安倍サンの本丸は憲法改正。柳沢発言は年寄りの本音。

柳沢厚労相は更迭だが安倍内閣は支持、というのがオレの立場だ。

柳沢厚労相には自ら辞めて欲しい。柳沢サンの存在意義は財務省をはじめとする官僚連中のコントロールにあるのだろうが、実態は柳沢サンを介して政治が官僚にコントロールされているのではないか?という先入観が否めない。元々好かないジジイなのだ。柳沢サンが東大法学部→旧大蔵省の官僚出身で、市場主義者とは相容れない中央集権主義者に思えるし、国の財政が破綻するなら手っ取り早く増税しよう、という発想しか出来ないのだ。だから、小泉内閣の頃に消費税の増税を強く主張して市場主義者の竹中サンと対立した挙句、金融担当相を更迭されたのだ。こういう旧態依然とした発想しか出来ないシブチン・オヤジは口実があれば早々に失脚させたい。そういう意味で、「女性は産む機械」発言は格好の機会。女性に対するデリカシーの乏しさ共々ひと言で言えば「旧態依然」な爺さんだ。極貧の少年時代から蛍雪時代を経て東大法学部を出た苦労人のエリートには敬意を払うが、そういう生い立ちならではの硬直的で貧弱な価値観は時代に合わないのだ。

安倍サンは、残念ながら党内で力が無い。皆が安倍サンを推したのは、世間のオバちゃん達のウケが良くて参院選が期待できたのと、安倍サンに恩を売って強気に出れば安倍サンを言いなりに出来るし、そうなれば以前のように自民党を仲良しクラブへ戻せるからだ。どのみち、内外で小泉サンの反作用が現れて来る局面だから、安倍サンを当て馬にして様子を見たいという考えもあっただろう。そんな中で安倍サンが柳沢サンを登用したのは、党内のパワーバランスに配慮したもので、こんな状況に陥っても柳沢サンをかばっているのは、古賀派と柳沢サンへ恩を売っておきたいだけのことだ。

そうまでしてでも党内に気をつかう理由には、安倍サンが支持率の失速を覚悟した上での、「決断」があったハズだ。それは何だ?

安倍サンは、親子三代の悲願である、「教育基本法改正」と「防衛省への昇格」、そして本丸の「憲法改正」を、どうしてもやりたかったのだろう。

安倍サンが憲法改正の道筋を「死に場所」と考えているなら、その行動は理解できる。与党が衆議院をこれだけ占める機会は今しかないだろうし、成立させた後に退陣、失脚しても構わない覚悟があるなら、力づくで行こうとするからだ。

そもそも、55年体制と言われる自民党の結党の理由は、当時の日本自由党と日本民主党が合同して、アメリカに押し付けられた憲法を自ら変えるために2/3以上の議席にすることだったそうだ。そういう意味なら、目先の事よりも自民党結党の精神を忠実に実現しようとして、日本の政治家としては若いのに、憲法改正を「死に場所と覚悟」している安倍サンは、さすが「筋金入りの三代目」である。

安倍サンは、教育基本法と防衛省を実現した。あとは、せめて憲法改正の道筋(国民投票法の制定)をつけられれば、晴れて親子三代で引き継がれた使命を果たしたことになるのだろう。

何しろ、力づくでも憲法改正を実現させるためには、衆議院で与党が2/3を超える議席を持っている今こそが絶好の機会。力づくで決めるなら、気をつかう相手は国民でなく与党になる。安倍サンが総裁選に出馬した「決断」の理由、そして非難や支持率の低下があっても党内の都合を優先させる「決断」の理由は、ここにあると思えてならない。

憲法改正の中身は当然ゴタゴタするだろうし、すべきだと思うが、オレは改正の議論そのものには賛成だ。だから、サッサと道筋をつけてしまえと言いたい。それよりも、小泉改革の各論を早く推進して欲しい。だからこそ、安倍サンには思い切り風を吹かせて舞い上がって欲しいのだ。無党派層の風を受けて小泉サンよりも強力に、年寄りや官僚に何ら臆すことなく官邸主導の政策実現をして欲しい。だから、柳沢サンみたいに好かないジジイがいても、安倍サンを支持しているのだ。

安倍サンが多少なれども支持率をリカバリーしたければ、サッサと柳沢サンが自ら辞めて、失言した閣僚に対する安倍サンの任命責任は安倍サンの機動力を発揮できるような内閣改造をもって果たせば良かった。安倍サンが敢えてそうしなかったのは、支持率よりも党内のキーマンに恩を売って憲法改正で足並みを揃えることを優先させる、という「決断」だ。参院選で与党が大敗しない、負けても退陣に追い込まれないという前提があるのかも知れない。

強気な賭けだが、読み切れない風(支持率)を頼って党内が割れるより、ずっとマシだという判断なのだろう。安倍サンは憲法改正に、そこまで賭けていると思う。もしかすると、小泉サンは安倍サンの悲願を承知の上で「憲法改正は今がチャンスだ。自民党結党以来、親子三代の悲願を果たせるのも何かの縁。やりなさいよ?」という意味を込めて安倍サンを推したのかも知れない。


「女性は産む機械」については、年寄りの世代ほど男女や党派を問わずそういう価値観に縛られて生まれ育って染み付いている人が多いハズだ。柳沢サンは「子は二人以上が健全」などと、世間の興奮が冷めやらぬ内に更なる刺激的な事を口にしたそうだが、一人生まれた途端に「二人目は?」とプレッシャーをかける年寄り連中の本音を代弁しているだけだ。オレから見れば、年寄りが厚労相をやれば誰がなっても本音に違いがあるとは思えない。違いがあるなら、口を滑らせて禁句を言うかどうかだけだ。

年寄りは食うや食わずやの極貧の時代を耐えて生き延びた世代だから、豊かさに対して多くの我慢と割り切りをして来た。「二人目は?」とプレッシャーをかける年寄りに「二人目を育てる余裕が無い。」などと応えようものなら、「私たちの時代は遊びどころか食う物も我慢して赤ん坊を背中に背負って働いたのに、今どきのモンは、それくらいの事もしないで余裕が無いと言うのか?」と説教するハズだ。親類縁者、隣近所の誰もが同じように貧しい時代ならともかく、誰もが大学に進学できる時代に、生まれた時からウォッシュレット付きトイレとカラーTVにエアコンとクルマのある家庭で育った男女が、わざわざ50年前のライフスタイルを実践できるわけないだろ?そういう家で育てたのは誰だよ?

少子化問題に向き合うなら、世代や性別、もちろん党派を超えて、今後の日本の男女の共生、ひいては老若男女の共生を議論すべきだ。子育ても介護も何でも外注してカネで済まそうとしても無理があるし、税金でやろうとすれば財政が破綻する。カネを使わずにやるには、昔のように親子三代が寄り添って家計を圧縮して、外注しないで済むように親子三代で助け合いながら子育てと介護をやるしかないのは明らかだ。それなのに核家族は相変わらずだし、2世代住宅などと言ってもお互い好き勝手してバラバラだ。食事ひとつとっても、皆で鍋や煮物をツツけば量産効果で1人当りの食費が減るのは明らかだ。料理の味つけが違うだの言ってる場合じゃないだろ?年寄りの好きな味つけの和食にしておけば年寄りにストレスをかけないし、若い衆もメタボリック・シンドロームにならないで済むじゃないか?要は「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」の一家みたいに過ごせば良いのだ。

今のままでは本音を禁句にしたまま、浅薄であざとい小手先の政策をグチャグチャやってるだけじゃないか?そんなもんで少子化が解決できると思っているのか?所詮は年寄りにとって30年後の事なんか他人事だろ?明日の事も考えない若い衆が無関心で無気力なのをイイ事に、10年後には逃げ切って食うに困らず安泰な年寄りの政治屋連中が物事を決めようとしているのだから、少子化なんて解決するわけないじゃん?だからオレみたいなヤツでさえ国会の少子化論議にシラけて関心が薄れるのだ。

野党だって、党利党略・政権奪取のために女性の浮動票に風を吹かせて煽り立てるだけだ。
延々と審議拒否をするのは本来の仕事を放棄しているわけで、極めて無責任だ。結局は、少子化に向き合ってないということじゃないのか?与党に対する反対票にはなり得ても、明快な対立軸も無ければ政策実現能力にも疑念があるわけで、少なくともオレは野党に政権を委ねる気分にはなれない。片山内閣の二の舞になれば、そっくり政治的空白を作るも同然だ。60年前ならそれでも済んだかも知れないが、今そんな空白が出来たら世界に迷惑だし、下手すると北朝鮮や中国に侵略される。

マクロ経済の回復で、小泉改革が終わったような気分になっているが、オレに言わせればとんでもない話だ。改革が緒に就いたばかりで、これから泥臭い各論をガンガンやらなきゃマクロ経済なんて失速墜落一直線に思える。「小泉サンのヤリ過ぎを修正する」などとシタリ顔で穏やかな事を言う連中は足元のゼニしか拾えない近視眼者か、もう少しで逃げ切れる年寄りだ。いずれも自分の事しか考えられない連中だ。こういう連中の甘言に自分の辛さを委ねても、結局は何もしてくれない。優しい事を言いながら、問題の本質を先送りにして逃げて行くだけだ。そのツケと後始末は若年層の一般大衆に回って来るのだ。


野党に言いたい。政権運営をクルマの運転に例えれば、こんな時に政権のハンドルを握ること自体が目的で、それ以上の何もない野党連中にハントル握らせて運転させたら、国が右往左往フラついて崖から落ちる気がしてならない。今のオレは、批判票や反対票を投じるために野党へ投じることは無い。

野党に与党の対立軸は期待しない。そんなことよりも、「小泉路線を、安倍サンよりスピーディに地に足の着いた形で実現させます。」という主張と具体的な手順を得意なマニフェストやらで納得行くように示して、それに応じた立ち振る舞いが納得できたら、野党に一票を投じるつもりだ。そのために、小泉サンと小泉チルドレンを民主党へ引っ張って来れば良いのでは?王サンが巨人からダイエー、ソフトバンクの監督になったり、星野サンが中日から阪神の監督になって日本一になるのだから、小泉サンが小泉改革を実現するために民主党を率いても何ら違和感は無い。
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# by darkmind628 | 2007-02-06 17:16  

追い込まれているのは夕刊フジだ。

ソースは言えないが、ネット社会が普及してから媒体が拡散してしまい、マスコミの中でも新聞・雑誌といった紙媒体が全体に厳しくなっているようだ。特に夕刊紙は売れなくなって来ているそうで、その中でも夕刊フジが厳しいらしい。社内はリストラ、何をやるにも低予算で、カネをかけずに「売れる刺激的な記事を書け」と尻ばかり叩かれているのだろう。とにかく目先の部数を確保するのに、なりふり構わず必死なのだ。

自ずと「しばらく売れ続けるネタ」が欲しくて仕方ないわけで、他紙が扱わなくて、世間がネタに飽きるまで延々と騒いでくれて、懐を痛めずに闘えるネタが一番おいしい。

だから、2ちゃんねる相手の対決は絶好のチャンスなのだ。

いずれにせよ2ちゃんねらーが夕刊フジとの対決を煽ったり、場外乱闘の如きネット上の攻撃を仕掛けて世間の注目を集めるほど、夕刊フジは売れる記事が書けて、恵みの雨になるのだ。夕刊フジ存続のために、ガンバレ2ちゃんねらー!


