、小沢各氏ら実力者を回り、挙党態勢の確立が必要との認識で一致した。
小沢氏は鳩山氏との会談で、菅氏との候補者調整を念頭に「話し合いは民主政治の基本で、拒む風潮はおかしい。密室性を問われることが問題なので、そうならないようオープンにやりたい」と強調。鳩山氏も「必要なら仲介する」と述べた。
<民主党代表選>小沢、菅両氏 選出手法の駆け引きも激化 [ 04月03日 20時55分 ]
民主党代表選びで小沢一郎前副代表が3日、出馬意欲と同時に党内情勢を見極める姿勢も強調したのは、あくまで党内の多数派形成による実権掌握への執念を示したものとみられる。鳩山由紀夫幹事長が実力者との会談に乗り出したことも、話し合いによる「小沢一本化」に向けた環境整備と党内では受け取られている。ただ、一方では菅直人元代表の動向次第で投票による選挙が実施される可能性も残っており、焦点の2氏をはさみ選出手法の駆け引きも激化している。
「政権交代を実現するためには最後の機会かもしれない」――。小沢氏の3日の発言は、これまでになく出馬の意向を強く示したものだった。しかし、出馬表明を先行させて投票決着も辞さない姿勢を示す手法は、やはり用いなかった。
事実、3日から小沢氏支持派による多数派工作は活発化している。周辺の一人は小沢氏について「『(旧民社党系の)川端(達夫国対委員長代理)君の支持を取り付けてほしい』と言っていた」と漏らすなど、一本化に向けた小沢氏の思いを代弁する。
その舞台回し役は、鳩山氏だ。羽田孜元首相や岡田克也前代表ら党内実力者と相次いで会談し、挙党一致態勢づくりへの協力を求めた。以前から小沢氏への期待感を示してきた鳩山氏だけに、こうした動きは党内で小沢氏への一本化工作と受け止められている。羽田氏は「小沢氏は自民党の幹事長など経験を持っている」と、小沢氏支持の姿勢を示した。
一方で、小沢氏に批判的な勢力は投票による決着を主張することで、こうした動きに対抗している。渡部恒三国対委員長は同日夕、党両院議員総会で顔を合わせた鳩山氏に「羽田君から『小沢一本化で鳩山君と一致した』と言われたが、本当か」とかみつき、鳩山氏が「言っていない」と釈明する場面も。「談合屋になったつもりでうれしがっている」。渡部氏は記者団に、鳩山氏への不快感を示した。
ただ、小沢氏支持が着々と党内にも広がる中、「投票決着派」の戦略は菅氏の出馬頼み、という弱点があるのも事実だ。菅氏は同日、記者団に「まずは全体のことをしっかり考えてみたい」と語り態度表明を避けたが小沢氏との協力には含みを持たせており、投票決着派は菅氏の動向に気をもんでいる。【尾中香尚里】
<民主党代表選>小沢氏前向き姿勢で政府与党内も意識 [ 04月03日 20時16分 ]
民主党の小沢一郎前副代表が代表選出馬に前向きな意向を示したことを受け政府・与党内には3日、「虚像に惑わされずにやっていくべきだ」との声が出るなど、早くも同氏を意識した発言が相次いだ。
3日の衆院行政改革特別委員会では、前原誠司代表と菅直人元代表が相次いで質問に立った。小泉純一郎首相は「(民主党)党首が続いて質問した。この後に小沢さんが質問されるのかと思っていた」と皮肉りながらも、小沢氏への意識を隠さなかった。
政府・自民党協議でも「小沢神話」を警戒する出席者の指摘に対し、自民党の細田博之国対委員長が「自民党時代の小沢氏を知る人は今では少数」と述べた。ある閣僚も「もはや小沢氏が頼れる側近は少なく、党内をまとめられない」と、「小沢警戒論」の払しょくに躍起だった。【平元英治】
<民主党>小沢氏、代表選出馬に前向きな考え示す [ 04月03日 11時37分 ]
