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衆愚政治を選んだ、平和ボケ日本国民。

オレたち日本人は、経営者や為政者に対して、古くは聖徳太子、今なら史実からは程遠い、TVドラマに出て来る水戸黄門や大岡越前を期待している。胸のすくような、何から何まで至れり尽くせり、強きをくじき弱きを助ける、理想的な社会主義指導者のような「お上」だ。

「お上」にぶらさがって、何でも自分に都合良くやってくれる経営・政治。大のオトナが甘ったれてると思う。幼児が親に「腹が減った」「暑い」「寒い」と、ピーピー言うようなもんだ。
そして、思い通りに行かないと政治にシラける。もしくは、地に足のつかぬ野党の甘言に、すぐ流される。

しかも、TBSのサンデーモーニングが銀座あたりで良くやる街頭インタビューで、世情や政治に対する期待を語る国民の言い方を見ていると、「○○していただきたい」などと品良く敬語を使って言ってるが、そのニュアンスは第三者的で当事者意識を微塵も感じさせず、しかも慇懃無礼に思えてならない。一般人が急にカメラを向けられて、無難に全国民を代弁して喋っているつもりかも知れないが、本人は別に困ってないんじゃないの?という印象で、鼻持ちならぬ偽善者臭に辟易とする。

ああいうクサい敬語表現をするなら、本当に困っていることや主張したいことを「○○してくれ、困ってるんだ。頼みます!」と、生きるか死ぬかの窮状を率直に言うべきだ。礼儀正さは敬語の使い方じゃなく、モノを頼む相手に対する本音の姿だ。「こっちは客(有権者)だ」といった高飛車な態度をにじませながら慇懃無礼な敬語を使われても、傍目に見て礼儀正しいとは思えない。
本当に困ってる人や命を賭けて問題意識を持つ人は、銀座で品良く街頭インタビューに応える余裕すら無いのだ。

日銀人事ひとつとっても、世論のワガママぶりに絶句する。6割が総裁の空席をマズいと思っているクセに、人事案の賛否は半々で拮抗している。これじゃぁ、何も決まらないじゃないか?

この局面、サッサと決めるのが最優先じゃないのか?そのためには、政府案でサッサと決着させれば良いのだ。

日銀総裁に誰が良いのか推薦すべき人材案も持ち合わせていないほど無知な野党の連中に、いったい何が出来るのだ?「対案を出す立場にない」と言って、高みの見物を決め込む民主党はじめ野党の陰険さには呆れる。野党は総裁が空席になっても政府・自民党の責任だと言うが、日銀人事を政局カードにする野党の行為はテロリズムであり、売国行為に等しい。全国民の経済基盤を貶めてでも、その責任を政府・与党に転嫁できるなら、自党の党利を優先する・・・という発想は、極めて卑怯なテロ行為である。

オレは別に自民党が良いとは思わないが、野党がそういう卑怯な政局カードを切るから、いつまで経っても野党を信用できないのだ。

かつて「国"壊"議員」と自称し、本音を漏らした辻本清美(詐欺罪で有罪確定したのに現職でいる国会議員)の本音を決して忘れてはいけない。彼女は護憲と言いながら今の政治体制での首相になりたいのではなく、事実上の専制君主になりたいのだ。究極の改憲勢力である。社会・共産党の本音は、国家体制の転覆と、旧ソ連共産党や中国共産党のような特権階級による国家支配体制の確立である。そして、そういう本音を持つ者が旧社会党の敗残兵として民主党に存在している事を忘れるべきでない。

古臭いケインズ経済学に固執してバラマキ行政をしていた旧大蔵省と旧い自民党が、'80年代からの世界的トレンドになったフリードマンのマネーサプライ理論に、バブル崩壊以来の失策続きで、やっと懲りて慣れて来たところだったのに・・・。これじゃあ、また世界の嗤い者になる。マネーサプライ理論の通りであれば、それをコントロールするのは中央銀行の金融政策に尽きる。

しかも、サブプライム問題の対応ではマネーサプライ論が通用しなくなっている。フリードマン理論は、インフレをマネーサプライで制御しながら、「小さな政府」「規制緩和」「民営化」を究めることだと受け止めている。'80年代からの米国(レーガン政権)や英国(サッチャー政権)が自国の経済をフリードマン理論で復活させたものだから、グローバル・スタンダードとして世界中がこぞって導入し、日本は欧米流を押しつけられてしまった。現実的に鎖国が許されない以上、それを責めるつもりはない。だが、したたかな立ち回りが必要だった。

結局、フリードマン理論を実行した20年余の成れの果ては、優勝劣敗、弱肉強食、勝者と敗者の二極化による格差拡大、貧困層の固定化だった。確かに科学技術は進歩し、IT革命が起き、マクロ的には豊かになった。一方では、マクロ経済的に成功しても、モラルの低下やテロにともなう社会不安といった、新たな安全保障のリスクを抱えて、結局はマクロ経済のリスク要因に陥っている。