「2ちゃん」VS「夕刊フジ」 閉鎖騒動巡り全面対決 [ 01月17日 19時50分 ]
J-CASTニュース

「2ちゃんねる」閉鎖騒動は、「2ちゃんねる」VS「夕刊フジ」の激突という様相を呈してきた。2007年1月16日に管理人の西村博之さんが携帯電話専用サイトで独占インタビューに応じ「まだ閉鎖する気はないですー」と明言。今回の騒動には「新聞が売れるという狙いがある」と夕刊フジを批判した。「2ちゃんねる」にはこのインタビュー配信後、「ZAKZAK(夕刊フジのサイト)へのリンクを全面禁止」などというスレッドが立ち、「祭り」になっている。
「差し押さえになっても、問題はない」
このインタビューは、ひろゆきさんが取締役になっているニワンゴが、07年1月16日に携帯電話専用サイトに掲載したもの。「2ちゃんねる」の閉鎖の噂について、
「おいらはまだ閉鎖する気はないですー」
と閉鎖を全面否定した。
全財産の仮差し押さえ申し立てが2007年1月12日に東京地裁に出され、差し押さえの対象が「2ちゃんねる」のドメインにまで及んでいることについては、
「ドメインの差し押さえ自体もかなり難しいと思いますが、仮に差し押さえになっても、別のドメインを割り当てるので問題はないと思います。検索すればすぐに見つかるのでさして困る人はいないんじゃないかと思います」
と、万が一の場合でも数時間で違うドメインで再開可能であるとした。
「じゃあ、どうして閉鎖騒ぎになっているんですか?」という質問に対しては、こんな回答をした。
「失踪してなくても『失踪』って記事を書く新聞が売れるわけで、『2ch閉鎖』って書くとまた、新聞が売れるということじゃないかと。狼少年の寓話を彷彿とさせますよね。よい子の皆さんは真似しないようにしましょー」
これは夕刊フジが 06年9月22日付で報じた「2ちゃんねるの『ひろゆき』失踪…掲示板閉鎖も」という記事を指している。
さらに、「全財産が差し押さえ」と夕刊フジが書いていることについて、
「差し押さえというのは債権の額までしか差し押さえできないです。全財産の差し押さえが不可能ってのは、法務部のある会社ならわかってるはずなんですけどねぇ、、」
と皮肉った。

夕刊フジが連日追及キャンペーン

今回の騒動は07年1月13日付の一面トップに、「2ちゃんねる停止」という大きな見出しを躍らせた夕刊フジが発端であることは言うまでもない。ひろゆきさんに対し約500万円の債権を持つ東京都の会社員の男性(35)が財産の仮差し押さえを地裁に申し立てた件で、「早ければ再来週にも強制執行される」と書き、差し押さえの対象は「ドメインにまで及ぶ」とした。さらに夕刊フジは、07年1月17日付でまた1面トップに「2ちゃんねる管理人に破産申し立て」というデカイ見出しを躍らせた。埼玉県の男性会社員(35)が東京地裁に申し立てたとされ、ひろゆきさんが「2ちゃんねる」のカキコミに関する裁判で負けた賠償請求に一切応じないため、ヒューザーの小嶋進元社長に対して被害者が行ったように、ひろゆきさんを破産させ賠償金を確保するのが狙い、と書かれている。
「夕刊フジは明らかに2ちゃんを攻撃対象にしている」という思いからか、07年1月16日から、「2ちゃん叩きに必死なzakzakのURLは書き込めなくなりますた」「2ちゃんねる、ZAKZAKへのリンクを全面禁止 一部ニュース板での引用も禁止に」などZAKZAKを排除しようというスレッドがいくつも立ち「祭り」になっている。
夕刊フジは07年1月18日付でさらなる爆弾を投下した。「2ちゃんねる断末魔。ひろゆき勘違い答弁」という見出しで、今回のインタビュー内容を題材に、
「本紙(13日付)報道では閉鎖について一切言及していない。西村氏自身が2chに踊らされたことを露呈してしまった格好だ」
「『失踪がウソ』というのなら、どうして現在、東京地裁に西村氏への公示送達が申し立てられているのか、納得いく説明もない」
さらに、先の「全財産差し押さえ」の記述について、「西村氏は不動産がないとされているため、結果的に仮差し押さえ命令が下りれば、対象は西村氏の全財産に及ぶことになるのだ」とした。これからも夕刊フジのひろゆきさんと2ちゃんねるを追及するキャンペーンは続きそうだ。
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# by darkmind628 | 2007-01-18 19:19  

官僚が「通らないように」作った法案。

同じ事でも「言い方」ひとつで受け止める側の印象が全く異なるものだ。

「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制度は、財界の要望を受けて作った法案のようだが、厚労省は財界と官邸に対する仕事としての義理を果たしながら、「こんな法案、通したくない。」という本音のもと、ワザと廃案になるような表現にして、お粗末な根回しをしたのだと思う。意図の有無がどうあれ、結果的にはそういうことだ。

何故なら、官僚が自身の意思によって本気で法案を通そうとしたら、政治の力学やマスコミと世論の反応を入念に予測して計算しつつ、タイミングを含めて周到に準備するものだからだ。経団連と官邸は、「(厚労省に)チクショー、やられた…!」と苦々しく思っていることだろう。

官邸にしてみれば、経団連に恩を売って集票・集金に結び付けたかっただろうし、これが成功すれば与党に対する官邸の影響力が強まる。さらに、官僚に対する官邸主導の政策推進を世間にアピールしたい気持ちは山々だから、ぜひモノにしたかったハズだ。

一方、官僚側にしてみれば、「オレらが本気にならなきゃ、こんな法案一本モノに出来ないんだぜ。少しはオレ達に気をつかえよな!」という陰険な官邸イジメと力の誇示が背景にあるだろう。経団連の陳情に対して「ヨッシャ、わかった!」と引き受けたであろう官邸は、とんだ恥を晒すことになったわけで、経団連にしてみれば、「安倍サンはガキの使いか?ダメだ、こりゃ…」ということだろう。

安倍サンが上っ面のシステムだけで思惑が実現出来ると浅読みして、官僚の思惑や本音、立場を踏まえて彼らの気持ちを動かそうとしなかったのであれば、安倍サンは世間知らずの「おぼっちゃま」だ。上っ面のシステムで世の中が「動く」ことはあっても、「変える」ことは出来ない。

小泉サンは、「オレを敵に回したら世間から袋叩きにされるぞ?」という力学と態度を一貫させて、しかも政治の損得やしがらみが無く、シブトイ学者を司令塔に据えたから強行突破できたのだ。安倍サンが小泉サンの勢いを借りただけで突破出来ると思っているなら、今後は何をやってもムリだろう。

安倍サンは「小泉サン、ちょっとヤリ過ぎたよね~?」とニヤけて、小泉流を優しくマイルドに修正するような顔をして、永田町と国民の共感を得ようと考えているのかも知れない。だが、改革はむしろこれからが本格的にエグい局面になるはずで、誰もが改革を骨抜きにしようと必死になって来るのだから、オレの憶測通りならイメージ作りを完全に間違えている。

安倍サンは「若くてカワイイ、憎めない」という雰囲気で愛嬌を振りまきつつも、冷徹に力学を読み抜いて、むしろ小泉サンよりエグい手段で強行突破しないと、最終的には国民の共感が得られないハズだし、早くも寒風が吹き始めている。少なくとも誰にでも「優しく良い人」でいたら、何も出来ぬまま自滅する。だからこそ、小泉サンは何度も安倍サンに「非情にならなきゃダメだ。」と言い残したのだ。


<残業代ゼロ制>安倍首相が国会提出断念を明らかに [ 01月16日 20時36分 ]

 安倍晋三首相は16日、残業の概念をなくす「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制度を導入する労働基準法改正案について「働く人たち、国民の理解が不可欠だ。今の段階では理解を得られていない」と述べ、25日召集の通常国会への提出を断念することを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。
 首相は11日には記者団に「私の内閣では、仕事と生活のバランスを見直していこうと考えていく」と話し、提出を目指す考えを示していた。しかし、同法案をめぐっては「残業代がなくなる」「長時間労働を助長する」など、労働側から批判が噴出し、民主党は導入に徹底抗戦する構えを見せている。
 与党内でも、4月の統一地方選や7月の参院選に悪影響を与えかねないとの懸念や、参院選前の通常国会は会期延長が難しく、提出しても成立が困難なことから慎重論が強まり、提出見送りで最終調整していた。
 柳沢伯夫厚生労働相は、法案への理解を広めたうえで提出する考えだったが、首相周辺は「(法案の趣旨が)ねじ曲がって伝わったから、それを今から(修正する)というのは難しい。根回しに失敗したということだ」と語った。【西田進一郎】
 ■解説 拙速導入の政府姿勢は理解されず
 「日本版ホワイトカラーエグゼンプション」を導入する労働基準法の改正案は、次期国会への提出が見送られた。厚生労働省は、サラリーマンの反発の声に「制度への誤解がある」(柳沢伯夫厚労相)としてきたが、制度の中身が明らかになればなるほど反発の声は強まり、参院選を控えた政府も断念せざるを得なくなった。
 この制度は残業の概念をなくし、自由な働き方を認める一方で、どれだけ働いても残業代は一切支払われない。日本経団連など財界の要望を背景に厚労省は(1)時間を自己管理でき、ワークライフバランス(仕事と家庭生活の両立)に寄与する(2)ホワイトカラーの生産性の向上につながり国際競争力を高める――などと導入の必要性を説明してきた。
 しかし、制度の対象となる30~40代の労働者は3人に1人が月80時間以上残業し、過労死の危険性が指摘される。実際、過労死、過労自殺の労災申請は毎年増え続けている。また残業代を支払わない不払い残業も依然として多い。そうした状況を放置したまま、「自由な働き方」と説明しても説得力はない。労働者の働き方を一番よく知る労働基準監督官でさえ6割が制度に反対していた。
 労働組合の連合はそれらの問題に加え「チームで仕事をする日本には合わない」と強く反対した。過労死被害者の遺族も早い段階から「長時間労働、過労死を助長する」と訴え、こうした声が徐々に広がった。
 長時間・過重労働の実情を軽視し、制度を拙速に導入しようとした政府の姿勢が理解されなかったのは、当然の結果ともいえる。【東海林智】
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# by darkmind628 | 2007-01-17 08:12  

うるさい。ムカつく。うざぃ女だ。

田中真紀子は野党の立場がお似合いだ。

実務的な当事者能力が全く無い事は外務大臣をやった時の経緯でハッキリしている。そのくせ、無責任な一般人ウケの良いツッコミだけはツボを押さえている。ただの人気取りの「政治屋」だ。田中真紀子は日本のために何をしたいワケでなく、「政治屋」として自分の存在感を誇示して、生業のために生き延びる事しか考えていないのだ。

こういう政治屋も市井人の日常の愚痴を代弁して、ガス抜きでサッパリさせるのに必要な役者だが、有権者は彼女を絶対に当事者にさせてはならないと思う。

田中真紀子本人も、確信犯だと思う。己に当事者能力が無いこと、当事者意識を発揮する志も無く、そのこと自体を損でバカバカしい役割だと思っている。だからこそ、当事者に祀り上げられないよう、支離滅裂なパフォーマンスに徹するのだ。