民主党の小沢一郎前副代表は3日午前、東京都内の個人事務所前で記者団に対し、前原誠司代表の辞任に伴う民主党の後継代表選びについて「どんな立場であれ今まで以上に頑張り(来年の参院選で)自民、公明両党の過半数割れを起こしたい」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。同時に「国民の期待に答え、選挙に勝って政権を握るための挙党態勢を作る観点から、それぞれが考える機会にしたらいい。私自身もじっくり考えたい」と述べ、党内情勢を見極める考えも強調した。
小沢氏は来年の参院選、次期衆院選の政治日程について「政権交代を実現するためには(自分にとって)最後の機会かもしれない」との認識も示し、政権交代実現への強い意欲を示した。
毎日新聞などの世論調査で「次の代表にふさわしい政治家」のトップに挙がっていることについて「国民のその時々の意向を反映していることではある。それも一つの要素だ」と指摘。「100%『この人がいい』という人はいるわけではない。欠点を補い合い、目標を達成することにしなくては、前原氏が(辞任を)決断した意味がない」と、自らへの党内の「アレルギー」をけん制したとも受け取れる発言をした。小沢氏は同日夜、鳩山由紀夫幹事長と会い後任代表選びへの意見交換を行う。一方、菅直人元代表は同日午後、衆院行政改革特別委員会で質問に立ち、小泉純一郎首相との論戦に臨み、後継問題をめぐる調整は本格化する。【衛藤達生】
<毎日世論調査>ふさわしい民主党代表、小沢氏が25% [ 04月03日 03時00分 ]
毎日新聞が行った世論調査で、7日に選出される民主党の新代表にふさわしい人を6氏の名を挙げ聞いたところ小沢一郎前副代表が25%とトップで、菅直人元代表が17%で続いた。今の民主党に政権担当能力があるかを聞いたところ「ない」が69%と「ある」の21%を大きく上回り、前原誠司代表の辞任に発展した偽メール事件による信頼失墜を反映した。
小沢、菅氏以外では鳩山由紀夫幹事長が9%、岡田克也前代表が7%、渡部恒三国対委員長が4%、枝野幸男党憲法調査会長が2%で、小沢、菅両氏が他を大きく引き離している。ただ「この中にはいない」が26%と最多で、人材不足も浮き彫りにした。
小沢氏を挙げた人は民主支持層でも28%と菅氏の22%を上回った。自民支持層では30%と菅氏の14%を倍以上に引き離すなど保守層にも人気度が高く、幅広い支持を集めた。性別では男性の35%が小沢氏を挙げたが、女性は17%が小沢氏、16%が菅氏ときっ抗した。
小沢氏が出馬意欲にじます 渡部氏一本化を否定 [ 04月02日 13時09分 ] 共同通信
Excite エキサイト : 政治ニュース
民主党の小沢一郎前副代表は2日午前のフジテレビの報道番組で、7日に予定される民主党代表選について「先頭でも一番後方でも何でもいいが、頑張る」と述べ、出馬に意欲をにじませた。
番組は民主党執行部総退陣が決まった3月31日夕に収録された。
小沢氏は「民主党はまだ不完全な政党だが、政権交代に意味があるということを国民に理解してもらいたい。その意味で一生懸命頑張りたいと思っている」と強調した。
一方、渡部恒三国対委員長はテレビ朝日の番組で代表選について「ここで談合をやってはおしまいだ。国民に分かりやすくさわやかに、両院議員総会で投票で決めるべきだ」と述べ、話し合いによる一本化を強く否定。「投票で1位の人が代表、2位の人が幹事長になり、挙党一致で全員が協力する」と、挙党体制の確立を重視すべきだとの考えを示した。
<民主党>後任代表選び、小沢氏への一本化調整成否が焦点 [ 04月02日 00時23分 ]
前原誠司代表ら執行部の総退陣を受けた民主党の後任代表選びは、小沢一郎前副代表への一本化調整の成否が焦点となっている。党の危機のたびに出されてきた「小沢待望論」が最終的に実を結ばなかったのは「剛腕」「壊し屋」と呼ばれる小沢氏の政治手法に対する党内の根強いアレルギーだ。小沢氏側は、早い段階での一本化の動きが党内の「反小沢」感情を刺激することを警戒。当面は情勢を見極め、危機感を背景に待望論が高まるのを待つ構えのようだ。
