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若年層と高齢者の対決。

日本の社会は、年寄りが自分達に都合よく物事を決めて、牛耳っている。

生産性の低い高齢者の生活保障費として、働き盛りの世代の給料が税金やら年金、保険料で吸い取られ、それでも足りない生活保障費を膨大な国の借金にして若年層にツケ回し、それでも生活保障が不満だと愚痴を言いながら好き勝手に長々と生き永らえて、結局は逃げ切るように死んで行くのだ。そういう年寄りに振り回されて、若い衆はますますヤル気を失う。活力・気力・学力・知力・体力・金力・・・と、国力の全てが萎えて行く。それが将来の日本だ。

そういう社会システムが何故できるのか?年寄りばかりが投票するからだ。しかも、これから団塊世代の大人数が自分達に都合の良い方向へ投票する。投票率の低さについて、ある団塊世代の人は「(若い人は)現状の政治に満足しているから投票しないのさ。」と言った。若い衆は、身勝手な団塊世代にナメられているのだ。

ニヒルに「オレの一票なんかじゃ、世の中何も変わらない」と言うのは勝手だが、年寄りからツケを回されて、ますます絶望的な状況に陥るのだ。それを転換するには、若い衆の都合に配慮した政策を掲げる党や候補者へ若い衆が一票投じて、年寄りの都合しか考えない候補者を落選させるしか無い。誰も若い衆に配慮した政策を掲げなければ、先ずは既存の党に政策を要望すべきだし、そういう党を立ち上げて、候補者を擁立することも考えるべきかも知れない。案外、政府・与党は現在の票田である年寄りを排除する言い方が出来ない中で、年寄りを刺激しないようにしながら粛々と若年層の取り込みと政策転換を考えているのかも知れない。

だが、今後、若い衆は人口がどんどん減り、全員が結束して投票しても年寄りの票数に敵わなくなって行く。そういう意味では、先ずはサッサと投票権を18歳以上にして、若い衆が結束して投票行動を起こし、年寄りの身勝手な政策決定を止めさせるべきなのだ。


「成人は18歳にすべき」 政府法制審部会が最終報告案
2009年5月19日 17時05分

政府の法制審議会の民法成年年齢部会は2009年5月18日、現在20歳となっている民法の成人年齢を18歳に引き下げるべきだとする最終報告書原案をまとめた。引き下げについては、18歳以上が投票できる国民投票法が2010年に施行される時期を想定している。
この部会では、6月に最終報告書を作り、秋にも法制審が法相に答申する。法務省は、09年の通常国会に民法の改正案を提出する予定。

# by darkmind628 | 2009-05-19 17:56  

岡田サンでは勝てない。鳩山サンでは負ける。

今の状況だと、岡田サンでは衆院選に勝てないが、鳩山サンでは負ける。どのみち民主党に風は吹かない。それがオレの印象だ。自公与党が良いとは思わないが、このまま行くと与党の思惑通りになり、衆院選の投票率がさほど上がらない気がする。組織票と年寄りの保守票で決まってしまう。風が吹かずに浮動票が民主党に流れ込まないと、政権交代は厳しい。

小沢サンはプロの選挙屋であり、政局好きな政治屋だから、組織票や田舎の保守票を固めるのは巧い。だが、そこに小沢サンの矛盾と限界がある。組織票や保守票の取り合いだけでは逆転できない。風を吹かせないと与野党逆転できないのに、小沢サンは風を吹かさずに組織票と田舎の保守票で勝つ戦術しか出来ない人だ。だから、小沢サンは自民党を追い詰めても、追い越せない。そこに矛盾があるのだ。挙句の果てに自爆したのだから、どうしようもない。

俺が民主党なら、風を吹かせるしか勝ち目がない、と考える。
そのためには、若年層や都市部の投票率アップをめざして、民主党に流れ込ませるしかない。だから、対立軸を敢えて「若年層と現役世代の救済」と「高齢者の逃げ切り人生」に据えて、前者を鮮明にさせる。このままでは、高齢者の都合で物事が決まり、高齢者の莫大なツケを若年層が払うことになり、お先真っ暗になる、という危機感を徹底的に煽る。
かといって、高齢者を冷酷に切り捨てるのではなく、心ある高齢者の掘り起こしを狙って、子や孫への禅譲を訴求する。「お互いに皆の事を思いやる」政策を重視し、「自分の事しか考えない人には圧力をかける」、と明言する。だが、こういう物言いが出来る政治家が民主党の中にいない。かつて都市部で風を吹かせるのは菅サンが得意としていたが、扇情的な与党の揚げ足取り一辺倒の旧い市民運動的アジテーションは、もう古い。いずれにせよ、票が読めて堅実でも勝てない戦術で負けるなら、勝ち目のある賭けをすべきだ。