そして、「政治を食い物にしている」という点で、田中角栄と真紀子の親子は共通していると思う。「自分に投票した有権者の"利益"になること、"スッキリすること"をやってやってるんだから、それに応じた"口利き料"をいただくのが生業だ。」という割り切り。そこには、「全体最適」の志など微塵も無い。

与野党に限らず、「政治屋」達の精神を最も露骨に具現化したのが田中角栄だと受け止めているが、これぞ巨悪の源泉となる精神で、最も憎むべき政治家像だと思う。

多種多様に立場の異なる者が集まる中で、「全体最適」は現実に有り得ない事だが、有り得ない結果を求めて、命を削る思いで葛藤しながら最善を尽くすのが政治家の本質なのでは?オレは、そのオーラを感じない政治家を排除したい一心だ。


<衆院予算委>田中真紀子元外相が安倍首相に初質問 [ 10月06日 11時31分 ]

 6日午前の衆院予算委員会では、93年7月の衆院選で初当選した安倍晋三首相と同期の田中真紀子元外相(無所属)が質問に立った。03年11月に民主党会派入りした田中氏が予算委で質問するのは初めてで、北朝鮮による拉致問題を中心にした外交方針などを首相にただした。
 冒頭、田中氏が「自ら首相にふさわしいと思うか。同期の桜なので本音を」と皮肉ったのに対し、首相は「同期の中で田中氏こそ首相になるのではないかと印象を持っていた」と切り返した。さらに田中氏は、首相の著書を引き合いに出しながら「『美しい国』というので、どれだけ美しい大臣が出てくるのかと思ったが、こういう皆様だった。『美しい』という形容詞は個人差がある」などと閣僚批判も忘れなかった。【中澤雄大】


真紀子節不発…衆院予算委で安倍首相と“初対決”も珍言連発

 かねてから安倍政権に批判的な田中真紀子元外相(62)が6日午前、約4年ぶりに衆院予算委員会で質問に立ち、安倍晋三首相(52)を「小さな子供がパパの革靴をいたずらで履いた」と表現するなど相変わらずの舌ぽうを展開した。だが質問の途中で話がいきなり別の話題に変わるなど、この日の天候もあってか“真紀子節”は湿りがち。要領を得ない質問で首相が首をかしげる場面もあった。
 最後に予算委に出席した4年半前は小泉内閣の外相だった真紀子氏。対する安倍氏は当時、官房副長官。すっかり立場が逆転した2人の対決は「自ら首相にふさわしいと思うか?」「田中さんこそ首相になるのではないかと印象があった」という皮肉合戦で始まった。
 「小さな子供がいたずらでパパの革靴を履いて道路に出てきた印象。しかも右へ右へ歩くので危なっかしい」と“真紀子節”で周囲の笑いを誘発。さらに安倍氏のベストセラーになった著書「美しい国へ」についても「いつ書いたんですか。ゴーストライターですか?」。
 安倍氏の得意分野の拉致問題でも02年9月の訪朝に関し「完全に金正日ペースで腰砕けだったのでは」。また交渉の際「(帰国せず北朝鮮に)残ってなぜ、ひざ詰め談判できなかったのか。(首相と)連帯責任だ」と根性論を展開。一方の安倍氏も「あのとき考え得るベストを尽くした」「いちばん心配しているのは真紀子さんではなく、被害者のご両親たちだ。そういう方々は私の努力をそれなりに評価している」とキレ気味。顔がこわばり一触即発の状態となった。
 真紀子氏と安倍氏は同じ93年の衆院選で初当選した同期。またお互いの父・田中角栄元首相と、福田赳夫元首相の弟子だった安倍晋太郎元外相は「角福戦争」で敵対関係にあったという因縁がある。真紀子氏も安倍氏に対しては「(すぐに落ちる)線香花火」「肝臓だか心臓(晋三)だか…」と常に手厳しい。
 だがテンションが上がりっぱなしの真紀子氏も食品安全問題を話しながら、いきなり「北朝鮮ですが」などと話が飛び、周囲が「おいおい」とざわつくなど、不明な言動も。中国との関係論を独演しながら「1972年の日中国交回復のキモは何か知ってますか?」と突然、質問し「まあ…キモと言われても」と安倍氏を困らせる場面もあった。
 また最後には朝食に青汁を飲むという安倍氏に対し「青汁飲んでも筋肉質の政府になりませんよ」と捨てゼリフを残した真紀子氏。対決後、安倍氏の印象を「青臭い」と一刀両断し、ご満悦の表情だった。
(スポーツ報知) - 10月7日11時10分更新
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# by darkmind628 | 2006-10-08 10:38  

安倍サンは、地味だから今の局面に最適なのだ。

ガンに侵され、合併症で死にそうな日本に、白い巨塔のしがらみを壊して、根治療法を宣言し、果敢に大手術を行った小泉サン。

だが、その治療は未だ道半ばだ。ICU(集中治療室)から一般病棟に移るかどうかの局面に過ぎず、しかも荒療治の副作用で体の隅々にダメージが残っている。だが、一命をとりとめた。

その治療方針を引き継ぐには、極めてデリケートで地道な対応が求められる。リハビリには、骨太な方針と根気強い努力が必要だ。

ミーハーな浅知恵は治療の邪魔だ。とにかく小泉サンが敷いた治療方針を、地味でも着実に進めるのが最善だ。だから、安倍サンは小泉サンが道筋をつけてくれた治療方針を守って、完治に向けて粛々と作業を進めるハズだ。それを小泉サンと安倍サンが、お互いに了解していて、信じられるからこそ、小泉サンは安倍サンに引き継がれるように立ち回ったのだと思う。

安倍サンを評して、「小泉サンと違って地味だ」、「挙党体勢重視では、旧い自民党に戻ってしまう」などと指摘するのは、ナンセンスだ。今すぐ、着実に地道な治療を進めて行くためには、内輪モメしている場合じゃない。先ずは挙党体勢が最も重要なのだ。

小泉サンは、自分に出来ない局面になったから、自ら退いたのだ。だから、安倍サンは、当然これからの局面に向いた方法で進めるべきだし、オレが言うまでもなく、安倍サンは黙ってそうしている。安倍サンは、表面的には若さと華やかさのイメージでミーハーなオバさん達の人気を集めているのかも知れないが、おそらく、安倍サンのやる事は地味で着実な対応になるだろうし、それが今の局面には最も適しているのだ。目先の人気取りで派手で軽薄な対応をしない限り、オレは安倍サンの自民党を支持して行く。

いま「ガラガラポン!」とばかりに、小泉サンに向う意地を張って、目先の異なる事を始めてしまったら、とんでもないことになる。治療は最後まで一貫性を持たねば、治療を長引かせるだけでなく、却って患者を死に追いやってしまう。だから、日本が完治するまで、オレは民主党の支持を考える気にならない。

ただ、あまりに地味だとミーハーな国民の支持は得られないし、今の支持を維持できない。
目前の参院選を勝たないと安倍政権が終わってしまうし、小泉改革が停滞して混迷する。

安倍サンの参院選の勝ち方は、「風を吹かせないこと」に尽きる。

「風」は、勧善懲悪のドラマが起こると吹いて来る。すなわち、誰もが分かる悪役を仕立て上げて、そいつらをやっつける…というシナリオだ。小泉サンが選挙の度にそうやって成功した手法だが、今の局面だと安倍サンに吹く風は逆風しか有り得ない。

というのも、与野党に関わらず郵政民営化に反対する勢力を全てやっつけて、自民党内の抵抗勢力も既に追い出した。構造改革における今後の悪役は官僚で、選挙の材料に使えない。野党を悪役にしたくても、与党と野党の勢力格差がついているから、これ以上に弱者の野党を追い込み過ぎると、国民世論に判官贔屓の力学が働いて、かえって与党が悪者にされてしまう。

ちなみに民主党はボロボロだ。前原一派の自滅と、レベルの低いスキャンダルの続出、そして頼みの綱の小沢サンが体調不良で動けそうになく、死に体だ。放っておいても民主党は勝手に崩れる。

何しろ地味な局面だから、安倍さんに向かって風を吹かせる材料が無いのだ。

こういう時は、無党派層を刺激しないで無関心になってもらい、投票率が低くなる状況にさせることだ。そうすれば、組織票が勝負を決める。組織票を固めるには、小泉サンが壊してチグハグしている党内をまとめて、挙党体勢にすることが大前提。特に全国の都道府県連を立て直すことが喫緊の課題で、既にあの手この手を打っているハズだ。追い出した議員の復党も、手の一つだ。

かくして、安倍サンの人事は挙党体勢を最重視して、バランスをとったものになった。当然の対応だと思うし、とりあえず今のところ大成功を収めていると思う。

今後、安倍サンに逆風を吹かせる「最も危険な刺激」は、靖国問題だろう。
今までの安倍サンの雰囲気からすれば、参拝するハズだが、参拝しなくても安倍さんの姿勢を責めない雰囲気が醸成されつつある。「参拝したいけど、美しい国づくりのためには、その前にやるべきことがあるので、行かないことにする。」というニュアンスが通れば、安倍サンの勝ちだ。

小泉サンが安倍サンにプレゼントしたカードは、内政と外交に、それぞれ1枚ずつある。小泉サンが、安倍サンが地味に埋没することを気づかって、派手に動けるカードを残しておいてくれたのだ。

内政カードは「デフレ脱却宣言」で、外交カードは「靖国参拝見送り」だ。いずれも使い方とタイミングを誤ると「もったいない」どころか、大損失を与えかねないが、虎の子のカードを上手く使えば、安倍サンの支持を固めることになると思う。

6ヶ国協議に北朝鮮を復帰させて、核開発と拉致問題に道筋をつけるには、どうしても中国の力が必要だ。その確信が得られるという前提で、「靖国」カードを切ると思うし、その下準備を実務レベルで着々と進めているのだろう。

ただ、未だ安倍サンにはワキの甘いところがある。例えば、所信表明演説のカタカナの多さだ。若さを演出するために、ワザとやったのなら、どうしようもない。ついつい、気づかいが至らなかったのだろうと思う。しかし、こういうミスをすると、つまらぬ所で足元をすくわれて、あえなく退陣を強いられる。絶対に気をつけるべきだ。
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# by darkmind628 | 2006-09-30 11:49  

小泉サン、ありがとう。

賛否両面から小泉サンを論評する人は多々いるし、今後も多くの評論家や歴史家が小泉サンを論じるだろうが、「ありがとう」と素直に言う人は、案外オレだけかも知れない。

小泉サン、日本を救ってくれて、ありがとう。おかげさまで、死の淵にいた日本は一命をとりとめた。マジでそう思っている。こう書くと、「ホメ殺し?」などと書き込まれるだろうから、小泉サンが辞めてから、このエントリーを書くことにした。辞めた人ならホメ殺しにならないだろう。

小泉サンは、多発性の進行ガンになって、しかも重篤な合併症を起こして死にかけていた「日本」という患者の主治医になって、大手術を施した。

長年、歴代の主治医と医療スタッフは、誰もが根治療法では儲からないと思って、目先の対症療法と延命治療ばかりして来た。そして、診察代と薬代を稼ぐ医者と薬屋の食い物にされて、日本は借金してまで治療代を払い続けて来た。