「少々不便でも、皆で平穏に暮らしていた時代の方が、幸せだったのでは?」

科学技術の進歩や先鋭化する優勝劣敗の経済社会から落伍する、大多数の負け組の中には、そのようにつぶやく者がいるかも知れない。だが、フリードマン理論にとって、「進歩を規制すること」が最大の敵である。だから、勝者は敗者の愚痴に取り合わない。

いずれにせよ、フリードマン理論の成れの果てが見えて来て、フリードマンに付き合わされて庶民の誰もがクタクタに疲弊しているのが日本の現状だろう。

一方、世界的には過去に経験したスタグフレーションへの処方箋が今そのまま使えるとは思えない。資金の動きが規模もスピードも全く違うし、インフラの前提が違うからだ。世界中の中央銀行は、今こそ次世代の経済原論と金融政策を速やかに打ち立てて、協調しなくてはならないハズだ。

そういう大事な局面なのに、このままじゃ日本の中央銀行のトップは空席になる。福井総裁の頃から、この日のために、万全を期して武藤サンは世界各国の中央銀行と人間関係を築いて来たのに・・・。そういう人の人事を白紙にして、代わりになる総裁候補なんて、いるわけないじゃん?打診されて喜んで総裁になるヤツがいるなら、余程の能天気だ。マトモな神経なら辞退する。

福田サンは、日銀法をツツいて福井総裁を暫定的に延長するという策も模索しているようだ。確かに、そうするしかないと思うが、民主党は、それすら拒否ってるらしい。政局争いの下らないチキンレースに日本経済を巻き込むな!心底バカヤローだと憤る。そして、そのチキンレースに引きずり込んだ主導者が、民主党にいる旧社会党の敗残兵なら、これぞ日本の政治体制の転覆を企む社会主義者のテロリズムだ!ジョッカーやバルタン星人よりもタチが悪い。

多くの人は、日銀総裁なんて、誰にでも出来る名誉職だと思っているのかも知れない。
だが、例えばFRBでグリーンスパンが積み上げた実績は、米ドルの地位を確固たるものにしたと思う。中央銀行総裁の識見・能力、そして実績が、世界における当該国の通貨の地位を決めるのではないか?基軸通貨の地位が、そんな要因だけで決まるものじゃないのは解っているが、少なからぬ影響があるのは確かだ。

ポスト・フリードマン理論を提唱し、世界中の中央銀行と蔵相をリードしてサブプライム問題に解決の道筋をつけ、その結果として、世界経済に対する発言力と円の地位を向上させる。それが国益を担う次の日銀総裁の本質的な使命だ。日銀が、インフレ・アレルギーと中央銀行としての体裁ばかり気にして、目先の利上げ時期を議論しているのであれば、それは枝葉末節なテーマだ。

状況は切羽詰っている。ウダウダやってる場合じゃない。せめて世論調査くらいピリっとした数字になればいいのに・・・。メディアに扇動され政治屋の甘言に右往左往していたら、日本経済と日本の国際的地位がさらに低下して、結局は我々の首がもっと絞まるだけだ。

そうなった時の責任は、その時に居合わせた為政者ではなく、我々国民にあるのだ。すなわち、先の参院選で衆愚政治の「ねじれ国会」を好んで招いた、日本国民の軽薄な判断にあるのだ。


与党、新候補を民主に打診 日銀総裁、民主は「拒否」 [ 03月17日 11時02分 ] 共同通信

 自民党は17日朝、日銀総裁人事をめぐり、武藤敏郎副総裁(64)の昇格案に代わる新たな人事案を民主党側に打診した。民主党幹部が明らかにした。新たな候補の名前は明かさず「わたしは断った」と述べた。政府は17日中に国会に提示し、福井俊彦総裁の任期満了日の19日中に決着させたい考えだが、民主党が正式に拒否した場合、政府は案の練り直しを迫られ、日銀総裁が「空席」となるのは避けられない。


内閣不支持、初めて50%超す 共同通信世論調査 [ 03月16日 18時22分 ] 共同通信

 共同通信社が15、16両日に実施した全国電話世論調査で、福田内閣の支持率は33・4%と2月の前回調査から2・2ポイント下落、政権を発足させて以来最低になった。「不支持」は前回より6・1ポイント上昇して50・6%となり、初めて半数を超えた。政府が次期日銀総裁人事では「妥当だ」「妥当でない」が40%前後でほぼ拮抗したが、任期切れ後の空席を避けるべきだとの回答は61・5%だった。


<日銀人事>武藤氏再提示を断念 首相、17日に新人事案 [ 03月17日 02時34分 ]