ついでに言わせてもらうと、日本のためには衆院選後に「大連立」するしかない。

何故なら、自民党が勝っても2/3を取れないのは確実だから、参院とのねじれが解消しない以上、むしろ国会運営は停滞する。党利・党略・政争・政局の毎日で、何も決められない国になってしまう。これは致命的だ。かといって、民主党が過半数を取れば良いとは思えない。同床異夢の選挙互助団体である民主党は、政策で奇麗事を並べ過ぎている。選挙が終わり次第、バックリと党内が割れるだろう。官僚政治から決別すると言うが、官僚相手に喧嘩を売って、膨大な政策運営が実行できるとは思えない。かつて田中真紀子が外相をやった時に外務省が混乱したのと同じようになる。自ずとマニフェストという「絵空事」の現実も露呈して党内が混乱する。マスコミが囃したて、国民は失望する。党内運営が破綻するかも知れない。国会以前の所でグチャグチャだ。

政界再編は、現実味が乏しい。選挙後に解党的な再編をすれば、それで出来た新たな党派に対する国民の信を問うのが筋論だが、総選挙が続けば政治空白が長引き国際社会の信任を失う。しかも、地方県連など全国組織になっている各党の組織の再編が一気に出来るわけがない。

残る道は「大連立」だけだ。大連立には、国会運営がスピーディになるという期待感がある。国会運営の駆け引きで停滞する状況を避けられるかも知れない。だが、物事の決め方が密室化する恐れがある。おそらくマスコミの餌食になって盛大に批判されることだろう。ただ、何も決まらない状況よりはマシだし、マスコミに騒いでもらうことが衆人環視になり、与党の暴走に対する一定の抑止力になるはずだ。それでも俺は何も決められない衆愚政治のような状況より、ずっとマシだと思うのだ。


岡田サンの印象

岡田サンは堅過ぎて、暗過ぎる。世の中は、たとえ筋が通らなくても憎めない人に大勢がついて行く事が多々ある。一方では、いくら理詰めで正論を諭されても賛同する気になれない人がいる。岡田サンや前原サンは後者の印象だ。堅実で真面目そうな印象を与えるから、他の候補がワキの甘さで自滅したとき消去法で岡田支持に票が流れて来るだろうが、それ以上でない。相手の失点が無いと光れない人なのだ。蛍光塗料みたいなものだが、場を明るく照らせないのが岡田サンの限界だ。

岡田サンは、世の中の不条理を受け止めて、人に頭を下げて事を成した経験が乏しいのだろう。現に、小泉サンの郵政選挙で民主党代表として何も出来ずに惨敗し、党内もコントロール出来ずに辞めたのだ。いまだに小泉サンの手口を愚痴っているが、世の中は不条理なのだ。不条理の中に真理と現実の力学があって、それを踏まえて国益と国民の安泰をもたらすのが政治の現実だろうと思う。


鳩山サンの印象

一方、鳩山サンは「イイ人」であることを印象づけようとしているようだ。昨夜は、いくつかのニュース番組に出演して「愛」というキーワードを何度か発していたが、大河ドラマの影響なら、かなりミーハーで軽薄だ。

そもそも「愛」とか「やさしさ」など、耳心地の良い情緒的な言葉は、言葉に応じた行動の結果が誰からも認められてから第三者が使う表現であるべきで、行動する前に自ら言っても胡散臭く思われるだけだ。しかも、国民全員に愛を振りまく事が現実的に思えないから、ますます胡散臭い。

いずれにせよ、同床異夢で寄り合い所帯の選挙互助団体みたいな民主党で、代表選出後の挙党一致を演出して、衆院選で国民の支持を得るには、「イイ人」にならざるを得ないのだろう。

だが、立場が高くなるほど、責任が重くなるほど、「イイ人」では務まらなくなる。誰に対してもイイ人になるというのは、すなわち八方美人になるということだ。自ずと言うことが中途半端になり、誰から見ても解りにくくなる。