小泉サンは、そんな日本の主治医になって、根治療法を宣言した。

そして、誰もが諦めていた全身に及ぶガンの転移に対して、日本の残る体力を信じ、痛み止めのモルヒネや対症療法のクスリを抑えて行きながら、患者と家族の悲鳴を諌めて叱咤激励しつつ、果敢に抗がん剤を投与した。そして、最も大きく、最も困難なガンの摘出手術を行った。

治療にあたっては、白い巨塔のしがらみや過去の権威にとらわれず、全国津々浦々から小泉サンの治療方針に賛同する気鋭の名医を集めて、白い巨塔の中であっても、存分に力を発揮するように最大限の配慮をした。

今やっと、日本は小泉サンが率いた医療チームの不眠不休の治療によって、ICU(集中治療室)から一般病棟へ移れるところまで回復した。

厳しい治療の副作用で、体の隅々に激しい痛みが残り、手足の端々には壊死したり機能障害が残ってしまう状況もある。オレ自身、日本の端っこにいる一個の細胞だが、壊死寸前だ。
だが、とにかく一命をとりとめた。これだけの思い切った治療は、小泉サン以外に出来なかったはずだ。

今後は、ガンの再発を注意深く監視しながら、端々に残った痛みを手当てして、体のあちこちに残った機能障害と体力のリハビリをしなくてはならない。まだまだ、退院して稼げるようになるには必要な治療が多々残っている。

谷垣サンと財務省は、治療費がかさんで破産するし、どのみち近々働いてもらわないと借金が膨らんで破産するのだから、いつまでも治療に甘えていないでサッサと退院して働け、稼げ…と言うが、もうしばらく養生してからでないと、また倒れてしまう・・・という意見が大勢を占めている。

財務屋サンは、目の前にある現金しか信じられないだろうけど、オレらにしてみれば、すごく元気になれたら、それだけしっかり働くことで、自ずと返済の苦労が軽くなるかも知れないのだから、そこを期待してくれよ?と言いたいのだ。

いずれにせよ、小泉サンは、白い巨塔のしがらみを押さえて、これだけの治療をするために、構想15年、最高責任者として5年も心血を注ぎ、しかも後継者に治療が継続できるような道筋までつけたのだ。私は、十分に責任を果たしたと思う。

安倍サンは、小泉サンが道筋をつけてくれた治療方針を守って、完治に向けて粛々と作業を進めるハズだ。小泉サンは、自分に出来ない局面になったから、自ら退くのだ。だから、安倍サンは、当然これからの局面に向いた方法で進めるべきだし、オレが言うまでもなく、安倍サンは黙ってそうしてる。安倍サンは、若さと華やかさが表面的なイメージだが、おそらく、やる事は地味で着実な対応になるだろうし、それが今の局面には最も適していると思う。

いま「ガラガラポン!」とばかりに、小泉サンに向う意地を張って、目先の異なる事を始めてしまったら、とんでもないことになる。治療は最後まで一貫性を持たねば、治療を長引かせるだけでなく、却って患者を死に追いやってしまう。

だから、「小泉サンと違う」、「挙党体勢重視では、旧い自民党に戻ってしまう」などと言う指摘は、ナンセンスだ。安倍サンは、地味だから今の局面に最適なのだ。

ありがとう、小泉サン。日本を救ってくれて、本当に、ありがとう。


小泉内閣が総辞職、安倍新総裁が小泉首相を見送り [ 09月26日 12時51分 ]

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9月26日、小泉内閣が午前の閣議で総辞職した。小泉首相は、およそ150人の官邸職員の拍手による見送りで首相官邸を後にした。代表撮影(2006年 ロイター)


 [東京 26日 ロイター] 小泉内閣は26日午前の閣議で総辞職した。小泉首相は同日午前、およそ150人の官邸職員の拍手による見送りで首相官邸を後にした。安倍・自民党新総裁も職員の列の中央で首相の見送りに加わった。
 小泉首相は総辞職にあたり「改革に終わりはない。私も一国会議員としてわが国の明日への発展のため、微力を尽くしていく考え」との談話を発表した。
 閣議後に記者会見した長勢官房副長官によると、閣議のあとの閣僚懇談会で小泉首相は「皆さんお疲れ様でした。これからも閣僚経験を生かして活躍してほしい」とあいさつした。
 また、小泉首相は「新総裁を盛り立てていくので健康を大事にしてがんばってほしい」と語った。これに対して、安倍新総裁は「よろしくお願いします」と一言だけ発言した。


安倍内閣も経済財政諮問会議を活用し改革を=小泉首相 [ 09月22日 20時04分 ]

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 9月22日、小泉首相(左)は、安倍内閣でも経済財政諮問会議を活用して改革を進めてほしい、と述べた。20日撮影(2006年 ロイター/Issei Kato)


 [東京 22日 ロイター] 小泉首相は、経済財政諮問会議について「ずい分熱心な会議だった」とし「改革を進めるのに実に重要な役割を果たした。諮問会議があったからこそ改革ができた」と評価した。そのうえで諮問会議を活用することで「安倍内閣でも改革を進めてほしい」と述べた。また、当初は消極的だった党も、政府に協力するよう変わったと指摘した。官邸内で記者団に語った。小泉首相にとって諮問会議への出席はきょうが最後となった。


退任する小泉首相、「やっと解放される」 [ 2006年09月22日 12時28分 ]

[東京 21日 ロイター] 来週、退任する日本の小泉純一郎首相(64)は、解放されるのを楽しみにしていると語り、後継者に次のような助言を贈った。「非情であれ」
5年以上の小泉の任期は26日に切れる。後任は安倍晋三(52)で、小泉は21日夜に東京のダウンタウンにある公邸を引き払う予定だ。
2001年に首相に就任した後、初めて出したメールマガジンで、小泉は、いつもボディガードに囲まれているため「24時間、かごの鳥のようだ」と表現して自由のなさを嘆いた。
21日に発行したメールマガジン最終号で、小泉は「この5年間、1日24時間、公人としてあらゆる事態に対処できるよう多大な努力をしてきた」と語った。
共同通信によると「公邸を去るのは名残惜しいか」と聞かれ、小泉は「いやいや、やっと解放されるよ」と答えたという。
小泉は戦後最年少の首相となる安倍晋三にアドバイスを贈った。
「重要な決定は自分で行うことだ。時には友情も好意も捨て、非情にならなければならない」
在任中、メディアの注目を集め続けた小泉は「自分は気の小さな普通の人間だと思っている。しかし最善を尽くしてきたと思うし、何かに守られてきたような気がするね。幸運が味方してくれたように思う」と語った。
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# by darkmind628 | 2006-09-30 09:44  

最高の退き際。最高の賛辞をもって称賛したい。

後の歴史家や経済学者が、今の日本経済時代を考察するとき、絶対に竹中平蔵の業績を評価すると信じる。竹中サンは、口先だけの評論家や学者ではなかった。泥臭い現実から逃げずに、されど目先の現実に埋没しないで「あるべき姿」に向けて最高のバランス感覚で日本経済の方向性の軌道修正を実行した。

そもそも竹中サンを売国奴呼ばわりして、「あるべき姿」に異論を唱える人が少なくないとは思うが、日本経済が破綻して国としてデフォルトに陥るべきでない、という命題に異論を唱える人がいたら、そういう人こそ売国奴だ。

米国には学者出身で政策作りから泥臭い政治にまで入り込んで政策の実行運営までやり、現場の実績を引っさげて学者に戻る、といった人がいるだろうが、戦後の日本にそういう学者はいなかったのではないだろうか?明治以前までさかのぼれば別だろうが、現代の日本で学者と言えば、泥臭い政治には立ち入らず、せいぜい諮問会議のメンバーとして提言するまでで、政治そのものに立ち入らせない風土があったと思う。これをブチ壊したのが小泉サンだった。

竹中サンが、これまでの経緯を理論体系にして発表すれば、ノーベル経済学賞をもって評価されても良いのではないかとさえ思う。何しろ日本発の世界恐慌になりかねない極限の危機から、マクロ経済を成長軌道にのせて、デフレ経済をいつでも脱却宣言出来る状態にまで導いたのだから。もちろん、民間の努力をはじめ、多くの既得権者の犠牲、多岐に及ぶ関係先の尽力あってのもので、竹中サン一人で成し遂げたと言うつもりは無い。だが、オレは竹中サン無くして今よりもマシな状況にはならなかったと納得する。口先だけの人間や、竹中サンをゴチャゴチャ批判する人には絶対に出来なかったハズだ。

小泉サンは、竹中サンの実務能力が無ければ、絶対に構造改革をここまで成し遂げられなかった。

そして、竹中サンは恐るべき忍耐力と強い信念をもって、あらゆる抵抗勢力や各種メディア、評論家の攻撃から逃げずに耐え、致命的な脇の甘さも見せずに、改革の道筋をつける大きな一歩を踏み出して、一つの山を登りきった。

オレが思うに、この日本で構造改革をやるというのは、地球の自転を逆回転させるようなものだ。志と能力のある者が全知全能をもってしても、地球の自転に逆噴射を与えて減速させるまでの段取りをするだけで、燃え尽きてしまうはずだ。小泉サンは、現状の自転が減速し始めた段階で、任期満了となって退任するのだ。

地球の自転が止まり、逆回転を始めて狙いの回転速度に落ち着く所を期待するなら、やり方が悪いだの、物足りないと不満を叫ぶ人が必ずいるだろうが、そういう連中に限って当事者意識も当事者能力も欠如している。欠如しているから、平気でそういう不平不満が言えるのだ。

小泉内閣にオールマイティな結果を求めて批判したり評価しない人は、物事の有難味を謙虚に評価できない身勝手な人か、単なる野党で与党の当事者の足を引っ張ること自体を目的としている人、そして、既得権益に護られ「持ちつ持たれつ」の「ぬるま湯」的な人情に頼って、お気楽な人生を歩んで来たのに、小泉改革の犠牲となってオイシイ権益を奪われてしまった人達だ。

気が滅入るのは、約4割の国民が小泉政権を評価してないということ。上記のような立場の人が4割いるのかと思うと、日本はいつまで経ってもネクラな国だ。人を誉め称えるよりも、他人のアラ探しが大好きな日本人の心。でも、これぞ日本の持ち味。陰翳礼賛ってか?


