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独り相撲

Excite エキサイト : スポーツニュース

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陰険な手口で弟を挑発して、挑発に乗った弟が満身の力を込めた所でパッと肩透かし。

そこまで陰険になる背景など第三者が知る由もなく、理由は解らない。しかし、いずれにせよ人の心に一生傷を負わせるようなことをした。心の奥底はどうあれ、社会的には修復不可能な人間関係になってしまった。生涯、わだかまりは消えないはずだ。

一方、弟は部屋と角界を担うべき人材であることを自他共々認められている存在なのに、衆人看視のなかで挑発に乗ってしまった。オトナ気のなさが、情けない。このような器の人物は、角界の指導者になるべきでないし、実際なれないだろう。

横綱なら、挑発するような陰険な相撲はとらないはずだし、挑発に一々のるような相撲はとらなかったはずだ。兄弟共々、全人的にそうあって欲しかったが、もう遅い。この兄弟は興行的に一時の成功に貢献したが、相撲界が永年にわたり築いて来た横綱の権威を著しく汚した。このような二人に「相撲道」と「道」をつけて語る資格など、ない。

いずれにせよ、全ては実母の因果が巡って来たということだろう。前夫の葬式に参列してカメラの前でさめざめと泣きながら、しおらしいコメントを言う姿を見て、吐き気がした。元女優とのことだが、大根役者だ。寄生虫のように自立できないくせに、男の精力を吸い取って踏み台にしながら自分のセレブな暮らしだけを追求する、貧相で上昇志向の強い悪女だ。カネとセックスだけが好きで男を食い物にするホステスと同じだ。餓鬼道に堕ちろと言いたい。

そのような女性を見初めて、お互いのハングリーさだけを絆に、周囲の反対を押し切って結婚した二子山親方にしてみれば、今の状況は宿命かも知れない。しかし、この女と結ばれていなければ、名大関と若貴時代は無かった。でも、今の醜態を世間にさらすなら、相撲界のためには結ばれない方が良かった。

二子山親方は、めとった女に全精力を吸い尽くされた所で用済みにされて棄てられ、灰になった。

そして、夫婦だった男女の根本的な精神の違いを、兄弟が別々に受け継いでしまい、皮肉なことに本来は夫婦で争うべき価値観の違いを、兄弟で争うことになってしまった。

兄は人としての社会的信用を失った。興行的に彼を見たい人は少ないだろうし、ビジネスとしても付き合いたくない人物だ。弟は今後の社会的な期待に耐える器でないことが良くわかった。弟子の中から横綱になる者はあらわれないだろう。この兄弟は、今後、没落して悲惨な末路をたどるはずだ。間違いない。間違っていたら、それはそれで幸いだ。

全ては、二子山親方が憲子という女性と結ばれたせいだ。女性は、こわい。

by darkmind628 | 2005-07-05 10:55  

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