例えば、小沢サンの院政や傀儡政権になる、という指摘に対して、鳩山サンは、小沢サンの功績を踏まえて最大限の配慮をしているが、庶民にしてみれば理屈じゃない。小沢アレルギーで腫れている時には、とにかく安静にして触らないのが最善なのだ。鳩山サンが、いかに筋の通った言い方をしても、小沢さんをイメージさせた時点で、世論は鳩山サンに拒否反応を示す。だからこそ、小沢サンに対して「イイ人」である事を捨てて、小沢サンを徹底的に排除するのが国民のベースラインだ。

何しろ、だいぶ前だが小沢サン自身が「衆院選は最後の闘い。負けたら政界引退」と言った覚えがある。まだ自民党に負けたわけじゃないから引退する理由が無いと言うだろうが、もし秘書が逮捕されて同じ状況にある与党議員がいたとすれば、鳩山サンは間違いなく議員辞職を声高に叫ぶはずだ。そういう、庶民感覚の期待値に満たない対応をするから、小沢サンをフォローするほど国民の支持を失うことになるだろう。


未定票獲得で攻防激化 午後に討論会、民主代表選
2009年5月15日 06時06分

 民主党代表選は15日、鳩山由紀夫幹事長が過半数を目指し、多数派工作を展開。岡田克也副代表もマスコミの世論調査での優位を背景に「選挙の顔」を問う戦いに持ち込みたい考えだ。両陣営は参院を中心に態度未定の国会議員に対する働き掛けを続行、攻防は激化している。両氏は午後、日本記者クラブで開催される公開討論会で初対決。その後、東京・有楽町で、街頭演説会に臨む。


鳩山氏を岡田氏追い上げ 参院の動向が鍵
2009年5月14日 20時31分

 民主党代表選は14日、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表が立候補を正式表明、攻防が活発化した。鳩山氏が小沢一郎代表系グループなどの支持を受け参院で優勢、岡田氏が中堅、若手を中心に衆院で勢いを見せ、追い上げる情勢が続いている。16日の投開票に向け態度未定の議員が多い参院の動向が勝敗の鍵となる。対応が注目されていた、菅直人代表代行に近いグループは自主投票を決定した。


政権交代へ「全員火の玉となって・・」と小沢氏
2009年5月13日 11時00分

 小沢一郎氏の民主党代表辞任が5月12日の党常任幹事会で、満場一致で承認された。小沢氏は「衆議院総選挙が目前になっている。いま私が身を引くことで、挙党一致が強固になるとするならば、喜んで身を引く」と政権交代を実現するために辞職するに至ったことを強調するとともに、「全員火の玉になって総選挙にあたらなければならない」と政権奪取へエネルギーをひとつに結集して戦う必要を語った。
 小沢氏は「挙党一致態勢の一員として、わたしも一生懸命に微力を尽くす」と決意を表すとともに、「民主党には官僚支配を打破し、国民サイドに立った政治を実現すること。日本に真の議会制民主主義を確立することの使命がある」と党として果たすべき責務についても明確にした。
 御手洗冨士夫日本経済団体連合会会長は小沢氏の党代表辞任について「断腸の思いで決断されたのだろう」とし、「民主党には、新代表の下、今国会の重要議案について政府・与党と建設的に協議を行い、政策本位の政治を実現していただきたい」と政府・与党に対して政策本位での対応を期待した。(情報提供:エコノミックニュース 編集:福角t)


<民主党代表選>岡田氏も出馬表明、政権交代実現を強調
2009年5月14日 22時47分 ( 2009年5月15日 01時03分更新 )

 16日投開票の民主党代表選をめぐって14日、鳩山由紀夫幹事長(62)に続き岡田克也副代表(55)が記者会見して正式に出馬を表明した。出馬を模索していた菅直人代表代行は同日、不出馬を表明。鳩山、岡田両氏の一騎打ちの構図が確定した。鳩山氏は自らを支持する党内グループ、小沢氏を支持するグループなど支持基盤が厚く、現状では優位とみられている。一方、自らのグループを持たない岡田氏は、世論調査での高支持率を背景に、中堅・若手を中心に個人レベルでの支持拡大を図っている。
 岡田氏は14日午後、党本部で会見し「政権交代政治の実現」を目指して自民党を離党した経験を踏まえ「私でなければ政権交代できない」と強調。民主党代表を務めた05年衆院選マニフェストに掲げた年金制度の抜本改革などについて「何が何でも実現しなければならない」と述べた。
 代表に就任した場合の小沢氏の処遇については、鳩山氏が「積極的な働きを期待する。選挙でしっかりした仕事をしてほしい」と選挙関連の要職に起用する考えを表明したが、岡田氏は「党には優秀な人材がそろっている。先輩に役職を言うのはせんえつだ」と具体的言及を避けた。岡田氏は一方で「全員野球でなければ政権交代できない」とも述べた。
 鳩山氏が政治理念として掲げた「友愛社会の建設」に対し、岡田氏は「みんなの幸せを後押しする政治でありたい」と語った。
 岡田氏はまた、基礎年金を保険料方式から税方式に変える年金改革の提言を昨年12月に超党派議員でまとめたことを強調。そのうえで「(提言を)ベースに議論して成案を得て税方式導入となれば、将来的に財源が必要だ」と将来的な消費税増税の必要性に言及した。
 岡田氏の代表選出馬を巡り、小沢氏が強化してきた社民、国民新両党との野党共闘への影響が懸念されている点については「選挙協力を含めてそのまま踏襲したい」と述べた。【野口武則】