竹中氏議員辞職、安倍政権では改革一辺倒路線の修正も [ 09月15日 18時54分 ]
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 9月15日、竹中総務相の議員辞職表明に関連し、与党内では毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする反応がみられる。2005年10月撮影(2006年 ロイター/Yuriko Nakao)

  [東京 15日 ロイター] 小泉構造改革のシンボル的な存在だった竹中総務相の議員辞職表明に関連し、与党内では毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする反応がみられる。次期政権の政策運営には構造改革路線だけでなく、経済成長路線も加わるとのエコノミストの見方もある。
 長勢官房副長官は15日午後の記者会見で、竹中氏について不良債権処理など構造改革で功績を挙げたと評価した。一方、自民党内での竹中アレルギーも根強く、野田毅元自治相は15日、「米国の国益にかなうことばかりやっており、問題点は多かった」と批判。竹中氏を評価できるとすれば何かとの問いには「説明が上手な広報マンだったこと」と皮肉を込めた。
 政治評論家の屋山太郎氏は、竹中氏は今年春ごろ首相から関係を絶たれたと説明する。しかし、安倍氏に近い筋は今週はじめ、「安倍氏と竹中氏はデフレ認識に関するコメントが同じなので、その点を考慮すると両者の関係は完全に切れてはいない」と見ていた。
 安倍政権での入閣は厳しいとの見方が強まっていたが、屋山氏は「安倍氏は竹中氏の知恵を使いたいのではないか。首相補佐官というポストもある」と指摘していた。
 野村証券シニアエコノミストの木内登英氏は「海外では、小泉改革を推進した立役者として竹中氏の評価はかなり高い。竹中氏の政界引退のニュースを、小泉改革路線の後退とマイナスに受け止める海外投資家は多いものと思われる。海外市場での反応を慎重に見極めたい」としている。
 また「安倍政権が発足すれば改革路線一辺倒ではなく、改革と成長の双方を目指すなど政策の路線修正が次第に明らかとなろう。竹中氏の政界引退によって、こうした流れは加速するだろう」と見ている。


竹中総務相、議員辞職を表明・「役割終わる」 [日本経済新聞]

 竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は15日、首相官邸で小泉純一郎首相と会い、小泉内閣が総辞職し新政権が発足する26日付で参院議員を辞職する意向を伝え、了承を得た。竹中氏はこの後の記者会見で「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界における私の役割は終わる」と強調。国会議員としての最後の仕事は「首相とともに5年半構造改革をしてきた安倍晋三候補に1票を投じることだ」と安倍氏支持を表明した。
 竹中氏は2001年の小泉内閣発足で慶大教授から経済財政担当相として入閣。以後、金融担当相などを歴任し、小泉政権と歩みをともにしてきた。「小泉改革」の司令塔として不良債権処理など日本経済の再建に大きな役割を果たした。05年には小泉内閣最大の課題であった郵政民営化の実現にも貢献した。
 04年7月の参院選に出馬、自民党比例代表候補で最多となる72万票を獲得して初当選した。竹中氏の議員辞職に伴い、比例選での得票数が自民党で16位だった女子プロレスラーの神取忍氏が繰り上げ当選する見通し。 (13:46)


竹中総務相が議員辞職表明 小泉首相退陣に伴い [ 09月15日 13時38分 ] 共同通信

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日午前の記者会見で、26日の小泉内閣総辞職に伴い、参院議員を辞職する意向を表明した。会見に先立ち小泉純一郎首相に報告、了承を得た。竹中氏は会見で「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界での役割は終わった」と述べた。
 竹中氏は郵政民営化をはじめ一貫して小泉構造改革の推進役を果たしてきた。後継首相が確実視される安倍晋三官房長官は改革継承を打ち出しているが、小泉改革の象徴ともいえた竹中氏の辞職は「安倍政権」の改革路線に微妙な影響を与えそうだ。
 竹中氏は会見で、自民党総裁選では安倍長官に1票を投じることを明らかにした上で「民間人、経済の専門家として貢献できることは何でもするつもりだ」と述べた。
 15日の閣議後に小泉首相と会い、議員辞職の考えを伝えると、首相は「ご苦労さまでした」とねぎらった。


竹中総務相が議員辞職表明 小泉首相退陣に伴い [ 09月15日 12時25分 ] 共同通信

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日、9月下旬に小泉内閣が総辞職するのに伴い、政治的な役割は終わったとして、26日に議員辞職する意向を表明した。
 竹中氏は2001年4月の小泉内閣発足で慶応大教授から経済財政担当相に就任、経済財政諮問会議を舞台に小泉改革路線をけん引、02年からは金融担当相も兼務し、金融機関の不良債権処理を推進した。04年には郵政民営化担当相を兼ね、小泉純一郎首相の悲願だった郵政民営化関連法の成立に尽力。05年10月の内閣改造では総務相に横滑り、小泉政権の5年半にわたり閣僚を務めた。
 04年の参院選に自民党の比例代表で出馬、72万票余りを獲得し、トップ当選を果たした。竹中氏は15日午前の閣議終了後の記者会見で「私の政治の世界の役割は小泉首相を支えることだった」と述べた。


<竹中総務相>参院議員辞職、政界から引退へ 首相に伝える [ 09月15日 12時10分 ]

 竹中平蔵総務相は15日午前、首相官邸で小泉純一郎首相に会い、小泉内閣の退陣と同時に参院議員を辞職し、政界から引退する考えを伝えた。関係者によると、慶応大学に新たに出来るシンクタンクの代表に就任し、民間人として次期政権の改革継続に引き続き協力していくという。
 竹中氏は記者会見で「総務相を辞める際、参院議員も辞職したい。大臣に就任した時から、ずっと思っていた。小泉内閣の節目をもって政治の世界での私の役割は終わると思った。議員を途中で辞することは、(参院選で)投票してくれた72万人の人には申し訳ないと思っている」と語った。
 竹中氏に近い自民党幹部によると、「安倍晋三官房長官が首相になれば、民間人として協力したい意向と聞いている」という。
 竹中氏は小泉首相の構造改革の推進役を果たし、不良債権処理などを先導した。01年4月の小泉内閣発足とともに経済・財政政策担当相に就任。02年には金融担当も兼務、昨年10月からは総務相として5年5カ月にわたり一貫して閣僚を務めた。
   ◇   ◇   
 竹中氏が議員辞職すると、04年参院選比例代表で自民党の得票16位で次点だった女子プロレスラーの神取忍氏(41)=本名・神取(かんどり)しのぶ=が繰り上げ当選する。


竹中総務相が9月26日付での参院議員辞職を表明=総務省関係者 [ 09月15日 13時52分 ]

e0013611_1551775.jpg 9月15日、総務省の広報担当者によると、竹中平蔵総務相は9月26日付で参院議員を辞職すると表明した。1月撮影(2006年 ロイター/Sebastian Derungs)

 [東京 15日 ロイター] 総務省の広報担当者によると、竹中平蔵総務相は15日午前の閣議後会見で、9月26日付で参院議員を辞職すると表明した。安倍晋三官房長官は、閣議後の会見で、竹中総務相の進退問題について聞かれ、「その問題は竹中氏がおそらく自ら(小泉首相に)おっしゃたのだろう」と語った。


竹中重要ポスト起用説に NHKやNTT疑心暗鬼 2006/9/ 9

e0013611_15404613.jpg 竹中平蔵総務相が、通信・放送分野の改革策に関する法案提出や実施時期を明記した「工程表」を2006年9月1日の閣議後会見で公表し、永田町や業界で波紋を呼んでいる。新内閣でも引き続き竹中氏が重用される可能あり、とする見方が出てきたからだ。

竹中氏が総務相就任とともに立ち上げた「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)はNTT解体やNHKの縮小などを目指したものの、自民党の族議員らの厚い壁に阻まれた。小泉政権の退陣に伴い、竹中氏の政治的影響力が喪失し、改革策は看板倒れで立ち消えになると見られていた。

竹中氏の「改革第2ラウンド」に警戒感も強まる

次期内閣でも重用される? しかし、ポスト小泉の次期首相就任が確実な安倍晋三官房長官が自民党総裁選で唱えている「成長無くして財政再建なし」「ITを軸にした成長促進」などは竹中氏の持論そのもの。このため、NHKやNTTなど通信・放送業界や永田町の族議員の間では、竹中氏が仕掛けた通信・放送改革の攻防の”第2ラウンド”に警戒感も強まっている。

竹中氏は総務相在任期間があと1カ月を切る中、8月末には通信・放送の融合に対応した通信と放送の関連法の抜本的な見直しを行う有識者研究会の初会合を開催した。席上、「2011年の完全デジタル化元年に向けて早急に検討を進めて欲しい。10年20年先に、通信と放送の融合の(経済や社会に対する)インパクトが大きかったと評価されると確信している」と強調。現在、「有線」「無線」などの伝送手段による区別や、通信と放送という概念で9つに分けられている電波法など9つの関連法をデジタル化進展に合せて統合・整理する方針を示した。

  さらに、9月1日には通信・放送改革の工程表を発表した。NHKに関してはチャンネル数削減に関する検討会を9月中に設置することを打ち出したほか、音楽・芸能・スポーツ制作など娯楽部門の本体からの分離や、映像伝送部門への別会計制度の導入などの組織改革について9月からNHKと協議を開始。改革策を「07年以降早期に実施する」と明記した。

安倍周辺に経済戦略に関する有力アドバイザーが見当たらない
一方、NTT改革では「(持ち株会社廃止やグループ間の資本分離など)組織問題は2010年に検討を行い、速やかに結論を得る」と6月の政府・与党の合意を尊重する姿勢を示したものの、組織問題を検討する前提となる市場の競走状況は「毎年、評価・レビューする」と強調。NTT解体に改めて意欲を示す内容になった。
通常、任期切れを間近にした大臣は次期政権の後継大臣に遠慮して、新たな政策や具体的な政策スケジュールを打ち出すことはためらうもの。竹中氏が退任まで1カ月を切ったこの時期に次々と研究会を立ち上げていることをどうみるべきか。竹中氏の去就についてはこれまでポスト小泉政権では閣外に去り、「政治的な影響力もフェードアウトする」「議員も辞めて、米大学教授に転身するのでは」(政府筋)などとする見方が大勢だった。しかし、最近で安倍官房長官周辺に経済戦略に関する有力アドバイザーが見当たらないことから「引き続き竹中氏が重用される可能性が出てきた」(自民党筋)との観測が急浮上。閣内に止まらなくても、首相補佐官などの立場で経済政策への影響力を保持するとの見方も出ている。


<小泉政権>64%が評価 毎日新聞世論調査 [ 09月15日 03時00分 ]

 毎日新聞が実施した全国世論調査(面接方式、今月1~3日)で、5年5カ月に及んだ小泉純一郎政権について聞いたところ、「評価する」と答えた人が64%に上った。「評価しない」は34%だった。約3分の2が小泉政権を評価したことは、「小泉路線」をどの程度継承するかを中心に、次期首相の政権運営に少なからぬ影響を与えるとみられる。政策面では、北朝鮮を2度訪問し拉致被害者の一部を帰国させたことへの評価が高く、社会保障政策、イラクへの自衛隊派遣が不評という結果が出た。
 小泉政権を「評価する」と回答した人を男女別にみると、男性が62%、女性が65%だった。年代別では20、40歳代が67%と最も高く、30歳代も66%。女性と若壮年層の評価が比較的高い傾向が見られた。
 支持政党別にみると、自民支持層が84%、公明支持層が71%で、野党支持層は民主、共産、社民がそれぞれ39%、32%、28%だった。野党では評価が逆転しており、「評価しない」との回答は、民主、共産、社民でそれぞれ58%、67%、73%だった。
 具体的政策などは、小泉首相がやったことのうち、「良かったと思うもの」と「間違っていたと思うもの」をそれぞれあらかじめ七つの選択肢を用意して尋ねた。
 「良かったもの」は(1)北朝鮮から拉致被害者の一部を帰国させた51%(2)郵政民営化18%(3)積極的な不良債権処理9%――の順。02年の電撃訪朝、拉致被害者の帰国が高い支持を得た。「在日米軍再編の合意など日米同盟を強固にした」と「イラクに自衛隊を派遣した」はそれぞれ3%、4%にとどまり、安全保障政策への支持は集まらなかった。
 一方、「間違っていたもの」は「医療、年金など社会保障制度改革」が28%でトップ。将来への国民の不安感をぬぐえなかったことをうかがわせた。続いて「イラクに自衛隊を派遣した」18%、「毎年、靖国神社に参拝してきた」17%の順で、外交姿勢を疑問視する世論が浮かんだ。「郵政民営化」も11%に上り、評価が分かれる政策という結果となった。【山下修毅】