小沢氏は今回の代表選についてまだ発言していないが、ベテラン議員の一人は「昔はみんなが『出てくれ』と言うまで知らん顔をしていたが、今回は『やりたい』顔をしている」と解説する。
代表以上に「選挙の公認権とカネ」を握る幹事長狙いとみられてきた小沢氏だが、63歳という年齢もあり、側近の間には代表就任は「今回がラストチャンス」との見方が強い。小沢氏もそれを意識してか、今年になって「出たいとは思わないが、(私で)勝てるなら心情的なわがままを言わない」(1月14日)など、代表選に前向きな発言を繰り返していた。
前原氏の辞任で予想より早く訪れた代表選。側近議員は「代表就任でホップ、来年の参院選勝利でステップ、政権奪取でジャンプだ」と意気上がるが、別の議員は逆に「性急に動けば『小沢アレルギー』が出る」と警戒する。
実際「反小沢」感情が強い中堅・若手議員の後見人的存在である仙谷由人幹事長代理は1日の読売テレビの番組で「上意下達みたいな手法ではなかなかうまくいかない」と小沢氏の政治手法に懸念を示した。菅直人元代表の側近議員も31日、鳩山由紀夫幹事長の側近議員に「小沢氏で(党内が)がまとまるならそれで良いがグループ内には小沢アレルギーが強い」と伝えた。
小沢氏は2年前に代表への打診を受けた際も、就任条件に「挙党態勢の確立」を挙げ、党内各グループが一致して推す体制づくりを求めた。小沢氏支持派は今回も同じ構図を期待するが一本化への動きが早すぎると、逆に反小沢派の態度を硬化させることを、側近議員は警戒する。事実、前原代表が1日、話し合い一本化に慎重姿勢を示すなど、ベテランによる「密室決着」をけん制する動きが早くも出始めた。
鳩山氏が1日のTBSの番組で「自民党にとって一番怖い人は小沢さんだ」と強調する一方、あえて「若手の抵抗感」に言及し早期の一本化調整を戒めたのも、反小沢派の心情に配慮した「小沢代表」への地ならしとの見方も出ている。【尾中香尚里】
そもそも、小沢サンも菅サンも年金ちゃんと払ってなかったのに、そういう議論しなくていいの?菅サンは何年か前に浮気がバレて騒ぎになったのに、そんな人が政権を担うつもり?自民党だって宇野サンが首相になった途端に女性問題がバレたりして不人気のまま2ヶ月で退陣したよね?年金問題で、この人達は自分のワキの甘さを棚上げして与党にどんな顔して突っ込み入れるんだろ?
まぁ、小沢サンも菅サンも民主党を立て直せない事をハッキリさせるためには必要なプロセスかも知れない。民主党は、元々イデオロギーが異なる立場の人たちが「倒閣」だけを接点に集まった寄り合い所帯。成り立ちそのものから、批判票しか集められない集団なのだ。官僚による自動運転の天下泰平な時代ならともかく、待ったなしで構造改革が求められる変革の時代には、あくまで与党の引き立て役に過ぎない政党だ。
菅氏が代表選に出馬の意向=小沢氏と一騎打ちも=差替 [ 04月04日 13時17分 ] 共同通信
民主党の菅直人元代表は4日、代表選に出馬する意向を固めた。菅氏周辺が明らかにした。菅氏は同日、都内のホテルで江田五月参院議員会長ら周辺議員と会い意見交換。この後、菅氏は記者団に「代表選が本筋だろう。立候補をした方がいいという声をしっかり受け止め判断したい」と明言した。
一方、鳩山由紀夫幹事長は渡部恒三国対委員長との会談で、挙党態勢の確立に向けて、有力候補の小沢一郎前副代表と菅氏が代表選後に協力し合うことを確認した上で、選挙に臨む形が最も望ましいとの認識を表明。党内では話し合い決着を求める意見が強いが「談合と批判される」との観点から投票選出を求める声もあり、小沢、菅両氏の一騎打ちとなる可能性が出てきた。
<民主党>新代表選び 一本化調整に渡部氏が批判 [ 04月04日 12時56分 ]