# by darkmind628 | 2009-05-15 07:20  

負け犬政治屋が評論家になって遠吠えしている。

加藤サンの政治生命はとっくに潰えていて、党内政治評論家になっている。政治屋としては負け犬だ。その場に応じ奇麗事を並べ立てて、ごもっともに他人の政治をウジウジ批判ばかりしているが、結局は政治家としての実績も実感できない。次の選挙に出馬せず政界引退を宣言している小泉サンにしてみれば、自身が政治的使命をとうの昔に自ら幕引きしているのだ。今さら加藤サンから何を言われようが柳に風であり、馬耳東風である。

小泉サンの処方箋は副作用の強い劇薬だったが、政権に就いた当時の状況に最適だった。進行癌に侵された患者に対して、それまでの主治医(政権)は根治治療(構造改革)をしないで対症療法(族議員のバラマキ)ばかりして、わざわざ手遅れ(財政破綻)にさせて来た中での主治医交代といった感じだった。

小泉サンは、手遅れ寸前の患者に根治療法の道筋をつけようとしたのだ。

それまでの主治医(政権)は、米国製の人工心肺装置(米国経済)をはじめとする生命維持装置(マクロ経済)をつけて、自ら食事(自立的な経済成長能力)も出来なくなった癌患者に栄養の点滴(箱物支出)だけして、あとは患者が叫ぶ痛い所に消炎剤や鎮痛剤(各種補助金)、さらには麻薬(社会保障費)を投与するばかりで目先の痛みを抑えることしか出来なかった。

治療費ばかりかさんで、癌はどんどん進行した。それでも主治医は「手術をすると患者さんの体力が持たないので、手術をするよりクスリで治しましょう。」と言い続けた。治療費が莫大になったら、患者が理解できない所で、患者名義の借金をして治療費に充てた(国債)。病院(自民党)にしてみれば製薬会社(族議員の関連業界)と共に儲かるので、それで構わないと考えていた。患者(国)を食い物にしていたのだ。

小泉サンは、他の誰もが手遅れの患者から逃げ出していた中で、果敢に抗癌剤を投与しながら外科手術を施した。抗癌剤は財政規律を引き締めた代わりに、体の各部に強い副作用を及ぼした。郵政民営化や郵政族議員の排除は象徴的な切除手術だった。

しかも、それまでの栄養注射で糖尿病を合併して壊死した部分も切除した。その後遺症は地方の切り捨てと非難されているが、生き残った細胞組織は機能の復旧に向けて増殖している。宮崎や大阪は象徴だ。千葉もそうなるかも知れない。

それでも国民は小泉政権を支持し続けたのは、日本自身が死ぬよりマシだという民意だったと思う。

当時の政治家と官僚は、誰もが何をすべきか描けずうろたえていた。取り敢えず問題を先送りする事しか考えられない状況だった。極めて危険な局面だったのだ。日本自身が破綻するかどうか、という局面で、マクロ経済を破綻させずに財政規律を引き締め、急場をしのいだ功績は偉大だ。
もちろんマクロ経済が上向いたのは幸運だった。米国経済のバブルとBRICSの勃興に便乗できたからだ。小泉サン自身は退陣の際に自らを「運が良かった」と語っていたが、その言葉に込められた数々の幸運の一つには、それがあったと思う。

いま、幸運の一つだった米国バブルがはじけて世界不況に陥った。患者(日本経済)についていた米国製の高性能な人工心肺装置が急に壊れてしまったようなものだ。即死しかねない中で、なりふり構わず輸血(財政出動)しながら国産の人工心肺装置でしのいでいるようなものだ。