竹中氏、悪意に満ちた批判に耐えよくがんばった=小泉首相 [ 09月15日 19時54分 ]

e0013611_2114528.jpg 9月15日、小泉首相(写真)は竹中総務相が議員辞職を表明したことについて「悪意に満ちた批判に耐えてよくがんばってくれた。感謝している」と述べた。11日撮影(2006年 ロイター/Bob Strong)

 [東京 15日 ロイター] 小泉首相は、竹中総務相が議員辞職を表明したことについて、「悪意に満ちた批判に耐えてよくがんばってくれた。感謝している」と謝意を示した。小泉内閣の構造改革には竹中氏なくして語れないと述べた。竹中氏の今後に関しては、「大臣経験はプラスになる」との見方を示した。官邸内で記者団に語った。
 また、同首相は内閣府が今朝発表した9月月例経済報告でデフレ脱却が見送られたことについて「(デフレ脱却宣言は)客観的な経済指標をみて判断するならいいが、(自身の退任に合わせて)成果として政治判断によるデフレ脱却宣言はやめてくれといってきた」と述べた。


首相、竹中氏の手腕評価 「説明責任」求める声も [ 09月15日 20時33分 ] 共同通信

 小泉純一郎首相は15日夜、竹中平蔵総務相が小泉首相退陣に伴い、参院議員を辞職することについて「小泉改革を語る場合に竹中氏なくして語ることはできない。悪意に満ちた批判に耐え、よく頑張ってくれた。感謝している」と述べ、郵政民営化などで発揮した竹中氏の手腕を高く評価した。官邸で記者団の質問に答えた。
 自民党総裁選を優位に進めている安倍晋三官房長官も記者団に「大変な功績を挙げた。改革を進める中、風圧を恐れず、先頭に立って論陣を張った姿に敬意を払いたい」と述べ、竹中氏が議員辞職しても改革路線の継承に影響はないと強調した。


役人に嫌われ続けた 竹中総務相の5年5カ月 2006/9/15

竹中平蔵総務相は2006年9月15日、政界引退を表明したが、霞が関の役人たちは一様にほっとした表情を見せる。これほど官僚から嫌われた大臣も珍しかったからだ。

閣議後、竹中総務相が、小泉純一郎首相の退陣と同時に、大臣職ばかりか参議院議員の職までも辞すると発表した。一時は、「ポスト小泉」の声も挙がったほど政治力に長け、権勢をふるった出色の経済学者は、首相に殉じるかたちで、あっけなく国会の赤絨毯から去っていく。

「ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」

竹中大臣退任で官僚は一安心? 「これで、やっと正常な姿に戻ることができる。郵政という組織に手を突っ込まれ、ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」
ニュースを聞いて、旧郵政官僚のひとりは、感無量といった様子で熱っぽく語った。
竹中氏は小泉首相の構造改革の推進役を果たし、不良債権処理などを先導した。01年4月の小泉内閣発足とともに経済・財政政策担当相に就任。02年には金融担当も兼務、05年10月からは総務相として5年5カ月にわたり一貫して閣僚を務めた。

現在総務相の下で働く旧自治省出身の官僚も、安堵感を隠すことができない。彼らの権力の源泉である地方交付税削減に向けて、竹中総務相は改革をすすめている。辞職まであと10日余り。何とか逃げ切ることはできないか…。いまはそんな気持ちなのだろう。

「正直、竹中さん以外ならだれが大臣に来ていただいても構わない。大歓迎です」
淡々と感想を述べたのは、旧総務庁出身の官僚だ。現在の松田次官は、総務庁の人間で、竹中総務相の強い引きによって次官に就任している。役人にとってはそんなことは関係ない、ということなのだろう。

講演料も入って、経済的には辞職後のほうが裕福
さて、竹中総務相の後釜だが、いま密やかに省内で囁かれているのが、公明党の政治家がその椅子にすわるのではないかということだ。具体的には、冬柴鉄三幹事長の名前などが挙がっている。公明党は、9月11日、北側一雄国土交通相に代わり、次期内閣に冬柴幹事長を閣僚として推薦する方針を固めた。
「公明党の大臣というのは、割に扱いやすいので、僕らは歓迎しています。余計な口を出してこないし、官僚の意見を聞きますから」
というのが総務官僚の共通認識のようだ。
竹中氏については、最近小泉後をにらんで、安倍晋三官房長官に取り入っているという噂も流れていたが、総裁選レースは安倍氏圧勝の情勢で、竹中氏の居場所はどうあってもなく、省の内外で孤立を深めていたという。
そのせいか、竹中氏は米国やブラジル連邦共和国などに頻繁に外遊に出掛け、かねてからの目標である「ハーバード大学教授」就任への布石をうっていたと評判だ。新たに出来るシンクタンクの代表に就任するという説もでている。いずれにせよ、講演料など雑所得が2,000万円近くある竹中氏のこと。経済的には辞職後のほうが裕福になるかもしれない。
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# by darkmind628 | 2006-09-15 13:35  

竹中サンの対談記事。

オレにとっては意義のある内容なので、備忘録として記事を残しておいた。



聞き手:マイクロソフト株式会社 執行役 常務 眞柄泰利

■ いまのマス・メディアは複雑になった政策についてこられない

眞柄 大臣は就任以来、構造改革に取り組んでいらっしゃいますが、その象徴である郵政民営化は、昨年の総選挙の歴史的な勝利を経て本格的に動き出しているのだと思います。ここまでを振り返って、大臣が最もご苦労されたのはどんな点でしょうか。

竹中 法案が成立するまでの過程で一番大変だったのは、意外に思われるかもしれませんが、国会での審議でも総選挙でもなく、昨年4月のことでした。その第1週の週末に、政府としての考え方をとりまとめたのですが、このプロセスは実にタフなものでした。

当然のことながら、この段階では政府は一枚岩でなく、私から見れば、非改革的な案も出されてきました。たとえば新会社を特殊会社にするのか、商法に基づく一般法人にするのか、または株式をどれくらい売却するのか、社員の身分をどうするのか……など、対立項目は数十にわたっていました。それらの対立を2日間の交渉で解消し、構造改革が骨抜きにならないような形にもっていかなければならなかったわけです。

眞柄 相手側もデータを整備して対案を示してきたわけですね。

竹中 対立点は本質論にかかわる問題もあれば、データで示せるものもありましたが、郵政民営化に対しては様々な見解があり、一筋縄ではいきません。いずれにしても丸2日間、激しく議論して、どうしても解決できないものだけは総理の決定を仰ぎましたが、ようやく現在の法律の骨格となるものができたわけです。
いま振り返るとこの2日間が、郵政民営化へのヤマ場だったのだと思います。

法案が成立するまでの過程で一番大変だったのは、構造改革が骨抜きにならないような形で政府としての考え方をまとめる事でした。

眞柄 大臣は総選挙後にふたたび郵政民営化担当となられて、今後は実際に民営化を実現していく責務を負っていらっしゃるわけですが、今後の流れを教えていただけますか。

竹中 まず、成立した法律に基づいて準備を進めていくことになります。具体的には、今年10月に日本郵政株式会社という持ち株会社をつくるわけですが、その原型となる準備企画会社はこの1月に設立されます。トップは三井住友銀行前頭取の西川善文さんです。日本を代表する経営手腕を持った方ですから、民営化に向けていいスタートが切れると期待できます。

次に、4月には郵政民営化委員会をつくります。民営化ですから、日本郵政株式会社には大いに経営の自由度を発揮していただきたいですが、儲けるためには何をやってもいいというわけではありません。民営化するといっても、日本郵政株式会社は非常に大きな組織ですし、政府の資本も入っているわけですから、他の民間企業や経済全体とのバランスをとっていかなければならない。それを議論するための専門家の集まりが郵政民営化委員会です。

ただ、4月に民営化委員会をつくるといいましたが、2月か3月にはその準備委員会のようなものをつくらなければなりません。というのも準備企画会社は4月に国際物流分野への進出を予定しているので、それについて事前に議論する必要があるからです。

それだけに、法律が成立してから昨年末にかけては、準備企画会社の設立準備や民営化委員会のメンバー選定などに追われていました。

眞柄 そうした政府内の動きは、新聞などマス・メディアからは中々伝わってきませんね。法律ができたことで、私たちは何となく、郵政事業が自動的に民営化されるような気になっています。このようなお話は、もっと表に出てしかるべきですよね。

竹中 実際、私はメディアに対して毎日のように話しているのですが、日本のメディアはこうした地味な話題は中々取り上げてくれません。誰かと誰かが対立しているといった話にはすぐに反応するのに、肝心の政策については記事になりにくいようです。

眞柄 前回の総選挙では、一般の人たちが郵政民営化という政策に関心をもって投票したと思います。政策についてみんなが注目するというムードができただけに、いまメディアが政策について詳細な記事展開しないとなると残念ですね。

竹中 私は常々、なぜそうなのだろうと考えているのですが、1つには、政策というものが一般のメディア関係者が考えている以上に難しいということがあると思います。法律について解説するのも難しいし、ある政策のマクロ経済効果を分析するのも難しい。政策が大変難しくなってきているために、民間の評論家やメディアがついてこられなくなってきているんです。
これは非常に情けない話だと思います。政策を語れる専門家のグループが、この社会のなかに欠落しているということですから。

日本のメディアは、肝心の政策については中々取り上げてくれません。政策が大変難しくなってきているために、民間の評論家やメディアがついてこられなくなってきているんです。

眞柄 なるほど。3~4年ほど前、大臣が「構造改革によって日本は活力を取り戻せる」とおっしゃっていたころ、多くの評論家たちは「もう日本はおしまいだ」と悲観的なことばかりいっていました。そしていま、製造業は大臣がおっしゃっていたように調子が上向いてきています。あの評論家たちはどこに行ってしまったのでしょうね。

竹中 それが評論家というものですね。よくいえば言論の自由ですから。もちろん、評論家の予測した結末にならないように、日本人の1人ひとりが本当に頑張ったということだと思います。


■ 中小・零細企業への融資は継続しつつ 政府系金融機関を統廃合する

眞柄 昨年末には政府系金融機関の統合が発表され、また公務員削減といったニュースも聞かれていますが、これから実施される構造改革の全体像をお聞かせいただけますか。

竹中 改革の基本理念は極めて明快で、「小さくて効率的な政府をつくる」ということです。今後ますます高齢化が進み、人口も減ってきます。そのなかで政府が大きければ、国民の経済負担はどんどん重くなり、経済の基盤が崩れてしまう。だからこそ、民間でできることは民間に、地方ができることは地方に任せて、政府を小さく、かつ効率的にしていくことが必要になっているのです。

郵政民営化はその典型で、26万人の郵政職員が民間企業の社員になると、それだけでも国家公務員は約3割減ることになります。一気にこれだけの効果が期待できる行政改革はほかにありません。まさに構造改革の象徴といえるでしょう。