民主党の新代表選びは4日午前、鳩山由紀夫幹事長が横路孝弘衆院副議長、渡部恒三国対委員長ら実力者と相次ぎ会談するなど、3日に続き挙党一致態勢の確立に向け調整が続いた。
渡部氏は鳩山氏に対し、新代表選びについて「選挙で選ばれることが望ましい」と強調。小沢一郎氏への一本化を前提とした事前調整にクギを刺した上で、鳩山氏が党内調整のため実力者と会談を重ねていることについても「(小沢氏への一本化と)誤解されている」と指摘した。渡部氏はこれに先立つTBSの番組でも、小沢氏の対応について「ちゅうちょしているのではなく、もったいをつけている。『おれはやりたくないけど、周りが言うなら(出馬する)』としたい」と批判した。
一方、小沢氏を支持する横路氏は、鳩山氏との会談で「話し合いがすぐに談合ということにはならない」と述べた。さらに「菅直人、小沢の両氏が、じっくりとオープンな形で会う機会を作ることが大事だ」と語り、小沢、菅両氏が直接会談する必要性を訴えた。鳩山氏は「どう決めるかが大事。オープンな形で決めたい」と同調した。【山田夢留】
小沢氏で話し合い決着も 民主代表選 [ 04月03日 22時45分 ] 共同通信
民主党の新代表選びは3日、出馬を前向きに検討する考えを示した小沢一郎前副代表を軸に話し合い決着を目指す動きが強まった。羽田孜元首相、鳩山由紀夫幹事長、横路孝弘元副代表に近い各議員グループは相次ぎ小沢氏支持で一致。小沢氏は同日夜の鳩山氏との会談で、対抗馬に目される菅直人元代表と正式な形で協議したい意向を示唆した。菅氏は挙党態勢の実現を優先させる考えを示した。
鳩山氏は羽田、菅、小沢各氏ら実力者を回り、挙党態勢の確立が必要との認識で一致した。
小沢氏は鳩山氏との会談で、菅氏との候補者調整を念頭に「話し合いは民主政治の基本で、拒む風潮はおかしい。密室性を問われることが問題なので、そうならないようオープンにやりたい」と強調。鳩山氏も「必要なら仲介する」と述べた。
<民主党代表選>小沢、菅両氏 選出手法の駆け引きも激化 [ 04月03日 20時55分 ]
民主党代表選びで小沢一郎前副代表が3日、出馬意欲と同時に党内情勢を見極める姿勢も強調したのは、あくまで党内の多数派形成による実権掌握への執念を示したものとみられる。鳩山由紀夫幹事長が実力者との会談に乗り出したことも、話し合いによる「小沢一本化」に向けた環境整備と党内では受け取られている。ただ、一方では菅直人元代表の動向次第で投票による選挙が実施される可能性も残っており、焦点の2氏をはさみ選出手法の駆け引きも激化している。
「政権交代を実現するためには最後の機会かもしれない」――。小沢氏の3日の発言は、これまでになく出馬の意向を強く示したものだった。しかし、出馬表明を先行させて投票決着も辞さない姿勢を示す手法は、やはり用いなかった。
事実、3日から小沢氏支持派による多数派工作は活発化している。周辺の一人は小沢氏について「『(旧民社党系の)川端(達夫国対委員長代理)君の支持を取り付けてほしい』と言っていた」と漏らすなど、一本化に向けた小沢氏の思いを代弁する。
その舞台回し役は、鳩山氏だ。羽田孜元首相や岡田克也前代表ら党内実力者と相次いで会談し、挙党一致態勢づくりへの協力を求めた。以前から小沢氏への期待感を示してきた鳩山氏だけに、こうした動きは党内で小沢氏への一本化工作と受け止められている。羽田氏は「小沢氏は自民党の幹事長など経験を持っている」と、小沢氏支持の姿勢を示した。
一方で、小沢氏に批判的な勢力は投票による決着を主張することで、こうした動きに対抗している。渡部恒三国対委員長は同日夕、党両院議員総会で顔を合わせた鳩山氏に「羽田君から『小沢一本化で鳩山君と一致した』と言われたが、本当か」とかみつき、鳩山氏が「言っていない」と釈明する場面も。「談合屋になったつもりでうれしがっている」。渡部氏は記者団に、鳩山氏への不快感を示した。