小泉手術の後遺症は当然、痛い。後遺症の指摘が最も簡単な小泉批判だ。

郵政という癌を切除しても、切除し切れず残った癌細胞が増殖して、癌が再発しつつある。外科的な癌治療の限界だ。小泉改革の限界と称して揶揄するのも簡単だろう。

だが、あの局面でやらないわけにはいかなかった。治療への不信感(政治不信)で混乱していた患者から、最も支持を得やすい象徴的な治療方法だったからだ。これが現実の政治だ。病気を見るのでなく患者を診る。待った無しの局面で理屈をこねて評論する前に、現実の力学を踏まえて望ましい結果を出す事こそ政治家の仕事だ。

しかも、日本の体内にある癌は、郵政だけでなく、道路、年金、医療、農水・・・と多数の癌が併発しているうえ、官僚システムが癌の進行を促進させている。

小泉サンは、そういう状況を総合判断して、最善を尽くした。今さら小泉サンをウダウダ批判している暇は無い。

患者(日本)の自立的な回復は、生命維持装置を頼らず、対症療法の栄養剤や痛み止めを使わずに生きることであり、これまでの治療で重ねて来た借金を返済できるような状態にさせることだ。

そのために、当面は全世帯の屋根が太陽電池になって、エジソン以来の電灯・電球がLED灯に代わり、内燃機関の乗り物がハイブリッド車や電動車に総入れ替えしても構わない。派手にカッコ良くカネを使うのが得意な麻生サンにしてみれば、ようやく得意な局面になったということかも知れない。



加藤元幹事長、小泉元首相を批判 新著「劇場政治の誤算」で
2009年4月11日 17時03分

 自民党の加藤紘一元幹事長が、小泉純一郎元首相主導の構造改革を批判し清算を訴えた新著「劇場政治の誤算」(角川書店)を、このほど出版した。郵政民営化をめぐり麻生太郎首相を非難した小泉氏の動きがすぐに収束したことにも触れ「01年から続いた小泉劇場の終演だ」と切り捨てている。小泉改革には「社会」の視点が欠落し、地域コミュニティーが壊れたと指摘。教育格差解消など10項目の政策を提言した。


<世論調査>「小沢氏辞任を」72% 内閣支持は上昇24%
2009年4月11日 20時58分 ( 2009年4月11日 23時06分更新 )

 毎日新聞は10、11日、電話による全国世論調査を実施した。政治資金規正法違反で公設第1秘書が起訴された民主党の小沢一郎代表の進退問題について、「辞めるべきだ」との回答が「直ちに」と「衆院選前に」を合わせて72%に達した。一方、麻生内閣の支持率は3月の前回調査から8ポイント上昇し24%に回復。「どちらが首相にふさわしいか」の回答では08年10月の調査以来6カ月ぶりに麻生太郎首相(21%)が小沢氏(12%)を上回った。内閣不支持率はなお56%と高いものの、麻生首相と小沢氏の攻守逆転を印象づけた。
 小沢氏に対しては「直ちに辞めるべきだ」が39%、「衆院選前に」が33%に達し、「代表として衆院選に臨むべきだ」は23%にとどまった。時期を区切らず進退を尋ねた前回調査では「辞めるべきだ」が57%だった。
 続投を了承した民主党の対応についても「納得できない」が66%で「納得できる」の30%を大きく上回った。
 ただ「次の衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいか」の質問では民主党を選んだ人が42%で、自民党の32%をリード。民主党による政権交代にはなお期待しつつ、代表にとどまる小沢氏に厳しい目を向ける傾向を示した。
 麻生内閣発足以来、下がり続けていた内閣支持率は小沢氏の秘書逮捕直後だった前回調査から2回連続で上昇。今回調査では首相を支持する理由として「政策に期待できるから」が前回比10ポイント増の32%となり、過去最大規模の追加経済対策や北朝鮮のミサイル発射への対応などが政権浮揚につながったことをうかがわせた。
 前回は自民、民主が並んだ政党支持率は民主が24%で自民の23%を上回り、公明5%▽共産3%▽社民2%▽国民新1%▽支持政党なし40%だった。【坂口裕彦】
 ◇北朝鮮ミサイル「対応評価」76%
 全国世論調査では、北朝鮮が「人工衛星の打ち上げ」と主張して長距離弾道ミサイルを発射したことに関しても質問した。北朝鮮のミサイルは日本にとって「脅威だと思う」との回答が79%で「思わない」の19%を大きく上回った。ミサイル発射を受け、新たな国連決議や追加の経済制裁を主張した日本の外交姿勢については「評価する」が76%に達し、「評価しない」は20%にとどまった。【田中成之】