もう1つ、郵政の民営化はお金の流れという点でも重要です。郵便貯金の残高は現在、4大メガバンクの預金残高よりも多く、1400兆円ある個人金融資産のうち実に26%が国に入っている計算になります。しかし郵政事業が民営化されると、このウェートは約10年後に5%まで下がります。つまり“お金の入り口”に関しては、間違いなく小さな政府ができるわけです。

同時に考えなければならないのは“お金の出口”です。現在、政府系の金融機関は商工中金、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫など8つあり、企業の資金調達に占めるシェアは合計で19%に達しています。政府系金融機関がこんなに多い国はほかにありません。しかし、これを改革することによって、10年後には融資残高シェアを5%にまで圧縮することができます。これが昨年11月末に発表したもので、商工中金などは民営化し、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫などの5機関を1つに統合するというものです。

e0013611_8174475.jpg今後ますます高齢化が進み、人口も減ってきます。そのなかで政府が大きければ、国民の経済負担はどんどん重くなり、経済の基盤が崩れてしまう。
だからこそ、政府を小さくかつ効率的にしていくことが必要になっているのです。

眞柄 なるほど。しかし地方の中小・零細企業には政府系金融機関に頼っているところが多くありますから、不安が広がる心配はありませんか。

竹中 もちろん、政府が責任をもつべき金融事業もあります。海外のケースを見てもそうです。民間だけでは中小・零細企業のニーズに十分に応えることはできません。そこは統合によって誕生する新機関が果たす責務になります。また、インフラの整備に対する融資などリスクの高いものも、政府が手がけなければならない分野でしょう。しかし、それ以外のものはほとんど民間でまかなうことができるはずです。

統合するときに必要以外の機能を削ぎ落とすと、新機関の融資残高は40兆円ほどになるでしょう。これはりそなグループとほぼ同じ規模で、金融機関の経営という観点からしても適正でしょう。


■ 誰もが臆せずに参加するという意識が IT活用への第一歩

眞柄 ところで、竹中大臣は2000年にIT戦略会議のメンバーになられて以来、日本のIT戦略の立案に関わってこられました。2001年に発表されたe-Japan戦略では「5年以内に超高速アクセスが可能な世界最高水準のインターネット網の整備を促進し、必要とするすべての国民が低廉な料金で利用できるようにする」という目標を掲げ、現在ほぼ達成されたのではないかと思います。ご自身はどうご覧になっていますか。

竹中 2000年に森内閣ができたとき、私とは慶應大学の同僚で、インターネットの専門家である村井純さんを当事の森喜朗総理にご紹介しました。それがIT戦略会議ができたきっかけの1つです。ソニーCEOだった出井伸之さんが議長となり、ソフトバンクの孫正義さんや東京大学の伊藤元重教授らをメンバーに発足しましたが、おっしゃるように「2005年までに日本を世界最先端のIT国家にしよう」とぶちあげました。IT国家としてまず重要なことはインフラですから。

インターネットに関しては当時、アメリカなどに大きく後れをとっていましたから、「世界最先端のIT国家になる」という話を信じた人は少なかったと思います。しかし現在、インフラ面ではおおむね達成できたといっていいでしょう。

日本のインターネットはいま世界で最も高速で、最も安く利用できます。政策は数知れずありますが、これほどうまくいった例はあまりないでしょうね。ある意味で世界の見本となり、ヨーロッパやロシアも同様の改革に取り組んでいます。

このようにインフラに関しては満足のいく結果が得られましたが、問題は利用と活用の面です。2000年の時点ではインフラさえ整備すれば、あとは民間の知恵でさまざまな応用が出てくると多くの人々は楽観していました。実際、ネットを利用した各種サービスが登場しているわけですが、いまなおせっかくのインフラが十分に活用されているとはいえない状況です。

そこで、2003年に発表した「e-Japan戦略Ⅱ」では、「IT利活用」というキーワードを盛り込みました。ITを活用する分野として医療、食、生活、中小企業金融などの7つに重点を置きつつ、それを支える人材の育成、研究開発の強化などに取り組んでいます。

また、インターネットの発展と時を同じくして、ユビキタスという概念も定着してきました。いつでも、どこでも、誰でも、何でも情報にアクセスできる環境のことですが、こうした概念が新たに登場したことで、ITの利活用に対して国民がますます貪欲になってきたというのが現在の状況でしょう。しかしそのニーズに応えるためには、まだまだブレイクスルーが必要だと思います。

e0013611_8182662.jpg日本のインターネットはいま世界で最も高速で、最も安く利用できます。インフラに関しては満足のいく結果が得られましたが、問題は利用と活用の面です。

眞柄 世界最速でなおかつ安い情報網ができたうえに、携帯電話も含めると子どもから老人まで、ほとんどの人がどこにいても情報にアクセスできる環境が整ってきたわけですね。それを前提に、さらに便利なサービスの開発が待たれると。

竹中 いまや一般の人でも、技術的には何でもできることがわかっています。それにもかかわらず、実現していないことはたくさんある。たとえば、携帯電話で音楽は聴けるのに、普通にテレビを観ることができません。全国どこにいても同じウェブサイトが閲覧できるのに、地方ではいまでも東京と同じテレビ番組を観ることができない。

これには著作権の問題などが大きく横たわっています。通信と放送では著作権に対する考え方が違うので、いきなりその壁を取り払うことは難しいでしょう。しかし議論だけしていても何ら進歩はありません。

インフラが整えば整うほどコンテンツの問題、つまり著作権がもつ意味は重くなってきます。その壁にどう取り組んでいけるかは、e-Japanの次のステージに課せられたテーマだと思います。

眞柄 IT活用という意味では、企業経営の面でも課題があります。e-Japanではインターネットを構造改革にも積極的に利用していくと謳われていますが、民間企業にとってはITをいかに経営に活かすかが重要だと思うのですが。

せっかくインフラが整ったわけですから、経営者の方々にはビジネス・プロセスの革新にもっとITを活用していただきたいですね。

竹中 その通りですね。私は大臣になる前から、中小企業の経営者の方々が集まる講演では必ず次のようなことを申し上げてきました。「みなさんは、社員たちに『いまやIT時代だ。インターネットくらい使えないでどうする』と話されているでしょう。でも、社長ご自身は使われていますか?」と。

ここに一番の問題があると思います。いまでは部長のところへ夜中にメールを送るという大企業の会長さんもいらっしゃいますが、やはり全員が臆さずに参加することを心がけなければいけません。

眞柄 せっかくインフラが整ったわけですから、経営者の方々にはビジネス・プロセスの革新にもっとITを活用していただきたいですね。ただIT業界のほうがあまりに「ITだITだ」と騒ぎすぎると、みなさんが目的と方法を取り違えてしまうという心配もありますが。

竹中 慶應大学の教授をしていたときに、ある学生が「インターネットを文房具だと思いましょう」というキャッチフレーズを出しました。まさにその通りだと思います。ITという言葉が一人歩きすると何かファッションのようになってしまいますが、それは避けなければいけません。


■ ウェル・インフォームド・パブリックの形成をライフワークにしていきたい

眞柄 竹中大臣は阪神タイガースの大ファンとうかがっていますが、構造改革に奔走しておられる現在、なかなか球場で観戦する時間もないでしょうね。

竹中 そうですね。残念ながらいまは無理です。ああいうものは、思い立った時にぶらりと出かけて観るのが一番楽しいのですが、そうするとSPの人たちにも気を遣わせることになりますので難しいところです。

好きな本を1冊持って、コーヒーを飲みながらタウン・ウォッチングというのも好きですけど、いまはそれもかないません。

ただ、この4年間「大臣という職は明日終わるかもしれない」と思いながらやってきましたし、いつかは必ず終わるときが来ます。プライベートなことはそれまで我慢するつもりです。

眞柄 最後に、竹中大臣の夢をお聞かせいただけますか。

竹中 そうですね……ある意味では職務上の夢でもプライベートの夢でもあるのですが、私はウェル・インフォームド・パブリックを形成していきたいと思っているんです。

夢は、ウェル・インフォームド・パブリックを形成していきたいと思っているんです。

眞柄 十分な政策情報がゆきわたっている社会、ということですね。

竹中 大臣になって改めて実感したのは「日本はすごい国だ!」ということです。非常に大きなポテンシャルがあり、国民1人ひとりが頑張っていることがよくわかりました。

その頑張りをみなさんの幸せにつなげていくことが重要なのですが、それは誰の仕事なのでしょうか。メディアはよく政治を批判しますが、政治家を選んでいるのは国民です。つまり国民を幸せにするカギを握っているのはみなさん1人ひとりということなのです。

すると、国民が自ら幸せになるためには、まず十分な情報がなければなりません。必要な情報が手に入り、その分析が的確にできたうえで自分たちの代表を選んでいくのが理想の形です。これがウェル・インフォームド・パブリックであり、国民がウェル・インフォームドになることが民主主義の基礎、つまりインフラなのだと思います。

私はいつまでも大臣でありつづけるわけではありませんから、政策専門家の育成や、社会教育としての経済学を通じたウェル・インフォームド・パブリックの形成に取り組んでいきたいと考えています。これはライフワークですね。

眞柄 現在でもインターネットなどを通じて情報は身のまわりに溢れています。1人ひとりがそれをしっかりふるいにかけ選別し、正確な判断を下していくことが重要なのでしょうね。

竹中 その通りです。これだけ情報量が増えると、情報処理能力が問われてきます。しかし先ほども申し上げたように、評論家やメディアですら政策についてこられないのが現状です。このままでは今後、人々は氾濫する情報に溺れてしまうおそれがあります。情報判断能力がもっと高まり、ウェル・インフォームド・パブリックが生まれてくれば、日本はさらに力強い国になるはずです。

眞柄 プライベートの楽しみは当分我慢されるということですが、それだけ大きな目標をおもちですから、休む暇がないのは無理もありません。
郵政民営化が走りはじめてお忙しいなか、今日は本当にありがとうございました。
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# by darkmind628 | 2006-05-16 08:27  

福田→小沢→安倍・・・とバトンが渡る。

オレは、安倍温存論に興味は無い。温存しなくても、このまま行けば総裁選では実力で安倍サンが負ける。自民党内に、そういう風が吹き始めた。

というか、「風頼みの小泉自民党」なのに、無党派層で都会派と思われる大衆の風が、まるで凪のように止んでしまったのだ。大多数の浮動票や無党派層にとって、政治の関心が急速に薄らいでいる。昔ながらの「平時」になってしまったのだ。

一般大衆は飽きっぽい。本当の改革は「これから」なのに、改革の効果を街角で実感できるとすれば、これからなのに・・・、多くの人々は改革ムードに疲れて、飽きている。飽きれば、刺激が恋しくなる。そんな大衆にとって、分かりやすく「気分の良い」変化は、「小泉→小沢」だろう。理屈じゃない。ただの「飽き」だ。日本人は、自分の生活に直接関係無い、特に為政者や遠くにいる権力者の「ガラガラポン」が基本的に好きなのだ。

そうなれば、大衆の行動は「投票率の低下」か、「民主党への投票」となる。で、投票率が低下すれば、自ずと旧態依然の組織票が政治を決めることになる。旧態依然の組織票を否定して来た小泉自民党は、今さら組織票固めなど出来ない。オイシイ所は小沢サンがとっくに奪い始めている。