ただ、小沢氏支持が着々と党内にも広がる中、「投票決着派」の戦略は菅氏の出馬頼み、という弱点があるのも事実だ。菅氏は同日、記者団に「まずは全体のことをしっかり考えてみたい」と語り態度表明を避けたが小沢氏との協力には含みを持たせており、投票決着派は菅氏の動向に気をもんでいる。【尾中香尚里】
<民主党代表選>小沢氏前向き姿勢で政府与党内も意識 [ 04月03日 20時16分 ]
民主党の小沢一郎前副代表が代表選出馬に前向きな意向を示したことを受け政府・与党内には3日、「虚像に惑わされずにやっていくべきだ」との声が出るなど、早くも同氏を意識した発言が相次いだ。
3日の衆院行政改革特別委員会では、前原誠司代表と菅直人元代表が相次いで質問に立った。小泉純一郎首相は「(民主党)党首が続いて質問した。この後に小沢さんが質問されるのかと思っていた」と皮肉りながらも、小沢氏への意識を隠さなかった。
政府・自民党協議でも「小沢神話」を警戒する出席者の指摘に対し、自民党の細田博之国対委員長が「自民党時代の小沢氏を知る人は今では少数」と述べた。ある閣僚も「もはや小沢氏が頼れる側近は少なく、党内をまとめられない」と、「小沢警戒論」の払しょくに躍起だった。【平元英治】
<民主党>小沢氏、代表選出馬に前向きな考え示す [ 04月03日 11時37分 ]
民主党の小沢一郎前副代表は3日午前、東京都内の個人事務所前で記者団に対し、前原誠司代表の辞任に伴う民主党の後継代表選びについて「どんな立場であれ今まで以上に頑張り(来年の参院選で)自民、公明両党の過半数割れを起こしたい」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。同時に「国民の期待に答え、選挙に勝って政権を握るための挙党態勢を作る観点から、それぞれが考える機会にしたらいい。私自身もじっくり考えたい」と述べ、党内情勢を見極める考えも強調した。
小沢氏は来年の参院選、次期衆院選の政治日程について「政権交代を実現するためには(自分にとって)最後の機会かもしれない」との認識も示し、政権交代実現への強い意欲を示した。
毎日新聞などの世論調査で「次の代表にふさわしい政治家」のトップに挙がっていることについて「国民のその時々の意向を反映していることではある。それも一つの要素だ」と指摘。「100%『この人がいい』という人はいるわけではない。欠点を補い合い、目標を達成することにしなくては、前原氏が(辞任を)決断した意味がない」と、自らへの党内の「アレルギー」をけん制したとも受け取れる発言をした。小沢氏は同日夜、鳩山由紀夫幹事長と会い後任代表選びへの意見交換を行う。一方、菅直人元代表は同日午後、衆院行政改革特別委員会で質問に立ち、小泉純一郎首相との論戦に臨み、後継問題をめぐる調整は本格化する。【衛藤達生】
<毎日世論調査>ふさわしい民主党代表、小沢氏が25% [ 04月03日 03時00分 ]
毎日新聞が行った世論調査で、7日に選出される民主党の新代表にふさわしい人を6氏の名を挙げ聞いたところ小沢一郎前副代表が25%とトップで、菅直人元代表が17%で続いた。今の民主党に政権担当能力があるかを聞いたところ「ない」が69%と「ある」の21%を大きく上回り、前原誠司代表の辞任に発展した偽メール事件による信頼失墜を反映した。
小沢、菅氏以外では鳩山由紀夫幹事長が9%、岡田克也前代表が7%、渡部恒三国対委員長が4%、枝野幸男党憲法調査会長が2%で、小沢、菅両氏が他を大きく引き離している。ただ「この中にはいない」が26%と最多で、人材不足も浮き彫りにした。