<かんぽ生命>「国民の信頼へ、全力尽くす」 鳩山総務相
2009年4月10日 10時38分 ( 2009年4月10日 14時15分更新 )

 鳩山邦夫総務相は10日の閣議後会見で、かんぽ生命が調査対象としている公社時代の1250万件の支払いのうち、14%にあたる170万件は、調査の第1段階の書類のデジタル化作業も終わっていないことを明らかにした。その上で、「かんぽ生命が国民の信頼を失わないよう、全力を尽くすし、尽くさせる。私が約束する」と強調した。
 また解約還付金などを請求しないまま住所が変わった加入者への支払いが困難になるとの見通しを述べ「全力を尽くして探すが、ぜひ請求を」と協力も呼びかけた。

# by darkmind628 | 2009-04-12 11:29  

消極的な政権選択

オレは必ずしも庶民感覚を代弁していないと思うが、短期的には「疲れた」、中期的には「悲観」、長期的な将来については「絶望」という感じである。気の滅入る深刻な問題による暗闇の将来像ばかりで、漠然と将来を楽観し、「希望」が持てるような材料が全く無いのだ。

地球が温暖化して、人を癒し、食をまかなう自然が無くなり、甚大な災害が日常となり、得体の知れぬ生物に襲撃され、健康維持が困難となり、食料と水、そしてエネルギーが常に枯渇する。経済基盤と社会保障が破綻し、失業率は9割をはるかに超え、自ずと社会秩序も崩壊し、無政府状態で治安は最悪を極める。人間関係は希薄どころか断絶して、信ずべき人の絆も無く相互に無関心で、行政はもとより警察や自衛組織はとっくに機能しなくなる。道端に死体が転がっていても、誰もが無反応。物心ともども殺伐とした世の中になるだろう。

ウサ晴らしに騒いだり、ヤケ酒を飲んだり、健康的なリフレッシュをして、何日か爆睡したら何となくスッキリして、「ま、いっか」とリセット出来る状況なら良いが、ここまで追い詰められると、騒ぐ気にもなれないし、飲み食いする気にもなれず、運動や趣味でリフレッシュする気力もなく、爆睡してもスッキリしない。ただ、ひたすら無気力にボーっと過ごしてしまう。

有権者になってから、オレはあらゆる選挙で一度も棄権したことがないが、ここまで気力が萎えた状況の中で、果たしてオレは選挙に行けるだろうか。不安である。

気力を振り絞って投票所に行き、目の前にある候補者の一覧を睨みながら何分か過ぎて…、白票を投じてしまうかも知れない。それは、後述の悲観的かつ絶望的な状況を想像するからだ。


どのみち、与党に浮動票が流れ込む材料は何も無い。最善が「ゼロ」だと思う。麻生サンが、どんな政策を打ち出そうが、どんな演説をしようが、どんな答弁をしようとも、何をやってもマイナス査定しかされない。挙句の果てに、KYな大臣が「言葉のテロ」に等しい失言をすればするほど与党の得票数が激減して行く。

敢えて与党に活路があるとすれば、低投票率になることだ。低投票率であれば組織票の影響力が大きくなるだろうから、そうなると都市部では自公が優勢になるだろう。だが、地方は既に小沢サンが「地ならし」済みで、与党は今さら手遅れだ。オレの地元では、保守コテコテの有力者が内心「今回は民主党」と決めている、という噂が絶えない。保守王国の地方都市でこの調子だから、民主党の当選で埋め尽くされてしまう気がする。与党は今さら手遅れなのだ。

もし、奇跡的に自公が衆院で過半数を確保できても参院の「ねじれ」は解消できない。ねじれていいる以上、国会運営の停滞は免れない。福田サンでなくても、麻生サンが頑張っても、誰が首相になっても「ねじれ」がある限りダメである。

そこにあるのは、「何も決められない国、ニッポン」である。絶望的だ。

「何も決められない」状況は、すなわち国際的な信任を失うことになる。そのダメージは、全ての外交交渉で諸国からナメられるため、国益で極めて不利な結果を招くことになる。そのような結果に対する批判が、さらに政府や関係省庁を追い込み、ますます外交にたずさわる全ての当事者を身動き出来なくさせる。悪循環のスパイラルだ。さらには日本株の長期低迷など、マクロ経済でも長期的に浮上できない事態を招くだろう。