そうなると、小泉サンの風頼みで改革継続を連呼するだけの議員は、これから次々と落選し、自民党執行部は総退陣を強いられる。後ろ盾を失った小泉チルドレンはパニック状態に陥り、政治屋としての生活基盤を求めて次々と小泉サンの下を去り、集票基盤のある組織にスリ寄って行くだろう。

しかし、これは小沢サンの思うツボだ。つい先日まで、民主党は小泉自民党と主張の違いが見えず対立軸を打ち出せぬまま連敗を続けたが、今度は自民党が「格差の是正」と「アジア外交」の切り口で、民主党の後塵を拝する事態に陥る。「小泉政治の継承」では次の選挙に勝てない・・・とビビったケツの穴のコマい政治屋議員が、自民党を内部から分裂あるいは崩壊させて、民主党に後手をとるような悪循環に陥らせて行くのだ。

かくして、キーワードは「格差の是正」と「アジア外交」になって行く。

後世の歴史家が、いかに小泉サンを評価しようが、今の小泉自民党を攻め落とすための戦術的なポイントは、これらのキーワードに尽きる。小沢サンは、政争のために自己矛盾があろうが何だろうが、極めて実戦的な戦術を講じる。ちなみにオレは小沢流が生理的に嫌いだ。政治家のやることじゃない。セコい政治屋や小商人のやることで、武士道に反する恥知らずだ。

「取り敢えず政権を取らせてくれ。後は悪いようにしない。」と言って、昔の自民党が集票基盤にしていた組織や、旧・社会党や旧・民社党が集票基盤にしていた組織を取り込むのは、まさに今の民主党の成り立ちのような「寄せ集め」手法だが、水と油よりも交わらない集団を寄せ集めて、いったい何が出来るのだろうか?特定な集団の利害調整なら、まさに昔の自民党政治が民主党で復活するという事だ。人をバカにしている。少なくともオレはバカにされている気がする。

「格差の是正」は、小泉改革の揺り戻しを求める「旧・自民党スピリット」を持つ自民党議員が、地方の自民党員を動員して一斉蜂起することで表沙汰になる。小泉チルドレンも、地方の自民党県連に突き上げられて、「政治屋としての生活のため」に小泉サンを裏切り、次々と寝返って行く。

ところが、民主党が無党派層に訴求する「格差の是正」は、恐らく都会的なもので、地方の旧態依然とした組織が求める格差の是正とは異なる。小沢サンは、元々自民党の基盤だった組織票を奪い固めながら、一方で小泉改革に飽きた無党派層へ向かって、「格差」の違いを上手く突いて、自民党のミス(失点や失言など)を誘い出し、自民党の反対票を民主党へ囲い込んで行くことだろう。

かくして、小泉自民党の内部崩壊で福田総裁が誕生して、取り敢えずアジア外交を多少修正するだろうが、結果的には弱腰外交となり、中国や韓国を相手に不利益を被ることになり、北朝鮮にまでナメられて、一連の失点は民主党とマスコミの餌食にされるだろう。

一方、経済・財政面は大過なく今のマクロ経済の慣性力で進むだろうし、それをわざわざブチ壊す人ではないから、大きな外乱を受けない限り今の延長線上だ。景気が緩むからこそ、大衆は現状に飽きて変化を求めて自民党に愛想を尽かす。国政選挙で自民党が大敗し、福田サンはあえなく退陣。小沢サンは、めでたく政権奪取に成功する。

日本にマクロ経済の余裕が生まれて戦略的な「次の手」を打つべき時は、大多数の大衆にとって「天下泰平、誰が政権を担っても良い時期だから、政権を変えてみよう。」と考える時期なのだ。だから、細川内閣や村山内閣が生まれた。結果論で言えば、あの頃から小泉改革を始めていれば「失われた'90年代」を経験せずに、財政問題を抱えずに実力を備えた持続成長があったはずだった。しかし、あの頃の小泉サンは完全に変人扱い。これぞ日本人の限界だ。日本の一般大衆と政治屋には、そういう戦略的発想が出来ない事を裏づけている。小泉サンは100年に一度の人。少なくとも今世紀中に小泉改革の再来は無い。

小沢サンがめでたく政権奪取できたとしても、民主党は同床異夢の寄せ集め集団。政権奪取の目的まで達すれば、後は自己矛盾が顕在化して内部崩壊して行くだけだ。せめて、不測の外乱(テロや動乱、他国発の経済恐慌など)に巻き込まれて政治的に致命的なミスをしないことを祈るばかりだ。小沢サンは何も出来ぬまま、ヘタすると病死で退陣するかも知れない。小沢サンは良い死に方が出来ないタイプだ。小沢サンは、そういう自分のことを解っていて、それが怖いから人いちばい健康管理にご執心なのだ。それでも、小沢サンは自分勝手な目標(総理になること)を達せば、後は何も無い。腹上死のようにポックリ逝く気がする。小沢サンにとっては良い人生だ。後に残された民主党議員の右往左往が今から目に浮かぶが、国民のためには早く逝く方が良い。

あとは、安倍サンがキレずに、もう一頑張り勉強すれば、満を持して安倍内閣登場・・・となるだろう。ヘタすると河野洋平サンのように、首相になれない自民党総裁に奉られてしまうが、それこそ上手く立ち回らなくてはならない。そして、その頃の安倍サンは、ただのムード派でなく、中身にもっとイイ味がついているかも知れない。
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# by darkmind628 | 2006-05-15 21:37  

「ビンラディン容疑者に“褒められた”米国人」という記事

アメリカは独善的で尊大だ。キリスト教の「愛」のもと、価値観の多様さを寛容に受け止める建前を持ちながら、本音は「自国の都合と合理性」により、力づくで世界中をフォーマットしようとする。価値観の異なる相手に対する礼儀を知らずに、自国の合理性を一方的に正義と銘打って押しつけるから、問題がこじれるのだ。

日本政府(吉田茂)は、心の底にある自国の誇りを「したたかさ」に変えて、戦後の日本経済と安全保障をアメリカに依存する道を選択した。そのおかげで多くの国民が豊かな生活を享受出来るようになれた。その代償として、政府(自民党)は好む好まざるに関わらずアメリカの言い分に従わざるを得なかった。若者は学生運動を展開して抵抗したが、最終的には「大人になって」、この選択を受け入れた。それでも、「頭を下げて実を取り」、割り切った気持ちで均衡を保つことで現在に至った。そして、そのベースには、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ」という、終戦を呼びかける天皇陛下のお言葉があって、それを了解して忠実に守ったのだ。

けれども、それが出来たのは奇跡だったのではないだろうか?

普通は耐え切れずに逆ギレするのではないだろうか?
アメリカは戦後の対日戦略の成功体験を引きずっているのではないだろうか?
フセインやビンラディンが、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぼう」などと、国民やイスラム原理主義者に呼びかけられるだろうか?仮に呼びかけたとしても、それで沈静化するだろうか?
イスラエルとパレスチナのように、指導者が内輪に殺されてしまうのではないだろうか?
一方で、逆ギレした人を力づくで押さえつけられるものだろうか?
普通は出来ないと思う。こじれるだけだ。仮に表面的に押さえつけられて沈静化しても、相手には「恨み」が残り、問題を根深くさせるだけだ。

オレは、そういう配慮を簡単に割り切って、何でも自分の合理性と力づくで事を済まそうとするアメリカが嫌いだ。いったい、そこに「愛」があるのか?隣人を愛しなさいというのは、キリスト教の教えじゃなかったのか?


ビンラディン容疑者に“褒められた”米国人

 長引く「テロとの戦い」で低迷一途の支持率を盛り返すため、首席補佐官の交代にまで追いつめられたブッシュ米大統領。その米国で、ある外交批判本の著者が、にわかに脚光を浴びている。対テロ戦争の仇敵(きゅうてき)、ウサマ・ビンラディン容疑者が、著書を“ベタ褒め”したのがきっかけだ。あまりに皮肉な図式は、テロとの戦いに揺れ動く米国世論の一断面を映し出してもいる。(ワシントン・小栗康之、写真も)
 カード氏からボルテン氏へ、大統領首席補佐官の交代による人事刷新をブッシュ大統領が発表する前の三月中旬。米CNNテレビなどの調査で、大統領支持率は過去最低レベルの36%に落ち込んでいた。テロとの戦いに勝利し、テロ支援などの「ならず者国家」をすべて民主化することが、結果的に米国を狙うテロリストを一掃し、米国の安全保障につながる-。大統領のこうした主張も泥沼化するイラク情勢を前に、国民への説得力を失いつつある。
 米ワシントン在住の歴史家、ウィリアム・ブルム氏(72)の主張は、大統領とは逆だった。
 「米国こそが、ならず者国家であり、干渉をやめればテロはなくなる」「テロリストは米国の横暴な外交政策がつくったのではないか」などと指摘する著書は、その名も「ならず者国家」(日本語版名「アメリカの国家犯罪全書」=作品社)。二〇〇〇年に出版した。
 今年一月十九日。それまで死亡説も出ていた国際テロ組織「アルカイダ」の指導者、ビンラディン容疑者は、中東の衛星テレビの録音放送を通じ、一年ぶりに音声を発した。「作戦は準備中だ」と米国への新たな攻撃も警告した声明の中で、著書「ならず者国家」の名前は飛び出した。
 「米国民はこの本を読むといい。もし、自分が米大統領になったら、米国は世界の国々に干渉しないと宣言する、と書いている」
 ニューヨークでポーランド移民の家に生まれ、国務省職員、アングラ雑誌記者などを経験後、著作活動に入った無名のブルム氏は、この一言で時の人になった。
 「ビンラディンのおかげでヒーローになった感じ。近所じゃ、自分のことを作家だと知らなかった人もいるから」と自宅アパートで語るブルム氏。「あのビンラディンに褒められた米国人」と、米メディアはこぞって取り上げた。インターネット書籍販売の全米注文ランキングで「ならず者国家」は声明の前、二十万五千七百六十三位だったが、声明による“宣伝”の後、二十六位にまで跳ね上がった。
 「みんなビンラディンに褒められて気分悪いだろ、と言うが、悪い気はしない。自分は米国の帝国主義的な振る舞いを止めたい。今回の件で自分の意見を米国世論に訴えることができた」と、ブルム氏は満足げだ。
 しかし、この人気は必ずしも、ブルム氏の主張に対する支持表明だけではない。「声明後の一週間で千通を超えるメールが届いた。半分は支持、半分は私を嫌っていた。脅迫もあった」という。
 国民の間で反戦機運の盛り上がりは確かに目立つが、十一月に中間選挙を控えた政界では、共和党、民主党ともイラク駐留米軍の撤退などで政治的な「弱腰」を見せたくはない。だから大統領も対テロ戦争から引くことなく、人事刷新などで国民を説得し、難局を乗り切ろうと図る。
 複雑に揺れる国内の空気の中で、ブルム氏が投じた「反ブッシュ」の一石。まずは、背後のビンラディン容疑者の影に興味交じりの人気が先行した形だが、米国世論の深層はこの政権批判をどう受け止め、今後の「テロとの戦い」にどう響いていくか。さらなる波紋の行方が注目されている。
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# by darkmind628 | 2006-04-05 17:36