小沢氏を挙げた人は民主支持層でも28%と菅氏の22%を上回った。自民支持層では30%と菅氏の14%を倍以上に引き離すなど保守層にも人気度が高く、幅広い支持を集めた。性別では男性の35%が小沢氏を挙げたが、女性は17%が小沢氏、16%が菅氏ときっ抗した。
小沢氏が出馬意欲にじます 渡部氏一本化を否定 [ 04月02日 13時09分 ] 共同通信
Excite エキサイト : 政治ニュース
民主党の小沢一郎前副代表は2日午前のフジテレビの報道番組で、7日に予定される民主党代表選について「先頭でも一番後方でも何でもいいが、頑張る」と述べ、出馬に意欲をにじませた。
番組は民主党執行部総退陣が決まった3月31日夕に収録された。
小沢氏は「民主党はまだ不完全な政党だが、政権交代に意味があるということを国民に理解してもらいたい。その意味で一生懸命頑張りたいと思っている」と強調した。
一方、渡部恒三国対委員長はテレビ朝日の番組で代表選について「ここで談合をやってはおしまいだ。国民に分かりやすくさわやかに、両院議員総会で投票で決めるべきだ」と述べ、話し合いによる一本化を強く否定。「投票で1位の人が代表、2位の人が幹事長になり、挙党一致で全員が協力する」と、挙党体制の確立を重視すべきだとの考えを示した。
<民主党>後任代表選び、小沢氏への一本化調整成否が焦点 [ 04月02日 00時23分 ]
前原誠司代表ら執行部の総退陣を受けた民主党の後任代表選びは、小沢一郎前副代表への一本化調整の成否が焦点となっている。党の危機のたびに出されてきた「小沢待望論」が最終的に実を結ばなかったのは「剛腕」「壊し屋」と呼ばれる小沢氏の政治手法に対する党内の根強いアレルギーだ。小沢氏側は、早い段階での一本化の動きが党内の「反小沢」感情を刺激することを警戒。当面は情勢を見極め、危機感を背景に待望論が高まるのを待つ構えのようだ。
小沢氏は今回の代表選についてまだ発言していないが、ベテラン議員の一人は「昔はみんなが『出てくれ』と言うまで知らん顔をしていたが、今回は『やりたい』顔をしている」と解説する。
代表以上に「選挙の公認権とカネ」を握る幹事長狙いとみられてきた小沢氏だが、63歳という年齢もあり、側近の間には代表就任は「今回がラストチャンス」との見方が強い。小沢氏もそれを意識してか、今年になって「出たいとは思わないが、(私で)勝てるなら心情的なわがままを言わない」(1月14日)など、代表選に前向きな発言を繰り返していた。
前原氏の辞任で予想より早く訪れた代表選。側近議員は「代表就任でホップ、来年の参院選勝利でステップ、政権奪取でジャンプだ」と意気上がるが、別の議員は逆に「性急に動けば『小沢アレルギー』が出る」と警戒する。
実際「反小沢」感情が強い中堅・若手議員の後見人的存在である仙谷由人幹事長代理は1日の読売テレビの番組で「上意下達みたいな手法ではなかなかうまくいかない」と小沢氏の政治手法に懸念を示した。菅直人元代表の側近議員も31日、鳩山由紀夫幹事長の側近議員に「小沢氏で(党内が)がまとまるならそれで良いがグループ内には小沢アレルギーが強い」と伝えた。
小沢氏は2年前に代表への打診を受けた際も、就任条件に「挙党態勢の確立」を挙げ、党内各グループが一致して推す体制づくりを求めた。小沢氏支持派は今回も同じ構図を期待するが一本化への動きが早すぎると、逆に反小沢派の態度を硬化させることを、側近議員は警戒する。事実、前原代表が1日、話し合い一本化に慎重姿勢を示すなど、ベテランによる「密室決着」をけん制する動きが早くも出始めた。
鳩山氏が1日のTBSの番組で「自民党にとって一番怖い人は小沢さんだ」と強調する一方、あえて「若手の抵抗感」に言及し早期の一本化調整を戒めたのも、反小沢派の心情に配慮した「小沢代表」への地ならしとの見方も出ている。【尾中香尚里】
# by darkmind628 | 2006-04-02 19:43