これは、安倍サンの参院選のとき騒ぎになった年金問題にキレて、感情的な批判票を投じ、衆参を「ねじれ」させてしまった我々国民が招いた事態でもある。もちろん、安倍サンの軽薄さな対応はダメだったが、政府や行政の誰をボコボコにしても問題は解決しない。吊るし上げるべき連中は、とうの昔に逃げて悠々自適の老後を送っているか、既に墓場の中である。いずれにせよ年金として収めたカネが戻って来るワケじゃないのだ。

このような閉塞感が我慢できず、少しでも状況を変化させたい一心で、とにかく意思決定が出来る状態にするには、とりあえず「ねじれ」ないよう、衆院も民主党に逆転してもらうしか無い。それが地方有権者の判断の本質と考える。

乱暴な例えだが、高層ホテルの火事に遭遇して、後ろから火の手が迫って来るなか、窓から飛び降りても死んでしまうのに、何故か地面が近く見えて「助かるのでは?」と期待し、飛び降りてしまう人がいる…。民主党を選択するのは、そんな行為なのかも知れない。

かと言って何もしなければ、火や煙に包まれて死ぬのだ。


いずれにせよ、参院選で「ねじれ」させてしまった時点、起死回生のシナリオは自公と民主の大連立しかなかったのに、それも破談になってしまい、今の状況が確定したのだ。

追い詰められた地方の人々が、手に手を取りあってオザワ民主党政権万歳と叫びながら、次々と飛び降りて行く。この流れは止められない。

いずれにせよ、次の参院選(2010年7月)までの約2年は、民主党政権で国内は大いに混乱するだろう。あるとこ「無政府状態」に陥ると思われる。我々は、それでも生き永らえるように身構えるべきだ。

混乱の果てに民主党が信任されて、名実共に民主党の長期政権が出来るのか?
それとも、混乱に懲りて自民政権に戻るのか?

そして、この2年の混乱の間に、政界再編が起きるのか?
オレは再編を期待したいが、核になる人材が見当たらないし、今の状況では風も吹かない。
何と言っても「政治屋」の打算では、まともな再編が出来るハズも無いのだ。



<麻生首相>所信表明で民主攻撃 「政策合意にルールを」2008年9月29日 14時57分

 麻生太郎首相は29日午後、衆参両院本会議で就任後初の所信表明演説を行った。首相は「日本は強く、明るくなければならない」とした上で、「日本の底力」を強調した。政策課題は「あえて喫緊の課題のみ」に絞り、最重要視する景気対策では、補正予算案への対応を明らかにするよう民主党に迫った。
 首相は冒頭、内閣が交代したことと、中山成彬国交相の問題発言を陳謝した。その上で国会運営に関し「合意形成をあらかじめ拒む議会は、議会制民主主義の名に値しない」と、参院で多数を握る民主党の戦術を強く批判。「ねじれ国会」での与野党政策合意に向けたルール作りを呼びかけた。
 経済立て直しに向けては、「当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には改革による経済成長」の3段階で臨み、「大体3年」でめどをつけると主張した。11年度までに国と地方の基礎的財政収支を黒字化する政府目標については、「達成すべく、努力する」と述べるにとどめ、財政再建への姿勢は後退した。
 野党が廃止を訴える、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の混乱には「強く反省する」と陳謝。ただ「制度をなくせば解決するものではない」とも述べ、1年後をめどにした見直し検討を表明した。また、検査で不正を見逃した汚染米の転売事件でも「見逃した行政に対する国民の深い憤りは当然至極。幾重にも反省を誓う」と述べた。
 海上自衛隊によるインド洋での給油活動は「国際社会の一員たる日本が、活動から手を引く選択はあり得ない」と強調。来年1月に期限を迎える新テロ対策特別措置法の延長に意欲を示し、民主党の見解をただした。【坂口裕彦】

# by darkmind628 | 2008-09-29 18:57  

批判するための批判は簡単だ。

為政者をはじめ、責任者は批判されるのが仕事の一つだ。

一方、自分の言論にリスクが無い、無責任な立場から、責任者を批判する行為ほど、簡単で快適な営みは無い。人によっては快感を覚えるだろう。こういう人は、フジやゲンダイといった夕刊紙の政治記者が向いている。