 福田康夫首相は16日、19日に任期が切れる日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事について、武藤敏郎副総裁の総裁昇格を断念する意向を固め、与野党に伝えた。武藤氏再提示では民主党の同意が得られる見込みがなく、「総裁空席」の事態を招きかねないと、人事案の差し替えを決断した。政府は17日、伊藤隆敏東京大大学院教授に代わる副総裁候補と併せ、新たな正副総裁2人の人事案を国会に提示する。
 首相は16日夜、首相公邸に額賀福志郎財務相を呼び、日銀人事での対応を協議した。また、自民党の大島理森国対委員長は同日、民主党の山岡賢次国対委員長に電話で「福田首相はきょうになって、武藤氏の昇格をあきらめた。17日朝に対応を相談させてほしい」と要請。山岡氏は「検討して返事する」と答えた。町村信孝官房長官も民主党の西岡武夫参院議院運営委員長に電話し「17日に提示する」と伝えた。
 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は16日、民放の報道番組で、新たな総裁候補として財務省出身の黒田東彦(はるひこ)元財務官(アジア開発銀行総裁)や渡辺博史前財務官(国際金融情報センター顧問)の適否を問われ、「(元事務次官の武藤氏より)財務官(経験者)の方が世界が広い。国際金融に詳しいのは間違いない」と述べ、政府が両氏を提示した場合には容認する姿勢を示した。
 また、同党の菅直人代表代行は同日、別の民放番組で、政府・与党内で「総裁空席」回避のため新総裁が決まるまで福井氏の任期を延長する案が出ていることについて、「日銀法を改正し、19日に任期が切れる人に延長してもらうのは日程的に無理ではないか。そういうやり方そのものが非常に不安定だ」と批判した。【中田卓二】


<暫定税率法案>廃止受け入れられない 谷垣政調会長 [ 03月15日 18時33分 ]

 自民党の谷垣禎一政調会長は15日、大分市で講演し、31日に期限が切れる揮発油税の暫定税率の維持を盛り込んだ租税特別措置法改正案などの修正に関連して「4月1日にマーケットを大混乱させることは絶対できない。国・地方の予算の組み直しもするわけにはいかない」と述べ、民主党が求める暫定税率廃止は受け入れられないとの考えを強調した。
 そのうえで「国民生活の混乱回避を第一に考えるならば、接点が見つけられないわけではない」と語り、民主党に譲歩を促した。
 また、町村信孝官房長官は東京都日野市での講演で「(修正の)与党案を来週中に作り、民主党に提示する。年度末にしっかりした(合意)案を作り、国民の理解を得たい」と語った。【竹島一登】


<円高>12年7カ月ぶり95円台 株は1万2千円割れ [ 03月17日 09時38分 ]

 週明け17日の東京市場は、米国の信用不安の拡大を背景に、円高ドル安、株安に拍車がかかった。東京外国為替市場ではドル売りが一段と加速し、円相場は一時、前週末午後5時比4円51銭円高・ドル安の1ドル=95円77銭まで急騰した。95円台は95年8月以来で、約12年7カ月ぶりの円高ドル安水準。午前11時現在は、同3円27銭円高・ドル安の1ドル=97円01~02銭。米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題は、前週末の米大手証券、ベア・スターンズの救済問題をきっかけに、金融市場関係者から「米金融システム全体の不安に発展した」とみなされ、ドル売りが止まらない状況になっている。
 この日の円相場は午前9時時点で同2円12銭円高・ドル安の1ドル=98円16~18銭を付けた後、金融不安の深刻化による米国景気後退懸念の広がりを背景に、投機筋などを中心にドル売りが加速した。同9時半ごろには一気に96円台を付けた後、同11時台には95円台に突入した。ドルはユーロなど他の主要通貨に対しても軒並み下落し、全面安となっている。
 一方、東京株式市場は、米国の信用不安の拡大や円高の急進を受けて、全面安の展開となった。日経平均株価は3営業日連続で下落し、一時、前週末終値比517円26銭安の1万1724円34銭まで値下がりした。取引時間中の1万2000円割れは、05年8月10日以来約2年7カ月ぶり。午前の終値は同514円61銭安の1万1726円99銭。TOPIX(東証株価指数)も下落し、午前の終値は同50.45ポイント安の1142.78。東証1部の午前の出来高は11億700万株。
 東京外国為替市場で一時1ドル=95円台と円高・ドル安が急速に進んだことから、日本企業の業績悪化につながるとの警戒感が高まり、電機や機械、自動車などの輸出関連株や、銀行など金融株に売り注文が殺到した。一時は東証1部の約9割の銘柄が値下がりした。
 先週末、米連邦準備制度理事会(FRB)は、ニューヨーク連銀を通じてベアー・スターンズへの緊急融資を実施。さらに、週明けの東京市場が開く前に、FRBが緊急の公定歩合引き下げを打ち出したほか、米金融大手のJPモルガン・チェースが経営危機のベアー・スターンズの買収を発表した。しかし、市場では「米景気の深刻さを一層際立たせた」(大手邦銀)。との見方が大勢で、米国の金融不安に対する市場の不安の緩和につながっていない。【坂本昌信、松尾良】


<東証>日経平均、1万2000円割り込む…2年7カ月ぶり [ 03月17日 09時41分 ]

 週明け17日の東京株式市場は、米国の信用不安の深刻化や円高の急進を受けて、全面安の展開となった。日経平均株価は3営業日連続で下落し、一時、前週末終値比430円56銭安の1万1811円04銭まで値下がりした。1万2000円を割り込んだのは、取引時間中としては05年8月10日以来、約2年7カ月ぶり。

by darkmind628 | 2008-03-16 20:09  

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