例えば、福田サンの内閣改造は、福田サンが何をやっても批判できる。別に福田サンが首相でなくても、誰が首相をやろうとも、同じ言い方で事足りる。今風に言えばボコボコにするヤツは「誰でも良い」のだ。
そして、決断が早けりゃ「拙速」と批判すれば良いし、逆に遅けりゃ「遅過ぎ」「決断力の欠如」と批判すれば良い。早くも遅くも無ければ「中途半端」「煮え切らない」「優柔不断」「妥協の産物」と批判する。
内閣のメンバーが代われば「党派の都合で退任して、懸案を途中で放り出すのは無責任」と批判すれば良いし、変わらなければ「失政の責任を取らない厚顔無恥」と批判する。
いずれにせよ「党内政治のご都合主義」と断じれば良い。
あと、報道の自民党幹部のコメント「うまくいかなかったら(政権は)どうなるのか」という言い方も普遍的な批判である。結果論でしか言えない話、すなわち、やってみなくちゃ分からない判断を「懸念」と称して批判するのは、「うまく行かなかったら?」という言い方である。

そして、商業ジャーナリズムは、所詮は「売れてナンボ」の世界だから、ターゲットとしている読者、特にマスメディアは一般大衆の欲求不満を代弁するのが商売だ。「みのもんた」が典型であり、象徴である。

「公正中立な報道の使命」は美しい概念だが、そもそも公正中立な報道など虚像に過ぎず、有り得ない。
何故ならば、視点は無限にあるわけで、結局は大衆に迎合した視点に絞り込んで報道しないと商業的に成り立たないからだ。たとえ、商業的な要素が不要なメディアがあったとしても、社会通念に対してギャップがあれば苦情が来る。NHKだって、視聴率が低けりゃ「国民からあまねく徴収した視聴料をムダ遣いした」と批判される。

ジャーナリストも各種メディアも、生業である以上は経済的な力学が無視できないのだ。

「だから、なに?」と問われても応えようが無いが…。敢えて言うなら、そういう力学を裏読みしながら接すべき情報である。

かと言って、掲示板やブログに載った匿名の情報や言論に経済的力学が無ければ信憑性が高いのか?と言えば玉石混交。オレを含めて9割9分9厘以上が「石」だろうし、人によっては石どころか「クソ」と指摘してくれる。

誰も保証してくれない情報や無責任な言論の取捨選択は、完全な自己責任である。

ただ、自分の立ち位置(立場)がブレない書き方を貫く人の文からは、信憑性がそれなりに伝わって来る気がするのだ。



<福田首相>内閣改造断行へ…4日が最有力 2008年7月31日 02時31分

 福田康夫首相は30日、内閣改造を8月初旬に断行する意向を固めた。8月4日が有力視されている。首相は30日午後、首相官邸で自民党の伊吹文明幹事長と会談し、31日夕に若林正俊農相と甘利明経済産業相から世界貿易機関(WTO)の閣僚会合の帰国報告を受けたうえで、「自分の決断、考えを党と相談する」と伝えた。首相は30日夜、内閣改造について首相官邸で記者団に「けじめをきちっとつけることが必要だ」と語った。
 首相の発言について首相周辺は「首相は改造を行う。調整はほぼ終わった」と説明した。
 改造を巡っては、原油・食料品高騰で景気に不透明感が出ていることや、次期衆院選の時期をにらみ、経済政策や選挙対策を強化するため、党四役を含めた布陣をどう作るのかが焦点となる。現在3人の首相補佐官に経済担当を加え、増員する案が浮上している。
 改造を含めた政権運営に関し、与党幹事長、政調会長、国対委員長は30日午前、国会近くのホテルで会談し、新テロ対策特別措置法の延長問題を巡って8月下旬か9月下旬かで与党内の意見が分かれている臨時国会の召集時期と、内閣改造を切り分けて協議することで一致した。会談後、公明党の漆原良夫国対委員長は記者団に「改造の有無と臨時国会の召集時期はリンクしない」と述べた。
 新テロ特措法の延長先送りを念頭に9月下旬の召集を求めていた公明党が早期改造容認に転じたことを受け、首相は近く太田昭宏代表と党首会談を行い、改造断行を通告する。
 首相は8月6日に広島市での原爆死没者慰霊式・平和祈念式、8日に北京五輪開会式、9日に長崎市での長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に相次いで出席する予定で、与党内ではこれが「4日の改造」の根拠になっている。ただ自民党内には「ばたばた改造してうまくいかなかったら政権はどうなるのか」(幹部)と懸念する声も出ている。【中田卓二】

# by darkmind628 | 2008-07-31 11:00